シワで一番人気の夕陽スポット、ファトナス島へ

こんにちわ。わらびです。

砂漠のオアシスシワ。

泥と塩で作られた旧市街や塩湖、鉱泉などが見どころの街ですが、忘れていけないのが人気の夕陽スポット「ファトナス島」。

湖に反射する美しい夕陽。きっと恋人たちが愛を語らうにはもってこいの場所に違いありません。

まあ、例の如く私は1人で行きましたがね。

この記事の情報は2023年9月時点でのものになります。

夕陽の名所ファトナス島

シワの街の西側にある「シワ湖」。そこにある半島がシワで人気の夕陽スポット「ファトナス島」。外国人には「ファンタジー・アイランド」と呼ばれています。

一体何がファンタジーなのか分からないけど、夕陽がうつる水面は非常に美しい。

水辺と夕陽の相性は非常に良く、大抵の名高い夕陽スポットは水辺にあるような気がします。まあ夕陽はどこで見ても綺麗なのでこれは気のせいかもしれません。

かつては多くの水を湛えていた美しいシワ湖も、近年ミネラルウォーター工場の建設により水が枯れつつあるそうです。

アクセス方法

シワの中心からファトナス島までは約5km。

アクセスするには街中からトゥクトゥクで行くか、街の南側の道路に出てファトナス島方面へ向かう車両を捕まえるかになります。

自分の時は、街を出たところで子供たちが運転するバイクが通りかかったので近くまで同乗させてもらい、帰りは通りかかったトゥクトゥクを捕まえました。

入場料

ファトナス島には入場料は必要ありません。

しかし、島の先にある展望スペースはカフェの敷地になっているので、入場料はかからないものの、何か飲み物をオーダーする必要があります。

メニューはフルーツジュースが主でどれも50EGP前後。

容器に不釣り合いな長いストローが付いてきます。

しかもかなり伸びるんです。

夕陽観賞へ

シワの街からファトナス島までは約5km。

スペイン巡礼では、歴史上何人が成し遂げたか分からない偉業でもないけど、とんでもない大事を達成した自分からしてみると、今さら大した距離ではないので歩いて行こうとしていたところ通りかかった子供たちが近くまで乗せていってくれました。

シワの子供たちはバイクやロバを操りナツメヤシファームのお手伝いをしているらしく、シワ滞在中には何度かお世話になりました。

しかし、10歳にも満たない子供たちがバイクの運転をしているというのが驚き。

子供たちのお陰で予想以上に早く到着。

この時点ではまだ他に観光客がおらず自分一人だけ。

レモンライムジュース+何かのハーブを頼んでしばし待機。

太陽が低くなるにつれて徐々に観光客が集まってきます。

シワにこんなに観光客がいたんだ

と少し驚くくらいには人がいる。

夏のエジプトは観光のオフシーズン。世間的には夏休みなので何やかんやで観光客はやって来るのです。

沈み行く太陽と少し騒がしくなるファトナス島。

騒がしいというよりは、誰かがキレ散らかしているのか喧嘩している様子。

声のする方に目をやると、中国人がカフェの店員に対して大声でキレている。

よくよく聞いてみると、

「私はカフェの椅子に座っていないので飲み物を頼む必要が無い!」

とか

「ここはお前らの私有地か⁉何で金を払わなければならない!」

など、飲み物を頼むように言われるも金を払いたくないのでスタッフに対してブチ切れていました。

ずっとごね続けて、最終的にスタッフも降参してました。

まあここはカフェの私有地なので何も頼まないなら出ていけよと思うのですが。

さすがは中国人。よその土地だろうと平然と侵犯する国の人は言うことが違いますな。

うるさい中国人はさておき、夕陽は良い。

思えば、今回の旅行でも幾度となく夕陽を見てきた。

いや、別にそうでもないな…

それでもやはり夕陽は良いものである。

何の脈絡もなく突然ですが、ここで今までの人生でも屈指の夕陽をご覧いただきたい。

こちらは北マケドニアのオフリド湖で5年前に撮ったもの。

こちらはいつだったか覚えていないけど、地元で適当に撮った夕焼け。

田んぼに映る岩木山が美しいですね。

いずれも水辺で取ったもの。水と夕陽の相性は非常に良いのでしょう。

さて、話をファトナス島の方に戻しましょう。

ファトナス島では湖上から船に乗って夕陽を見ることもできるらしい。

どうせカップルとかが愛を語らっているのでしょう。強がりとかではなくあまり興味は無い。

それはそうと沈め。あと水面をあまり揺らさないでほしい。

湖沿いを走り家路につく人々。

見た感じ子供だけど、シワでは子供が運転係か何かなのかな?

ほぼ自転車感覚でバイクを乗りこなすしわの子供たち。

元気に賢く育ってくれよな。

少なくとも私のようにはなってくれるなよ。

綺麗は綺麗だけど夕陽ってあっという間だし、太陽が沈んで暗くなった後の帰路は何だか物悲しい。

喪失感。

帰りはとぼとぼ歩いていいたところ、客を乗せたトゥクトゥクを何とか捕まえ街に戻りました。

降り際に、お金を払おうとするも「ついでだからいらない」と言う運転手。

うーむ、気持ちは有り難いのだがいくら感謝しても足りないので少し強引だけどお金を渡しました。

本当にシワの人たちは商売っ気が無く優しい人ばかり。

おわり

美しい夕日を眺めたところでシワ観光はお終い。

湖の枯渇やエジプト人の移住により街の雰囲気が損なわれるなど、観光地として注目を集める一方で地元の人たちには大きな影響が起きています。

素朴で優しい性格のシワの人々。そういう人たちだからこそ幸せになってほしいものです。

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