こんにちは。わらびです。
今回はヴィルーパークシャ寺院観光の続き、ヘーマクータの丘の記事になります。
それと、ハンピの人気レストランマンゴ・ツリーの衝撃の現在についてもご紹介します。
あまりにも衝撃的過ぎる結末なのでお見逃しなく!
- デリー
- アーグラ
- ジャイプル
- ダージリン・シッキム
- ハイデラバード
- ハンピ
- バダミ
- オーランガーバード
- ムンバイ
- アーメダバード
- パリタナ
- ウダイプル
- ジョードプル
- ジャイサルメール
- アムリトサル
- コルカタ
- ブッダガヤ
もくじ
奇景ヘーマクータの丘
「ヘーマクータの丘」は、ヴィルーパークシャ寺院の南側に広がる岩石でできたなだらかな丘です。広大な敷地内に巨大な岩石が転がり点在する人工建造物、ハンピの中でも特に奇妙な光景が広がるエリアです。
ハンピバザールから歩いて5分ほどでアクセスでき、入場料は無料です。
個人的にはこのヘーマクータの丘の方がヴィルーパークシャ寺院よりも見応えがあると思います。
身を隠す場所がほとんどないので日中はしっかりとした対策をしていかないと大変なことになります。
ここは人気の夕陽スポットなので日が傾いてから訪れるのが無難かと思います。
ヘーマクータの丘観光開始
ヴィルーパークシャ寺院とヘーマクータの丘の位置関係はこんな感じ、すぐ真横にあり歩いて1,2分。一瞬で到着します。
広大な丘の上には巨岩と大小さまざまな遺跡がいくつもあるので、効率よく見て周りたいという方はガイドが必須。
大麻おじさん再び
丘に向かって歩いていると入り口付近でインド人2人に絡まれる。
なんだこいつら?と思ったら大麻おじさんでした。しかも今度は2人、大麻おじさん’sです。
どうやら、ハンピには複数の大麻おじさんが生息しそれぞれテリトリーを持っているらしい。
相手が何人いようが関係ありません、当然ここでもプッチンブチ切れです。
まあ、実際そこまでキレている訳ではありませんが語気強めにして怒鳴りつけています。「大麻嫌い!あっち行け!」みたいな感じで。
大抵こうするとどんな奴でもおとなし引き下がります。ぼったくりタクシーなどにもかなり有効なのでお試しあれ。突然激高して怒鳴りつけてくる人なんて相手にしたくないでしょうし。
気を取り直して観光再開。
ヘーマクータの丘の見どころ
ヘーマクータの丘の見どころを紹介していきたいところですが、名前も分からないような小さな遺跡がたくさん。ガイドを雇えば主要な遺跡を効率的に案内してくれます。
一応入り口付近にはハンピ全体の地図があり、ヘーマクータの丘内の主要な遺跡も載っています。
ただこの地図、非常に見にくい上に英語で書かれていないので全く参考になりません。
ここでの観光ではとりあえず目に付いた遺跡を手当たり次第に見て周るという感じ、ここでは私が印象に残った場所を紹介していきます。
まず、遺跡に入ってすぐに目に付いたこの名もなき遺跡。
まあ、おそらく名前はあります。
丘の上からはヴィルーパークシャ寺院とそのはるか向こうに広がる岩山が綺麗に見渡せます。
ところどころ大き目の遺跡もありますが説明案内も無いので何なのか分からない…
まったく人がいませんね。
ハンピにはそれなりに観光客が訪れますが、あまりにも敷地が広すぎるのでほとんど込み合わないようです。
インドはどこに行っても人混みだらけですが、喧騒から離れたこの独特の雰囲気が受け、特に欧米人から人気みたいです。
ガネーシャ像。
池?汚い水たまりのできた遺跡。
団体の観光客のガイドさんも何か説明していたので有名な遺跡なのでしょう。
ハンピで有名なガネーシャ像
名前は忘れてしまいましたが大きめの寺院の遺跡、ギリシャのパルテノン神殿を思わせるような見た目をしていますがここではあるものが有名です。
その有名なものがこのガネーシャ像、ハンピにはいくつかガネーシャ像が残されていますが、ここのが特に有名なそうです。
ヘーマクータの丘でここのガネーシャ像を探しているインド人にも出会いました。
彼らはこの像をしっかりと見つけることが出来たのでしょうか?
名もなき巨石たち
ヘーマクータの丘の見どころと言えば名もなき遺跡たちともう一つ、巨大な岩。
広い丘の上に巨大な岩が転がる光景は異質です。
中には遺跡よりも大きい岩もあります。
斜面に転がる巨大な岩。
ハンピの位置するデカン高原は大昔の火山活動でできたらしく、これは地球上でもっとも大きな火山活動の跡なんだそう。
とりあえず、転がってきたら面白そう。
ヘーマクータの丘では2時間ほど歩いて観光していましたが正直これが失敗でした。
朝は10℃くらいまで気温が下がっていたので余裕ぶっこいていましたが、日差しが強い、痛い。
特に首回りが酷いことになりました。
ヘーマクータの丘から見る夕陽
ヘーマクータの丘は遺跡以外にも夕陽スポットとしても有名です。
赤く染まるハンピの地が美しい。
夕暮れ時になると西側に面した崖に多くの観光客が集まります。
カップルでしょうか?
綺麗な夕陽を見ながら愛を語らっているのでしょう。
まあ、私は全然羨ましくないし、むしろこういう景色は1人で見たほうが雑念とかなく人の意見に左右されず自分独自の感想を持てるし、そもそも1人の方が気楽だし…
いや、こう言ってしまうと言い訳がましく聞こえますが別に全然本心です。
そもそも大前提として羨ましいとかそういう気持ち全然湧いてきません。ここで述べてる羨ましいというのは、あくまで一般論的なもので、全員が全員その一般論の枠組みに収まるものではありませんよね?例に漏れず私もその内の一人なわけなんです。
社会で生きていくためには他者と調和することが何より重要、大衆の中で突出したはみ出し者にならないためにも、物事を俯瞰で眺めあくまでも一般的な感性に寄り添い物事を述べるようにしているのでこのような誤解が起きてしまうのです。
まあ別に、私がカップルを羨ましがっている寂しい人間と誤解されたままでも良いんですが、誤解を解く努力というのは相互理解のために必要不可欠なわけで、その努力を怠るというのは嘘を付いているのも同義、両人に取って修正不可能な不和を生み出してしまいます。清廉潔白で崇高な志を持っている私からすると他人に誤解されたままというのはどうしても納得できないので話が大きく脱線しこのような顛末になりました。
長々と書き連ねましたが、要約すると1人は寂しいよねってお話。
ハンピの名店マンゴ・ツリーの現在
ハンピバザールで有名なレストラン「マンゴ・ツリー」
味は普通だが、多くの旅行者たちから愛されるハンピの名店です。
ガイドブックにも載っていて、レビューにも日本人の書き込みも多くみられるこのお店、せっかくハンピに来たのだから足を運んでみたのですが…
Googleマップを頼りにやって来たは良いが何もない。
おかしいな、マップの場所が間違っているのかな?
それとも、政府により強制的に壊されてしまったのでしょうか?
とりあえず近くにいたインド人に「マンゴ・ツリーってここだよね?」と聞いてみたところ「火事でなくなったよ」と思いがけない返答。
マジかよ…
正確な時期は分からないものの、私が来るほんの1,2ヶ月前のことみたいで、2軒隣の建物が燃えてそれが燃え移ってしまったらしいです。
コロナの影響でもなく政府による立ち退きでもない、恐らく今までも幾度となく苦難を乗り越えてきたであろうマンゴ・ツリー。
その最後は火事で焼失という衝撃的な結末を迎えました。