【北朝鮮が目の前に…】韓国DMZツアーの見どころを紹介!

こんにちわ。わらびです。

皆さん、北朝鮮に行ってみたいとは思いません?

金一族、独裁、核兵器、弾道ミサイル…

そうですね。まったく良いイメージなんてないので行きたいなんて人はあまりいないと思いますが、しょっちゅうニュースで名前を聞くので気にはなる人も多いことでしょう。

そして、実は北朝鮮に簡単に近づく方法というのもありまして…

それが今回紹介する、ソウルから日帰りで行くDMZツアー!

このツアーの見どころ
  • 日本語ガイドの分かり易い解説で南北情勢の興味深い話を聞ける
  • ニュースでよく聞く38度線に足を踏み入れる
  • 北朝鮮が掘り進めた地下トンネルに入れる
  • 北朝鮮の開城市をその目で観察できる

この記事は2024年9月の情報に基づき作成されています。

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韓国のDMZツアー

北朝鮮」という誰もが知る国。

金一族による恐怖の独裁体制や核兵器の保有など、悪い意味で世界から注目を集めるものの、閉鎖的でその内情というのは詳しく分からない。

観光で訪れるのも不可能ではないけど何かと敷居が高い。海外旅行によく行く人でも、よほどの物好きでもない限り行くことは無いでしょう。

しかしこのDMZツアーでは、無論北朝鮮に足を踏み入れることはできないが、非武装地帯にある侵攻用のトンネルに入り、展望台から北朝鮮の都市を眺めたりと、未知の国を身近に感じることのできる貴重な体験に観光客も興味津々。

緊張感漂う両国の情勢とは裏腹に、実は韓国では人気のツアーなのである。

DMZとは?

DMZとは、「DeMilitarized Zone」の略。
日本語では「非武装地帯」とも呼ばれ、ここでは韓国と北朝鮮の軍事境界線のこと。いわゆる「38度線」という聞き馴染みのある言葉も概ねこのことを指し、南北分断の象徴となっている。
仲の悪い両国が直接国境を接してしまうと、ほんの些細なきっかけでも、大規模な衝突に発展する可能性もあるため、戦争を回避するために設けられた緩衝地帯。
1953年に朝鮮戦争休戦協定が発効された時点での休戦ラインから、南北に2kmずつ設けらた両国の軍事活動が禁止されたエリアで、韓国側のDMZは国連軍の管轄下にあります。

ツアーの参加方法

さて、DMZツアーへの参加方法についてですが、殆どの方は旅行予約サイト経由で申し込んでいます。

KlookKKdayでは日本語ガイドのツアーも取り扱っているので、これらからの予約をおすすめ!

パスポートは必須

ツアーで行くことになるDMZ(非武装地帯)は、民間人の出入りが制限されているエリア。

入域する際にパスポートのチェックがあるので、ツアー当日はパスポートを忘れないように。

内容は変わる可能性も

朝鮮戦争は、現在あくまでも休戦中というだけで未だ終わってはいません。

DMZツアーの内容も南北の情勢によって常に変わってきます。

私がツアーに参加した2024年9月時点では、北朝鮮側からの汚物入り風船の飛来を受け、安全確保のため新羅山展望台は屋上への立ち入りは禁止となり、屋内のみの解放となっていました。

また、以前はツアーに含まれていた板門店に関しても、北朝鮮による南北共同連絡事務所の爆破や米兵の無断越境の影響でツアー内容からは除外され、再開の目処はたっていません。

ツアーの内容と料金

DMZツアーで一番オーソドックスなのは以下の4ヶ所を半日で巡るコース。

  • 臨津閣平和公園
    • 自由の橋望拝壇など
  • 第3侵攻トンネル
  • 都羅展望台
  • 統一村

上記の内容(ピックアップサービス込み)でツアー料金は7,700円。

14:00くらいにソウル帰着なので、そこから市内観光もできちゃいますよ。

ツアーの様子を紹介

ツアーの出発場所はソウル市内の主要駅、明洞駅や弘大駅などになります。

ホテルへのピックアップサービスもあるのでこれを利用するのが無難でしょう。この日は朝から土砂降りだったので助かりました。

どうでもいいけど、KKdayでツアーに申し込んだのですが、何故か乗るのはKlookのツアーバス。

内容は変わらないので本当にどうでもいいんですけど。

ピックアップもスムーズに完了しソウルを出発。

私が参加したのは日本語ガイドのツアーだったのでもちろん参加者は全員日本人。確か15人くらい。

ガイドさんの流暢な日本語で、DMZの管理体制や脱北事情、徴兵事情など、意外と知られていない面白い裏話を聞きながら1時間かけて目的地へと向かいます。

実に興味深いお話ばかりでしたが、中でも、南北統一に対する世代ごとの考えというのが特に印象深かったのでちょっとご紹介。

まず、朝鮮戦争を経験した世代の年配の方々は、統一に対して最も積極的。
生きているうちに離れ離れになった家族と再会し、故郷へ帰りたい。民族の再統一を悲願とし、もっとも強く願っているそうです。

次に、40、50代では南北交流を経験してきたということもあって、北朝鮮の窮状に同情し、元は同じ国の民族なんだから何とか助けてあげたい…と、統一に関しては前向き。
だけど、仮に南北統一となったとして、金銭的負担はお金を多く持っている韓国側が大きくなるのは必然。自分たちだけが一方的に損をこうむるのは嫌なので、そこを何とかしないと合併には賛同できないらしい。

最後に、若い世代ではもはや統一に関しては無関心というのが多数派。
南北分断から半世紀以上も経過し、北朝鮮には友人も家族もいない。統一の必要性を感じることなく、元の出自どうのこうのではなく北朝鮮は別の国として考えているそうだ。

もし南北統一をするとしたら、合併に前向きな世代の影響力が最も大きい今が最後のチャンスなんだそうです。

臨津閣平和公園

ツアーは「臨津閣(イムジンガク)平和公園」から始まります。

まだここはDMZの外にあるため、一般人でも手続きなしに来れる場所。

ガイドさんがDMZへの入場チケットを購入する間、少しの自由時間があるので、この時に朝食やトイレを済ましておきましょう。

もともとここは、南北分断によって北朝鮮へと戻れなくなった離散家族が、離れ離れになった家族や祖国を想い眺めるために作られた公園。

離散家族の高齢化により訪問者が少なくなってきたので、政府の意向によって観光地化され、今のようにツアー客で賑わうようになりました。

この公園の代名詞ともいえる一般区域と民間人統制区域を往来するゴンドラ。

「平和のゴンドラ」と呼ばれていますが、鉄条網の先には軍事施設があったりと色々物騒なエリア。そもそも北朝鮮に近づく訳だから、平和とは無縁である。

休戦協定後に捕虜の受け渡しに使われた木造橋のレプリカ。現在は老朽化により立ち入り禁止。

12,773人の捕虜がこの橋を渡り韓国に帰還したことから「自由の橋」という名前が付きました。

望拝壇(マンベダン)」。

北朝鮮に帰れない失郷民が祭祀を行うための場所。左右に並ぶ石碑には北朝鮮の名勝が掘られています。

離散家族、失郷民の高齢化により、ここで祭祀を行う人は少なくなったそうです。

韓国のテレビ史に残る「離散家族をさがします」。その番組のテーマソングの歌詞が書かれた石碑。

この番組、当初の予定よりも遥かに長く放送されることとなり、138日続けトータルで450時間ほど生放送され、約10,000人が再会できたそうです。

戸籍管理もしっかりと行われていなかった時代。南北分断と戦争により離散家族になったかと思いきや、その後も同じ韓国内で生活していたという人も案外多かったらしい。

韓国軍が利用していた物資輸送用の列車。

車体は激しく損傷し穴だらけ。さぞ激しい戦闘が繰り広げられた…

という訳ではなく、ただ単に故障してしまい修復する時間もなかったので、敵に利用されないよう韓国軍の兵士により破壊処理されました。

この見覚えのあるマーク。

そうです。この列車は三菱製なのである。

日本人であれば知っている方も多いと思います。慰安婦像。

近年では、ドイツのベルリンで撤去されたり、ジョニー・ソマリの迷惑動画で世界的知名度が上がったこちらの像。

何故かここには二つあるのですが、理由としては片方は韓国のもの。もう片方は北朝鮮側の慰安婦像らしく、南北分断を表現しているそう。

片方が空席なのにも諸説あり、ガイドさん曰く、本来空席にいるのは分断された北朝鮮側の慰安婦だそうで、南北統一後にもう片方の椅子が埋まるそうです。

移動中のみどころ

臨津閣の次は第3侵攻トンネル、非武装地帯DMZの中へと向かいます。

その道中でも面白い見どころがいくつかあるのでご紹介。

まずは統一大橋へと差し掛かります。

この橋を建設したのが現代グループの創始者であるチョン・ジュヨン氏。

彼は北朝鮮側の出身で、家から牛を1頭盗んで韓国へやってきたものの、南北分断により戻れなくなってしまいました。

韓国で大成功を収めた後も、牛を盗み家族に迷惑をかけた後ろめたさが心残りだったらしく、橋が完成した際には牛1,000頭をトラックに積み込み北朝鮮に返しに行ったそうです。

こちら、統一大橋にある1週間後に活躍するバリケード。

100日後に死ぬ、ならまだしも1週間後に活躍とは何ぞや?

と思うことでしょう。

私がツアーに参加した1週間後、バスを盗んだ脱北者が北朝鮮に戻るため強行突破を試みるも、バリケードに阻まれ捕まるという事件が起きました。

この事件のように、稀に北朝鮮へ亡命する人もいるので、韓国人の場合は親族と一緒にDMZツアーに参加することはできないんだそう。

南北交流があった時代、北朝鮮の金剛山へ旅行するために開通された高速道路の料金所。

短いながらもそんな時代があったらしいですが、韓国人観光客が北朝鮮の兵士に銃殺されるという事件も起きました。

画像がブレブレで申し訳ないんですけど、有刺鉄線と赤い三角の注意表示。

車道のすぐ外は地雷原となっています。

DMZ内には唯一ある村を除けば人が住んでおらず、このように未だ沢山の地雷が残されたまま。

第3侵攻トンネル

さあ、いよいよやってまいりました第3侵攻トンネル!

この第3侵攻トンネルというのは、北朝鮮により掘られた韓国への侵攻用軍事トンネルの一つで、1978年に発見されました。

首都ソウルからの距離は52kmで、現在までに発見されている4つのトンネルの中では最も近く、地下73m、延長1.6km、幅・高さともに兵士が装備を持ったまま移動できる規模。1時間に3万人の兵士が通過可能らしい。

地下とはいえ、軍事境界線までの距離は170m、ツアー内では物理的に最も北朝鮮に接近できる場所となっています。

とりあえず、トンネルに入る前に資料館などを見ていきます。

DMZのオブジェクト。

あまりにも分かり易くここがDMZということを示している故か、人気の記念撮影スポットとなっております。

ここから北朝鮮との軍事境界線までわずか1km弱。観光客が笑顔で写真を撮る姿がここにはあった。

トンネル内の写真は取れませんが、隣の資料館には建設中のトンネルを再現した模型があります。

実際にはこれよりもっと狭く閉塞的です。

侵攻用トンネルは脱北者からの証言により明らかになったもので、今まで発見されているのは全部で4つ。

しかし、建設に携わっていた脱北者によると、まだまだ未発見のトンネルがたくさんあるということらしい。

それって結構まずい状態なんじゃないの?

とも思ったが、韓国政府もこれに関しては特に重要視していないらしい。

何故なら、北朝鮮が核開発に成功した今では戦争もボタン一つで片が付く状態。トンネルの戦術的価値はなくなってしまったため、これ以上の調査はあまりする意味がないんだそうです。

ちなみにこれらのトンネルが発見された際には「韓国側が掘った」、「石炭の採掘用に掘っていた」など言い訳をしていたようだけど、ダイナマイトの差し込み穴の向き、この地域に石炭が埋蔵されていないことから侵攻用に掘られたことはすぐ露呈したみたいです。

トンネルの中へ

資料館の見学も終わりいよいよトンネルの中へ。

トンネル内は軍事施設なので撮影禁止。入場前に持ち物はすべてロッカーに預け入れ、ヘルメットをかぶりいざ内部へ。

入口から行き止まりまでは265mと普通に歩いたら5分もかからなそうな道のり。

だがいかんせん地下70mまでの勾配に加え、天井も低いので軽くかがみながら歩かなければならず、想像以上に体力を使うことになります。

2mに満たない私の身長でも普通に歩くと天井に頭をぶつけてしまいます。

なるほど、それを見越したヘルメットなのね。私のは大して守る価値のない頭なんですけどね。

時折、ガツっと天井に頭をぶつけながら下る。

場所的な緊張感、疲れのせい、その閉鎖的環境で声が響くからなのか?

いずれにせよ進むにつれてツアー客の話し声は徐々に小さく、口数も減ってゆく。

ガイドさんの気遣う声を除けば聞こえるのはそれぞれの足音と荒い息くらい。

そんな中、体感では1km以上あったようにも感じたトンネルはいよいよ行き止まりへ。

そこから軍事境界線までの距離は170m。

トンネルの行き止まりはコンクリート壁で封鎖され、そこに小さな小窓があり先を覗くことができるようになっていました。

もしかしたら北朝鮮が見えるのでは?

という淡い期待とは裏腹に、その先にあった光景は意外や意外。

なんと、地下にもかかわらずジャングルのような光景が広がっていました。

何じゃこれ?

とも思ったが、どうやら結露による水分と照明の光により植物が生い茂っているみたい。

太陽光が無くても植物ってこんなに育つんだな…、と文章だけでは伝わらないと思うので、気になった人は直接足を運んで確認していただきたい。

さて、来るときは下ってきたのだから今度は同じ道を上らなければなりません。

私は並外れた体力を有しているので帰りも問題はありませんけど他の方々はかなりしんどそうでした。

都羅展望台

地下トンネルの次は皆さんお待ちかねの「都羅(トラ)展望台」。

展望台といえば綺麗な夜景や絶景を見るためのロマンチックな施設。

ところがどっこい。ここから見えるのは北朝鮮の地方都市。

ちなみに、一時期話題になった北朝鮮の汚物入り風船。

私が訪問した時点では、またいつ飛んでくるかわからないので、屋上への立ち入りは禁止されていました。

韓国ではこの汚物入り風船に対して、韓流ドラマを入れたUSB、1USD、頭痛薬を入れた風船を飛ばすという対応措置を取りました。

USBにはドラマの最終話は入っておらず、いつか韓国にやって来て見てほしいという願いが込められている…

しかし、北朝鮮で韓流ドラマを見るのはリスクが高く、視聴だけでも重労働などの厳罰対象、流通させた場合は処刑される。

とんでもない話である。

さて、まず手前に見えるは韓国の国旗。

そしてその奥には…

はい、北朝鮮の国旗です。

この国旗、韓国側の国旗掲揚に対抗する形で作られたそうです。

それにしても、こうして大地から物理的に突き立っている国旗を見ると、改めて向こうが北朝鮮なんだなという実感が湧いてきますね。

2000年代のはじめに韓国の支援によって作られた工業地帯。

技術と資本は韓国側の企業が提供し、従業員のほとんどが北朝鮮人でした。

少しでも北朝鮮の人たちの暮らしを良くしようという願いとは裏腹に、従業員に支払われた賃金は軍事開発に流用されていました。

皮肉なことに、韓国が支払ったお金が、自らの脅威となる核兵器や弾道ミサイルの資金源にもなっていたんです。

奥に見える開城市では高層マンションも何棟か見える。

一般的には階層が高くなるほど値段も高くなりますが、北朝鮮ではエレベーターがない、あったところで電気が来ず動かせないため低層ほど値段が高くなるそうです。

北朝鮮の哨戒塔。毎日ではないけど兵士がいる日もあるらしい。

今日はいるのだろうか?

時折、農作業をする北朝鮮の人も見えるそうだが、この日は確認できませんでした。

いや、いたのかもしれないけどカメラの性能の限界で確認できず。

工業地帯に高層ビル、住宅。

こうしてみると、北朝鮮って思ったよりも普通の国なんじゃないの?

となるだろうが、ここから見える姿は北朝鮮の実像とは大きくかけ離れたもの。

平壌などと同じく、「我が国はこんなに発展しているんだぞ」と外部にアピールするために、ある程度見栄えを整えられたプロパガンダ用の都市なんだそう。

ここからでは北の悲惨な姿というのは分からないのである。

展望台からでは見える範囲も限られ、国民の悲惨な生活というのも垣間見えてはきませんが、眼前に北朝鮮が広がっているというのはなんだか感動しちゃいますね。

珍しいものなど一つもないありふれた光景。

しかし、そこが北朝鮮というだけで忘れがたい思い出となるのです。

統一村

ツアーの最後に軽く立ち寄るのがDMZの南側、民間人出入統制区域と呼ばれる区域内にある「統一村」。

北朝鮮までわずか数km、それに加え夜間の外出制限もあるためここに住むにはいろいろ不便らしい。

しかし政府としても、この肥沃な土地を放置しておくのはもったいないそうで、補助金と納税、兵役の免除という特権を与えることで住民の定住を促しています。

おかげで統一村の平均収入は韓国平均の倍以上もあるんだそうです。

高給に加え特権も付いてくる。

そんなことであれば移住希望者がわんさか来るのではないかとも思ったが、実際にここに住めるのは、先祖の代から住んでいる子孫など条件を満たした者だけ。

ここではガイドさんおすすめの白豆を使ったアイスクリームを購入。

豆から作られているので味は薄いきな粉のようでした。

とまあ、アイスを食べてDMZツアーはおしまいとなります。

おわり

侵攻トンネルと展望台。物理的な接近と視覚による観察。

直接足を踏み入れるのを除いて、ここまで北朝鮮を身近に感じることができるのはDMZツアーくらいではないでしょうか?

近年緊張感が増す南北情勢。

その影響を受けるこのDMZツアーもいつ中止されるかもわからないので、行ってみたいとそう迷っている方は、後で後悔しないためにもなるべく早めに訪れることを推奨します。

韓国なんて週末でもチャチャっと行けちゃいますしね。

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