こんばんは。わらびです。
近頃急に暑くなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
いくら保存が効くといえ、サラミを何日もカバンに入れっぱなしにしておくには少々不安が残る季節になりました。
それでは本題へ行きましょう。
今回紹介するのは、アーメダバードにある階段井戸のひとつ「アダラジ・ヴァヴ」について。
外国人観光客では基本的に使えないローカルバスを使ったアクセス方法も紹介するのでお見逃しなく!
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もくじ
アダラジ・ヴァヴの階段井戸
「アダラジ・ヴァヴ」は、アーメダバードの北20kmにあり、1498年にこの地を支配していたバーゲラー朝の王妃「ルダ」によって作られました。
階段井戸があるのは今でこそ小さい村ですが、かつては巨大な階段井戸を作るだけの資源も人材もあったようです。
郊外にあり、基本的にリキシャでしか行けないという立地条件の悪さから外国人観光客が気軽に訪れるのは難しい場所。
多少高くてもリキシャをチャーターして行く価値はあります…、とその前にダメもとでローカルバスでチャレンジしてみたら…、
意外や意外。何やかんやで行けました。
主に水が貴重だった西インドの酷暑地帯に作られた貯水池の一種。井戸内は涼しいため、夏季は王宮の避暑地としても利用されていました。もとは単なる貯水池でしたが、そこに宗教性や政治が関り、権力を誇示するために大きく複雑な彫刻が施された階段井戸が作られるようになりました。
アクセス方法・入場料
アダラジ・ヴァヴは街の中心から20kmほど離れています。
アクセス方法はリキシャをチャーターするか路線バスになりますが、アーメダバードの路線バスはある事情から外国人観光客は基本的に使用不可なのでリキシャ一択になるかと思います。
リキシャをチャーターする場合の相場は6~700ルピーくらい。
ローカルバスはあくまで「基本的に使用不可」で「禁止」はされていません。
ローカルバスでのアクセス方法
上の方で「リキシャ一択」とか言っておきながら、実は路線バスでアダラジ・ヴァヴにアクセスする方法もあります。
裏技的方法で、おそらくこのブログ以外では手に入れることのできない情報です。
アーメダバードでは、市内を走る路線バスは専用のプラットフォーム内で乗り降りしますが、この改札内に入るにはPaytmというインド独自の決済アプリが必要。
このPaytmは基本的にインドで発行されたクレジットカードしか引き落とし先に登録できないので、外国人観光客はアフマダーバードの路線バスを原則使用不可というのが現状です。
ですが、できる男のわらび氏は意外な抜け道を見つけてしまいました。
アーメダバードメトロのレッドライン「Ranip」駅のすぐ前にある「D mart」というショッピングモール。
ここでは何故か専用のプラットフォームではなく、モール前の路上に停車するので、Paytmを使えない人でも問題なく乗車ができます。
停留所も何もありませんが、人が並んでいるので分かるかと思います。
乗るバスの番号は「4D」です。
バス専用のプラットフォームがあるのは街の中心部のみ、アダラジヴァヴは郊外にあるので降車に関しては問題なく行えます。
降りるバス停は「Adalaj S.T. Stand」で、ここから10分ほど歩くと階段井戸に着きます。
本当になんとなく勘でこのバスの停留所に行ってみましたが、見事にここだけ例外的にプラットフォームに停まらないバス停でした。
何なんでしょうねこの勘の良さは?
もしかしてロト6当てれるんじゃない?
バスの料金に関しては、運転手に直接支払おうとしたところ断られました。帰りも同じく断られ、近くのバスの停留所まで行きスタッフに交渉し払おうとしましたが結局断られました。
まあ、この方法は裏技とか抜け道みたいな感じであまり良くない事なので、どうにかして払えるのであれば払ったほうが良いと思います。
入場料
さあこのアダラジヴァヴ、インドの最新版の地球の歩き方には無料と書かれていましたが、2023年1月時点では300ルピーの入場料が必要になっていました。
少し前までは無料で入ることが出来たようです。
アダラジ・ヴァヴの見どころ
ここもダーダ・ハリと同じく保存状態が良好で、作られた当時から変わらない姿を見ることが出来ます……が!
いかんせん観光客が多い、それもほとんどがインド人観光客。
ルール無視して立ち入り禁止エリアに侵入し係の人が笛をピーピー鳴らし、自撮りをせがまりたりと結構せわしない場所です。
ダーダ・ハリのように落ち着いて観光できるような場所ではありません。それでも負けじと頑張って観光してきたので見どころを紹介していきます。
規模のわりにそんなにないんですけどね。
グジャラート地方の伝統彫刻
さあ、まずは何と言っても井戸内の壁や柱に掘られた彫刻。
このように円を描くように植物の蔓を掘るのがグジャラート地方の伝統的な彫刻スタイルなのでしょう。旧市街の金曜モスクでも見たのと似た彫刻が彫られています。
イスラム建築
アダラジ・ヴァヴはダーダ・ハリの階段井戸と同じくイスラム王朝によって作られたので人や動物をモチーフにした装飾は見られません。
よく観察してみると、井戸の部分にはしっかりとイスラミックなアーチ構造があります。
階段井戸
アダラジ・ヴァヴは階段井戸と言うからにはちゃんと井戸になっています。
このようにわずかですが水が溜まっていました。
また、井戸の前には柵が設けられているので、上からいい感じに光差し込む様子を撮ろうとしても角度が足りないのでこんな感じになります。
井戸とその脇にある螺旋階段にもこのように蓋がされているのでダーダ・ハリのように自由には観光できないのが難点です。
確かに保存状態が良く規模が大きいのですが、このように観光に大きな制限がされているので、こう…なんというのでしょうね?
個人的にはダーダ・ハリの方が満足度が高かったと思います。
ガッカリと言うほどでもないけど、なんかこう…言葉にできないもどかしさ。
これがアダラジ・ヴァヴ。
まとめ方がよく分からない感じでですがこれにて終了。