こんにちわ。わらびです。
ブッダガヤから日帰りで観光できる、仏教の聖地ラージギル観光について。
八大聖地「ラージギル|王舎城」
仏教八大聖地のひとつ「ラージギル」。マガダ王国の首都ラージャグリハ(王舎城)のあった場所。
ここは、出家した釈迦が修行に入った地で、晩年も多くの説法を行ったことで有名。
釈迦が晩年に説法を行った「霊鷲山(りょうじゅせん)」、釈迦の入滅後最初の結集が行われた「サプタパルニ洞窟」、仏教では初めて作られた精舎の竹林精舎など多くの聖地があります。
ジャイナ教の開祖マハーヴィーラもこの地で修行したため、ジャイナ教の聖地でもあります。
アクセス方法
ブッダガヤからラージギルへは、ブッダガヤ→ガヤーまで乗り合いリキシャ。ガヤー→ラージギルまでバスという方法でアクセスできます。
片道4時間くらいかかるので、なるべく早く出発するようにしましょう。
①ブッダガヤ→ガヤー
ガヤーへ向かう乗り合いリキシャは、川沿いの道とサジャタ村へ続く橋のぶつかるT字路近くに多く待機しています。
②ガヤー→ラージギル
ブッダガヤからの乗り合いリキシャが到着するのは、ラージギル行きのバスが出発するバススタンドから2kmほど離れた街の中。
「Bus Stand Manpur」は、市内から橋を渡った先にあります。
ラージギル行きのバスは1時間に1本程度。
ラージギルでの到着場所は「Rajgir Bus Stand」。
そこから霊鷲山までは5km以上離れていますが、通り過ぎる際に入口で降ろしてもらうことも可能です。
- ブッダガヤ→ガヤー
- 所要時間・30分
- 料金・50Rs
- マンプール→ラージギル
- 所要時間・2〜3時間
- 料金・120Rs
ラージギル観光
ラージギルでは、到着したバススタンドから南へ向かい、サプタパルニ洞窟、霊鷲山の順に徒歩で観光していきます。
竹林精舎は時間がないのでスルー。
入場料かかるし。
サプタパルニ洞窟
バススタンドから1kmほど歩くと、サプタパルニ洞窟へ至る参道の入口に到着します。
入口には黄色い寺院がありますが、これは温泉施設。実はラージギル。インドでは珍しい温泉の湧く地なんです。
水着があれば入ることが可能。
まあ今回は入ってる時間なんてないし、インド人と同じプールには入りたくないので華麗にスルー。
山頂までは1kmほど。20分もあれば到着するかと思います。
頂上には白い寺院がありますが、サプタパルニ洞窟は、ここからさらに数百m進んだ場所。
人も殆んどやって来ない。そんな場所の岩肌にひっそりと口を開ける洞窟。
ここが、第一回目の「結集(けつじゅう)」が行われたサプタパルニ洞窟になります。
結集なんて誰も興味がないのか、こちらの洞窟までやって来る人はあまりいません。
人気の無い暗闇の中、警備員のおじさんに照らされながら奥へ奥へと進んで行きます。
暗く狭い洞窟の一番奥には、花が供えられていました。
霊鷲山
サプタパルニを後にし、次は霊鷲山へ。
徒歩だったので着いた頃にはもう閉山30分前。
登山している時間はないのでロープウェイを使って山頂に向います。
片道250Rs。
ロープウェイの到着先は、霊鷲山ではなくラトナギリ(多宝山)の山頂になります。
ここには「世界平和塔」という、日本の仏教団体が建てたストゥーパがあります。
世界の何ヶ所かに建てられているそうです。
霊鷲山があるのはラトナギリから坂を下った先。
下りなので15分ほどで着きます。
霊鷲山の一角。
釈迦が何度も説法を行ったその場所には、各国から僧侶や観光客、超人的な肉体を持つ無職などが一同に介していた。
沈みゆく夕陽を背に受ける仏陀像を向き、静かに瞑想が始まります。
今から2500年前。
この地で仏教の開祖がここにいました。
瞑想しながら悠久の歴史に思い馳せ、超歴史スペクタクル的な雰囲気でしたが、猿がやって来てそっちのほうが気になってしまいました。
別に敬虔な仏教徒でもないので瞑想とかどうでもいい。
おわり
釈迦ゆかりの聖地ラージギル。
敬虔な仏教徒の皆さんは、釈迦に思いを馳せ瞑想してくれば良いのではないでしょうか?
「結集」は、釈迦の入滅後、弟子達が集い、教えを正しく伝え統一を図り、今後の仏教をどうしていくかなどを決めた集会。
全部で4回行われたとされ、第2回目以降に上座部仏教(南伝)と大乗仏教(北伝)に分裂した。