こんにちわ、わらびです。
ルクソールからアスワンへナイル川を南下してきた古代エジプトの遺跡巡りもアブ・シンベル神殿でおしまい。
しかし、私のエジプト旅行はまだこれで終わりではありません。
次は、オフシーズンなのでダイビングはしませんが、紅海のリゾート地フルガダとダハブでたいして疲れてもいない体を休めます。
まずは、日本人にはあまり馴染みのないフルガダで潜水艦で紅海のお魚観察をします。
この記事の情報は2023年8月時点でのものになります。
- カイロ
- ルクソール
- アスワン
- ダハブ、フルガダ
- シワ
アフリカ唯一の観光用潜水艦「シンドバッド号」
エジプトのビーチリゾート「フルガダ」
日本人にはなじみのない観光地ですが、欧米人には人気の観光地となっています。
名前に関しては英語呼びの「フルガダ|ハルガダ」というのが一般的に浸透していますが、実際の発音的には「アル・グルダガ」なので、基本的にはエジプト人以外にフルガダという名称は伝わらないようです。
さてさて、ダイビングするでもないしビーチではしゃぐわけでもない。
それなのに何故フルガダにやって来たかというと、それはアフリカで唯一の観光用潜水艦に乗るため。
現在、世界約20の国に観光用潜水艦というものがあり、アフリカで唯一観光用の潜水艦があるのがこのフルガダ。
そもそも潜水艦に乗る機会というのがまず一生ないし、それが大陸で唯一ならば乗るしかありませんよね?
世間的にはタイタニックツアーの潜水艦タイタンが消息を絶ち大きな話題を呼んだ直後となる潜水艦ツアー。不安やらなんやら入り混じっているかもしれないけどそんなの関係ねえ。
せいぜい25mまでしか潜航しないので、いざとなれば自力で生還できる。
ツアー料金
- 大人50USD
- 子供25USD
※エジプトポンドは不安定な通貨なので料金はドル換算での料金になっています。
申し込み方法
申し込み方法は、出発場所となる「シンドバッドクラブホテル」からか「フルガダマリーナ」にあるオフィスから。
それ以外にもフルガダ内にある大きなホテルであれば申し込みができます。
ネット予約も可能です。
自分の場合は、ネット予約がうまくできなかったので、ハルガダマリーナから申し込みをしました。
開始時刻と所要時間
シンドバッド号は2隻あり1日に2~3本運行されています。
- 11:00
- 12:00
- 14:00
※季節によって運行数は異なる
所要時間はピックアップから沖合までの移動などを含め約3時間ほど。
ピックアップ場所
フルガダマリーナで申し込みをした場合はマリナーで集合。帰りは指定の場所まで送り届けてくれます。
ネット予約の場合は、宿泊しているホテルまでピックアップポイントの指定が可能。
出発場所はシンドバッドクラブホテルの敷地内にありますが、敷地内は非常に広く出発場所も目立たないところにあるため、ピックアップを利用しなければ辿り着くのは困難です。
予約はお早めに
シンドバッド潜水艦ツアーは非常に人気が高いアクティビティ。
オフシーズンの8月ですら、翌日の予約はすべて埋まっている状態でした。オンシーズンは遅くても3日前までは予約しておきたいところ。
潜水艦ツアーの様子
ピックアップされシンドバッドホテルに向かい、電動シャトルでビーチまで移動。
ホテルのプライベートビーチでしばらく待機していると、ボートがやって来ました。
潜水艦はビーチまで乗りつけることができないので、沖合にあるドックまでこのボートで向かうことになります。
20分ほどかけて沖合の潜水艦の待機場所まで向かいます。
潜水艦ドックに到着すると…、
おりました!
アフリカ唯一の観光用潜水艦シンドバッド号。
アフリカ唯一とか言いながら実際には2隻あるらしいので、唯一ではないのですけど。
かつて毎週横須賀までランニングしていたので、軍港に停泊していた潜水艦を良く眺めていたものです。
軍事用の潜水艦は何度も見てきましたが、観光用という平和目的の潜水艦は初めて。
上部の狭いハッチから内部へと。
これが潜水艦の内部。
当然人を乗せるだけなので、映画で見るような配管やら重厚な扉などは無い。そこにいるのは屈強な軍人ではなく女性や子供など。
平和なり。
窓は隣の人と一緒にひとつを覗く形になります。そこそこ大きいので知らない人と頬を寄せ合い覗くなんてことにはなりません。
有難いことに紅海に生息している魚の一覧表も。
この中ではナポレオンフィッシュが一番大きく見応えがありそうです。
手元にはモニターがあり、潜航して行く様子や周囲意を泳ぐダイバーも確認可能。
いよいよハッチが閉められ駆動音が鳴り響き潜航開始!
25mまでしか潜航しないので最悪事故ってもハッチさえ開けば自力で生還可能。さすがに水没するまで全員が脱出することは出来なさそうなので、持ち前の腕力で他人を押しのけてでも生き延びる、、
という心構えが必要。
海の中は視界があまり良くありません。
紅海の視界は季節によって異なるらしく、少なくとも夏の間はそこまで良くないようです。
ダイビングポイント周辺なので沈没船やらモニュメントらしきものがいくつも沈んでいます。
これが魚の住処になるんだそう。
周りに突然魚がわらわらと集まって来たではありませんか?
はてさてこれ如何に?
潜水艦の周囲に魚を集めるために、ダイバーがエサを撒いていました。
その途中で1人1人に対して窓越しにグータッチをしてくれます。
集まってきていたのは味ぐらいのサイズの魚ばかりでしたが、中には1mほどもあろうかという大きな魚も来ていました。
至近距離。
紅海で見れる大きい魚といえばナポレオンフィッシュが有名ですが、どうも違う。
なんだコイツは、食べれるのか?
どうでもいいけど、大間のマグロとかで有名な青森県という秘境で育った自分からすると、温暖な海域に生息するお魚さんたちはどうも身が締まっておらず水っぽい。
寒い海域で育ち、脂がのって身が締まったお魚さんが美味しいと感じるのである。
餌やりが終わった後のダイバーがフィンをウクレレか何かに見立てて水中を漂っている。
揺蕩うダイバーを眺めながら50分ほどで潜水艦ツアーは終了。
おわり
シンドバッド号の潜水ツアーは無事何事も無く地上に帰還。終了後は証明書を貰って陸へと戻りました。
フルガダには3日間滞在しましたが、暑すぎて潜水艦ツアー以外は何もしていませんでした。
う~む、これは止む無し…