アンベール城とジャイガル要塞観光~そしてインド人に捕まるの巻~

こんにちは。現在絶賛腸閉塞で療養中のわらびです。

でも、体を鍛えているおかげで全く辛くありません。どうやら私は強くなりすぎてしまったようです。

さあ今回は、世界遺産のラジャスタンの丘陵城塞のひとつである「アンベール城」とそれを一望できる「ジャイガル要塞」についてご紹介します。

この記事の情報は2022年12月時点でのものになります。

アンベール城とは?

アンベール城」は、ジャイプール郊外の丘の上にある巨大な城砦です。

ラジャスタン地方には異民族の侵入に備えいくつも巨大な城砦が築かれました。

中でもアンベール城は、この地を収めるラージプト族の威信をかけて建設されたため、シンプルな見た目とは裏腹に内部は非常に豪華な装飾が施された建築物であふれています。

建築が開始された16世紀にはここにアンベール王国の首都機能が置かれていました。

世界遺産「ラジャスタンの丘陵城砦群」の構成資産

入場チケットはコンポジットチケットがお得

ジャイプール観光では、主要観光地の共通入場券コンポジットチケットを買うのがおススメです。

コンポジットチケットは2日間有効で料金は1000ルピー

一括で払うと「高ぇな」となりますが、2日目はお金を払わないので何だか得した気分になります。

これ一枚で下記の8カ所に入場可能です。

  • ジャンタル・マンタル、Rs.300
  • 風の宮殿(ハワー・マハル)、Rs.200
  • アルバートホール美術館、Rs.300
  • ナルガール要塞、Rs.Rs.200
  • アンベール城、Rs.500
  • サーガスリタワー、Rs.50
  • ヴィディヤダール庭園、Rs.‐
  • シソディアラニ庭園、Rs.‐

コンポジットチケットにはシティパレスの入場料は含まれていないので注意。

ヴィディヤダールとシソディアラニには行っていないので料金は分かりませんが、それを差し引いても550ルピーがお得になります。

時間的にも2日間あれば余裕で見て周ることが出来ます。

一日目は市内にあるジャンタル・マンタルやハワー・マハルを見て周り、2日目は郊外のアンベール城とナルガール要塞に行くのが効率的です。

チケット自体はレシートみたいにぺらぺらなので失くさないように2日間丁寧に保管しましょう。

アンベール城へのアクセス方法

アンベール城はジャイプル郊外の山の上に位置します。

アクセス方法もハワ―マハル前の交差点からローカルバスが出ていて簡単にアクセス可能。

交差点前には何台かバスが停まていて、呼び込みの人が大きな声で行き先を叫んでいるのですぐ分かると思います。

私の時は近づいたら「アンベール?」みたいな感じで聞いてきたので簡単にわかりました。

料金…Rs.20
所要時間…1時間

アンベール城観光開始

ハワー・マハルからバスに乗りアンベール城の麓に到着、ここから20分ほど急な坂を登ります。

辺りにはゾウの糞がゴロゴロ転がっているので注意。

途中像とすれ違いました。

アンベール城では有名な像タクシー、麓から山頂まで1000ルピー以上。

たっけえ。

お財布が他界他界しちゃう。

さあ、巨大な城砦が近付いてきました。

時季は冬ですが、日中は20℃を超えるので急な坂道を歩いて登ると簡単に汗だくになります。

この時、汗だくでふぅふぅはぁはぁ言いながらカメラを構え写真を撮るという状況でしたが…

あれ?なんか気持ち悪いな。

城砦の前には大きな池とその中に浮かぶ庭園。

向かいの山には稜線に沿って建てられた城壁があります。まるで万里の長城のよう。

行ったことが無いので想像でしかありませんが。

まだ汗だくですが息は整ってきたので、いよいよ城内に入場です。

城内はまるで宮殿

外から見た城壁は黄色いシンプルなものでしたが、一歩足を踏み入れると綺麗な装飾が目に入ります。

多くの人で賑わうガネーシャ門。

門の名前の由来にもなっているガネーシャの装飾。

さらに進むと綺麗な中庭に出ます。

そしてその一角にあるのが

ジャイ・マンディル」、勝利の間という意味の超豪華な宮殿です。

マハラジャはここの屋上から、夜ごと開かれる宴会や庭園の景色を眺めるのが好きだったそうです。

壁や天井一面には「これでもか!」というくらいの象嵌細工と鏡細工が散りばめられています。

「美の極致」そう言ってしまっても過言ではないくらいの美しさ。とりあえず、これを作るのにいくらかかったのでしょう?

ここでは、大勢のインド人に囲まれ記念写真を頼まれました。

コロナが落ち着き再び観光客が戻ってくるようになったものの未だ東アジアからの観光客は珍しいようで大人気。何だか有名人になったような気分が味わえるので悪くない。

10分くらいずっと写真撮ってました。

宮殿の最奥部には「ザナーナ・マハル」と呼ばれるマハラジャの妻たちが暮らすハーレムがあります。

それぞれの部屋は独立した造りになっていて、マハラジャがどの部屋を訪れたのか分からないようになっています。

部屋には日光は入らず、しかし風通しは良いという実用性を備えた設計だそうです。

ここまで少し足早に見てきましたが、この後お城の裏手にあるジャイガル要塞と、更に一旦街へ戻りそこからナルガール要塞へ行くというハードスケジュール。

結構タイトなスケジュールになると分かっているのに朝早く起きれない。

実際7時くらいには起きているのですが、そこから2時間くらいダラダラして結局早起きした意味ないというクズあるある。

遊ぶ…、遊ぶ時間が足りないんだっ!

ジャイガル要塞へ

ジャイガル要塞は、アンベール城を一望できると言う言わずと知れた絶景スポット。

あまり有名ではないそうで、アンベール城に来てもこちらの方まで来る人は少ないみたいです。

ジャイガル要塞へのアクセス方法

ジャイガル要塞への行き方は、アンベール城の正門を出て道なりに坂の方へ進むだけ。

一応道案内もありますが一本道なので間違えることはありません。

所要時間は30~40分ほど。

かなり急げば20分ほどで着きますが、代償としてシャツがびしょびしょになります。

歩くのが嫌な人は、一旦道路に出てからタクシーを捕まえて行くという方法もあります。

ジャイガル要塞の入場料

ジャイガル要塞の入場料は200ルピーですが、何故かシティ・パレスの入場チケットと共通になっています。

コンポジットチケットと同じく2日間有効なので、初日はハワー・マハルジャンタル・マンタルなど市街の中心を観光し、2日目はアンベール城といった郊外に行くのが効率的です。

ジャイガル要塞の入場料が含まれているのはシティ・パレスのチケットのほうだけなので注意。

急ぎ足でジャイガル要塞観光開始!

さあ、急ぎ足で坂を駆け上がりシャツがびしょびしょですが休んでいる暇は無いのです。

幸いにもここの見どころは展望台から見下ろすアンベール城だけなのであまり時間はかかりません。

中はそこまで広くはないのですが、途中迷路のように入り組んだ場所もあって意外に時間がかかりそう。

更には自撮り大好きインド人集団にも絡まれ大幅なタイムロス。

(時間が…、時間が本当に無いんだ!頼むからほっといてくれ!)

そんな思いもむなしく次々自撮りを要求してくるインド人たち。

やはり言葉にしないと伝わらないものですね。

ただ、インド人は相手の話を聞かない人が多いので言葉にしたところで伝わりません。

インド人から逃れ、迷宮を抜け出しとうとうアンベール城を見下ろす展望台……、を見渡せる場所に到着。

普通に道を間違っていたようです。

そこから正しい道を探し10分ほど、今度こそ展望台に到着です。

迷いもがいて、やっと辿り着いたこの景色。

残念ながら目に焼き付ける間もなくすぐに立ち去らなければなりません。

この後急いで市街地まで戻り、ナルガール要塞へ行き夕陽を眺めなければならないのです。

インド人アゲイン

ジャイガル要塞からの帰路のこと。インド人3人組に絡まれる。

話を聞くとアンベール城を観光していた時に一緒に写真を撮っていたそう。たくさんのインド人に囲まれていたので正直覚えていないけど。

さあ、ここからはずっとインド人のターン!

質問攻めにあいこれからどこへ行くのか聞かれる。

正直に答えたらなんだか付いてきそうな感じがしたので適当にはぐらかすのだが、そもそもこっちの話なんか聞いてくれない。

終わった…完全にインド人に捕まりました。

その後、彼らに連れまわされ「俺たちインド人の生活を紹介するよ!」みたいになる。

普通に嫌だ…

断ったところで強制されるんですけどね。相手からしたら完全なる善意なんだろうけど有難くもないしただの迷惑。

分かり易く言えば、

「お酒あるけど飲みます?」

ではなく

「俺の酒が飲めないのか⁉」

という感じ。

昔いたなかなか帰らしてくれないヤンキーの知り合いみたいで嫌な気分。

彼らは海外の衛生事情なんて知らないから平然と自分たちと同じ尺度でものを考えコチラに強制してくるし、インド人なんて敵。嫌い。

その後、屋台でパニプリ食べたり、衛生面に不安が残るチャイ屋さんに連れていかれたり、したくもない経験をさせられる。

パニプリ大嫌いなんだよなあ…

最後に何故かタコ屋さんで記念撮影。真ん中の奴が敵です。

気の置けない友人同士で遊びに来たのに、突如日本人が混ざりだし他の2人はそこまで乗り気ではないようで少しうんざり気味でした。

もちろん私もです。

ひとりは一眼で写真を撮れて少し嬉しそうにしていました。ちょっとホッコリ。

ところで私は、週2回くらいのペースで髭を剃っています。

そして、真ん中の奴が言っていたのですが、「インドで髭を生やしていない人はゲイ」なんだそう。

君、何でそれを髭生やしてない友人の前で言っちゃうかな?

長期の旅行をしている人たちで身だしなみをきっちり整えてるのは少数派ですが、小汚いおっさんよりは小綺麗なおっさんでありたいものです。

もうじき太陽が沈もうというところで解放され、ナルガール要塞には行くことは出来ませんでした。

インドでは飲み物と食べ物、野犬に悪いインド人、それから良いインド人にも気を付けなければばりません。

インドに限らず誰も何も信用しないのが一番です。

基本情報

名称アンベール城
住所インド 〒302001 Rajasthan, Jaipur, Amer, デビジンプラ
営業時間8:00~17:30分、18:00~21:15分
料金500ルピー、コンポジットチケット1000ルピー
名称ジャイガル要塞
住所インド 〒302028 Rajasthan, Jaipur, Amer, デビジンプラ
営業時間9:00~17:00
料金200ルピー、シティパレスとの共通チケットで700ルピー

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