ライトアップが美しい、ケルマーン屈指のナイトスポット「ファタハーバード邸」

今晩は!わらびです。

今回はケルマーンにある最近話題のナイトスポット「ファタハーバード邸

「ナイトスポット」と聞くと、ちょっとエッチなお店やお酒を飲める場所を想像するかもしれませんが、なんせここは厳格なイスラム教国家イラン、そんな場所存在しやしません。

想像した人は私も含め猛省すべきかと。

イランでナイトスポットといえば基本的に夜景やキレイなライトアップ。

ケルマーンの街自体はイマイチパッとしませんでしたが、このファタハーバード邸は綺麗なライトアップが強く印象に残っています。

ケルマーンのナイトスポット「ファタハーバード邸」

軽く街を歩いただけであんまり観光していませんが、ケルマーン観光を締めくくるのは「ファタハーバード邸」。

ガージャール朝時代に建てられたケルマーンの統治者の庭園で、180年ほど前に作られましたが、一時期は完全に荒廃しきって、麻薬中毒者や凶悪犯罪者の根城となっていました。州知事によって再建が行われ今のようにキレイな姿を取り戻しましたとさ。

今でも夜になると周囲では野犬がたくさん吠えています。

夜のライトアップがとってもキレイなケルマーンのナイトスポットとして人気を博しています。

ただライトアップを眺めるのみならず、なんと誕生パーティー会場や、宿泊施設としても利用ができるそうです。まあそんなこと出来ると知ったところで私には一切関係なんですけどね。

気になる方は是非。

アクセス方法

ファタハーバード邸の場所はケルマーンから10km離れた場所にあるアフティアラーバードという街。

イランの配車アプリSnappの範囲外でバスも通っていません。アクセス方法はタクシーのみ。

相場は2時間の待機時間込みで往復10ドル。

タクシーはバザールの東西の入り口付近に多く止まっているのでそこから乗ると良いです。

入場料

ファタハーバード邸の入場料は1,500,000IRR。

0が5つも付いていますが約3ドル、当時のレート400円くらいでした。

訪問におススメの時間帯

ファタハーバード邸に訪れる最適の時間帯、それは日没後。

午前8時からオープンしていますが、何といっても最大の見どころは夜のライトアップ。これを目当てに多くの観光客が訪れるので、夜限定の生演奏パフォーマンスも行われます。

一応昼でも開いてはいますが、行っても多分つまらないかと思われます。

日没の時間を事前に調べておきましょう。

ライトアップの様子

イランのタクシーの運転手はすんごい飛ばす。

いつもちょっぴり命の危機を感じながら乗っていますが、そんなスパイシーな移動を経てやってきたファタハーバード邸。

庭に写りこむライトアップされた邸宅が美しいのですが、いかんせん水面に映るゆえに、少しでも風が吹くとぼんやりしてしまう。

ゆらゆら揺れる水面が落ち着くのを待って、まずは内部のほうか見学してみることに。

内部はいたって普通、ファタハーバード邸にまつわる歴史や主、再建の様子などのパネルが展示されていました。

何故か分からないけど建物内に木が植えられていました。もとからここに生えていたのか、移し替えたのか分かりません。

再建前もこのように内部に木が生えていたのでしょうか?

正直そこまで気にはならないのだけども謎である。

復元前、犯罪者たちの根城になっていたころはこんな感じだったそう。

今はこうなっています。

夜限定の演奏パフォーマンス。多分ケルマーンの伝統芸能とかそんなのだと思われます。

一応近くにカフェもあるのでお茶を飲みながら楽しめます。

一通り中も見回って、良い感じに風も落ち着いてきたので外へ。

見てほしいこの光景。

陰影がはっきりとしているのか、それともライトアップされることを計算されて作られれているのか、何といえばいいのか分からないけどとんでもなく綺麗。見事というほかありません。

数十年前までは犯罪者のたまり場だったとは思えないほどキレイなお庭。

無風状態でなければ見ることのできない水面に写りこむファタハーバード邸。画像のはちょっとぼやけていますが、これは少し前に子供が池でバシャバシャしていたから。

ほんのん少しそよ風でも吹くとゆらゆらとぼやけてしまいますが、遠目から見ると十分くっきりはっきり写りこんでいます。

タクシーの運転手さんは観光の待機時間に2時間くれましたが、1時間ほどで見終わりました。再び夜道をかっ飛ばすタクシーに乗り込み命の危機を感じながらスパイシーな道のりを経て帰還。

おわり

綺麗でしたね、ファタハーバード邸。これだけでもケルマーンにわざわざ来た甲斐があるというもの。

そこまで大きくないので小1時間で見てしまえますが、そうですね、もしかしたら恋人同士で愛を語り合うには2時間くらい必要なのかもしれませんね。

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