こんにちわ、わらびです。
ルクソール観光では外せない王家の谷がある西岸地区。
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船でナイル川を渡りタクシーの値段交渉もしなければならず、自力で行くとなるとちょっと面倒。
一番無難なのがホテルなどのツアーに参加することですが、少しでも安く済ませたいという方に西岸地区へのアクセス方法と値段交渉を有利に進めるコツなんかも紹介します。
- ルクソール西岸へのアクセス方法
- フェリー乗り場の場所と料金
- 王家の谷へのアクセス方法
- タクシーの値段交渉のコツ
この記事の情報は2023年8月時点でのものになります。
もくじ
ルクソール西岸への行き方

ルクソール観光では東岸地区に宿を取り、船で西岸地区に渡って王家の谷などの遺跡を観光しに行くことになります。
多くはツアーに参加し効率よく主要な見どころを観光するのが一般的。
少しでも費用を抑えたいという場合は自力で行くことになりますが、何せここはエジプトの有名観光地。タクシーやボートが外国人に対しては相場の何倍もの料金を吹っ掛けてくるのが当たり前。
ツアーに参加せず自力で行く場合はまずは船で西側まで渡り、そこから交通手段を探すことになります。
ナイル川の渡り方
ルクソール西岸地区へと渡るには船を利用しますが、それには2種類あります。
- ローカルフェリー
- 5EGP(外国人料金)
- プライベートボート
- 東岸→西岸5EGP
- 西岸→東岸20EGP
※2023年8月時点
ローカルフェリー

ルクソール市民の主な渡河方法になるのが2階建てのローカルフェリー。
公営のフェリーなのでぼったくり被害に遭う心配はほとんどありません。

乗り場はルクソール博物館の前あたりで西岸のフェリーポートに到着します。中心部から少し遠いのが難点。
ローカルフェリーの料金は以下の通り。
- 外国人/5EGP
- 地元民/2EGP
2023年にエジプト鉄道に外国人料金が導入されて以降、各交通機関で便乗するように外国人料金が適用され始めました。
このフェリーは、エジプト人の払った税金で運営されているパブリックな交通手段なので値上げされても特に文句を言えない。

チケット売り場のスタッフに賄賂代わりにナイル川の恵みである魚のフライを与えてみましたが、地元民と同じ料金で乗ることはできませんでした。

自転車も無料で乗せることができるので、東側でレンタルして西側でブイブイ乗り回すのがおすすめです。
ローカルフェリーは24時間運航され日中は30分に1本くらいのペース。
プライベートボート


ルクソール神殿近くに乗り場があり、近くを歩いていると声をかけてくるのがプライベートボートの勧誘。
しつこいことでも有名ですね。
地元の人たちと数人で乗り合いになり、本来であればローカルフェリーほど安くはありませんが、西岸に渡る場合はそのままタクシー運転手の紹介もセットになっているので、ローカルフェリーと同じ5EGPで乗れることが多いです。
紹介されたタクシーは別に利用する必要はありません。
東岸へと帰る場合はかなり吹っ掛けてくるのでロカールフェリーを使いましょう。
ローカルフェリーの乗り場が遠くて面倒なので、西岸に渡る際はプライベートボート、帰りはローカルフェリーを利用していました。
行きはよいよい帰りは怖いとはよく言ったもので、西側へアクセスする分には割と使い勝手の良い手段。
王家の谷への行き方

西岸のフェリー乗り場から王家の谷までは8kmほど。
歩いて行けない距離ではありませんけど、まずそんなことをする人はいません。真夏だと40℃を超えるのでガチヤバめ。
移動手段は以下の4つになります。
- タクシー
- トゥクトゥク
- マイクロバス
- 自転車
①タクシー
西岸地区でいくつかある交通手段の中では最もお世話になるのがタクシー。
王家の谷であれば、フェリー乗り場から往復+2時間の待機込みで200~250EGPが相場となっています。
一番値下げもしやすく使い勝手もいいのでおすすめの方法です。
タクシーを値下げするコツ
ここでほとんど知られていないルクソール西岸での上手な値下げ交渉のコツを伝授します。
ルクソール観光では、タクシーを利用して王家の谷まで行くというのは実は少数派。多くは西岸地区の見どころを効率的に周るツアーバスで観光します。
なので西岸のフェリー乗り場で観光客を待つタクシー運転手たちも必死。移動方法の無い観光客を見つけると徹底的にしつこく付きまといます。
有名観光地だけあって、最初は1,000EGPなどぼったくり価格を提示してきますが、ここで自ら値下げ交渉をしてはいけません。
全ての値下げ交渉に言えることですが、自分からではなく相手に値段を下げさせるのがコツ。
じゃあどうするの?
という話ですが方法は非常に簡単。話術もメンタリズムも必要なし。
無視するだけでいいんです。
さすがはエジプト人。
ウザい性格と言われるだけあり無視しても付きまとい諦めることを知りません。
相手は数少ない観光客に対して必死なので勝手にどんどん値下げしていきます。
あとは納得する額まで下がったらおしまい。
私は王家の谷で2時間の待機時間込みで100EGPまで値下げできましたが、ちょっと申し訳ないのでチップとして60EGP+飲み水を渡しました。
西岸地区には何度か行きましたが、この無視という方法は毎回有効でした。
「沈黙は金なり」という言葉があるように、エジプト人の国民性を利用した意外な効果抜群の値下げ方法。
是非お試しあれ。
②トゥクトゥク

タクシーと違い地元民の移動手段として用いられるので、観光客に対してはそこまで積極的に声をかけては来ません。
その分値下げ交渉も難航するので、そこまで使うメリットは無いかと思われます。
③マイクロバス

フェリーポートの近くに地元民が使うマイクロバス乗り場がありますが、こちらの交通機関も外国人料金が適用されている状態で、外国人が利用する場合はほぼ強制的に貸し切り状態にさせられます。
乗り場から王家の谷までは片道100EGPくらい。
待機もしてくれないし、タクシーよりも高くて使い勝手が悪いので使う意味はありません。
王家の谷方面へと向かうマイクロバスを路上で止めるという手段もありますが、その場合だと幹線道路で降りて、そこから王家の谷まで4kmほど歩かなければならないのでほとんど無意味。
④自転車
王家の谷へ行くのに意外と使っている人の多い自転車。
ホテルで自転車を借りて船で一緒に渡ることも可能。
フェリー乗り場の近くに何店舗かレンタルサイクル店があり、料金相場は一日で100EGPとされています。
タクシーの値下げ交渉がうまくいった場合と変わらない料金なので、交渉を失敗した時の手段に良いかもしれません。
それと体力勝負になりますが、王家の谷以外にも王妃の谷やハトシェプスト女王葬祭殿など西岸地区を広く観光したい人にはおすすめです。
まとめ
