こんにちわ、わらびです。
モヘンジョダロのハチャメチャ珍道中を経てカラチにやってきました。いよいよパキスタン編もこれでお終い。
来たは良いけどあまり観光地もないし、ダレてしまったので観光はほとんどしていません。この街ではパキスタンルピーを消費するべく連日食べ歩きをしていました。
見どころの無い都市「カラチ」
カラチはパキスタン最大の都市で旧首都なんですが、見どころらしい見どころは殆どありません。わざわざ観光のために訪れるような場所ではないかと思います。
私はドバイ行きの飛行機に乗るためにやって来ただけ。
それでも一カ所だけ観光した場所があり、それが、パキスタンの建国者「ムハンマド・アリー・ジンナー」を祀った霊廟。
ワガ国境でも見たこの方です。
以上。
カラチのグルメ巡り
カラチではジンナー廟以外に特に観光しませんでした。
後はホテルにこもってダラダラしていたいところなのですが、パキスタンルピーが余ったいたので使い切るしかない訳です。わざわざ両替するか微妙な額、パキスタンは物価も安くあまりお金を使うことが無かったので、最後は少し贅沢してみることにしました。
まずはパキスタンの定番料理のハリーム。
カライとか食べようと思ったのですが、最低でも500gからなので、そんなに量はないであろうハリームにしたのですが、そしたらまさかのハリームも500g。豆のペースト状になった料理が500g、これはとんでもない量である。
きっつい
こうやってパンに付けて食べますが、ただでさえ量が多いのにパンも食べるもんだからさらにきつくなる。
味はとても美味しいんですがね。
ずっと同じ味だけでは飽きてしまうので、ショウガやアオトウガラシを使って味変。辛いのが苦手でショウガの効力によって体が熱い。ただでさえ量が多くてきついのに体から汗が止まらない、満腹による冷や汗なのか辛さによるものなのか…
そもそも楽しいはずのお食事タイムがこんなことになっているのでしょう?
フードロスに真摯に向き合う者として残す訳には行かないので頑張って完食しました。
パキスタン料理の中では一番好きな「ニハーリー」。じっくりコトコト煮込んだ結構ガッツリしたお肉なんですが、朝ご飯で食べられるんだそう。
唯一量がグラムではなく、ちゃんとした1人前で来る安牌料理でもあります。
辛そうな見た目をしていますが、全然そんなことはなくマイルド。スパイスと肉の旨みが染み込んだ絶品パキスタンご飯!
パキスタン滞在中に一番多く食べた料理がこのニハーリーでした。
物価が安く、思いのほかお金が減らなかったので思い切って高めのレストランへやってきました。
調べた限りで、ホテルの近くにある一番お高い店。中華料理店です。
普段こんな良さげなところに来ることなんてありませんが、ここで一気にパキスタンルピーを消費しようと魂胆でやって参りました。
さすがお高い店だけあって初っ端からよく分からない揚げせんべいみたいなのが出てきます。付属のソースに付けるとシュワシュワと音を立てて弾けます。
楽しいけど謎。
エビの入った中華スープ。
パキスタンは中国とのつながりが強いため、中華料理レストラン以外でも中華スープが飲めますが、何故かどのお店でも酢の効いた味付け。
あんまり好きじゃない。
ちょっと洒落た盛り付けをされている焼きそば。盛り付けは洒落ているが味は紛う事なき焼きそばである。
しかも中華ではなく屋台とかの焼きそば。
余談であるが、私は別に焼きそばが嫌いなわけではありませんけど滅多に食べることはありません。別に好きでもないのでね。
数年ぶりに食べた焼きそばですが、味は私の思い出の中にある焼きそばと何ら変わることはありません。
メインのエビチリ。
でもエビチリは日本発祥の料理なので中華ではないんだそうです。何なら焼きそばもどう考えたって日本的なやつ。
あれ、日本料理店きちゃった?
エビは好物だけども衣がついている料理は好きではない。なのでエビ料理では不動の地位にいるエビフライに関しては普通に嫌い。あれ味しないんだよね。
揚げせんべいと酸っぱいスープ、焼きそば、エビチリこれだけ食べても1500円ほど。
パキスタンの物価が想像以上に安くてびっくり。全然減らないパキスタンルピーである。
パキスタンで最後に食べた料理「タカタク」。
羊肉や牛の内臓を鉄板の上でヘラを使い刻みながら焼いて作るパキスタンの定番料理のひとつ。鉄板の上でお肉をタカタカと叩く音から「タカタク」という名前なんだそう。
実際に焼いている場所を見てきましたが、小気味よくチャカチャカと音を鳴らしながら焼いていました。
全然タカタク鳴っていない。
牛の内臓とかちょっとあれなので普通にチキンのタカタクを注文しました。
これもカライと同様に500gとかの量で来るので食べるのは敬遠していましたが、最後ということなので意を決して注文。
シシトウも入ってるので少しピリ辛風味、しっかりした味付けがパンとよく合いますが、やっぱり500gはちとキツイ。結局パキスタン料理は1人で食べるのはきついものばかり。ぼっちに厳しいのかそれともパキスタン人はみんな大食漢なのか、少なくとも日本人が一人で食べ切るには難しい。
近くにはおこぼれを狙ってノラ猫がたくさんいます。
残念ながらネコに人間の食べ物はあまりよろしくない、いくら量が多かろうとあげることは出来ません。
……ノラ猫だって面倒見る気のない人間に健康状態を心配などされたくないでしょうに。飢えて生き永らえるより飢えを満たして死にたい、と自分であれば思います。
パキスタン編終わり
たらふくご飯を食べてパキスタン旅行は終わりを迎えます。観光もほとんどしていないし、外食以外ではまともに外に出ていませんでした。
そのおかげでパキスタンルピーも使い切り意気揚々と次の目的地であるドバイへ向かったところ…
カバンの底から5000パキスタンルピーが三枚。5000パキスタンルピーは流通量が少なく、外国では両替不可なので、しめて7500円の紙くずが誕生しました。
現代の錬金術師ここにあり。
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