世界遺産のペルシャ式庭園、バラが咲き乱れるエラム庭園

こんにちわ、ワラビですm(__)m

シーラーズ観光ではピンクモスクに続きガバムハウスと見てきましたが、今回はイランに9つある世界遺産のペルシャ式庭園の一つ「エラム庭園」。

ガバムハウスにも綺麗な庭園はあったので庭園被りです。そもそもイランの観光地には庭園に焦点を当てたものが多く正直ちょっと見飽きてきたという感じが否めません。

この記事の情報は2023年5月時点でのものになります。

世界遺産の「エラム庭園」

街の中心から4kmほど離れたところに位置する「エラム庭園」。

「エラム」はペルシャ語で「楽園」を意味し、その名の通り庭園にはバラをはじめとした多くの花が咲き乱れ、「バラの都」と呼ばれるシーラーズを体現したかのようなスポットです。

ペルシャ式庭園」として世界遺産に登録。

街の中心からは結構離れていますが、タクシーで1ドル程度アクセス可能。

エラム庭園観光

街の中心から4kmほど北へ。

イランではバスも地下鉄も外国人は使えない…ことはないけど、支払い方法のせいで使用を断られることが多いので歩いてやってきました。

入場料2ドルを支払い進むと20mはありそうな巨大なヤシの木がお出迎え。

イランは国土のほとんどが木の生えない高原地帯、自生しているものではないとはいえイラン国内でここまで大きな木を見ることはそうそうありません。

ヤシの木以外にもヒノキの木も大きい。

ヒノキは花粉飛ばして自分にとっては有害でしかないので、伐採して浴槽にすることを求む。

そしてここのメイン、庭園の中央にあるこちらの宮殿、なんとですね…

……

立ち入りできないんです。

一応1回の端っこ部分がお土産屋になっていますが、それ以外の部分、眺めがよさそうな中央のテラスなどには立ち入り禁止。

確かに庭園が世界遺産に登録されている訳だし、庭園自体がメインなのでしょう。

さてと、

さてと、さてと、宮殿内に立ち入りできないなんて一体何をしろというのだ?

帰ることも考慮し踵を返し振り返るとそこにには咲き誇る色とりどりの花々。まさかここは楽土かと見紛う如き光景。

まあ楽園なんて、行ったことないし行けるとも思わないし、そもそもあるとも思っていないけど。

そうですね、せっかく入場料払ったんだし花なんてタンポポくらいしか知らないけど、たまには庭を見て愉しむのもたまにはよかろうかな。

今日は花を愛でる日。

咲き乱れるバラ

シーラーズは「バラの都」と呼ばれるだけあって、園内には多くのバラが植えられています。

何が咲くかは季節にもよりますがこの時は春。花を見るにはちょうどいい時期。

日本だったら花粉が飛び交い、多くの人は植物に対して激しい怒りと憎悪を向けますが、ここイランに木自体が生えてない。杉なんて全然ない。

なるほど確かにそれは楽園だ。

チューリップのように地面から生えているものとばかり思っていましたが藪みたいな生え方なんですね。あまりにも花に対して興味が無く知りませんでした。

どのくらい花に対して興味が無いかというと、幼少の砌、幼稚園にて母の日にプレゼント用にカーネーションの造花を渡され、以来社会人になるまでカーネーションは造花のことだと思っていたくらい花に興味はありません。

花に興味がないというよりもただのお馬鹿さんなのかもしれませんが、おそらくこの日は私史上最も花に真摯に向き合った日。

ミツを集める働きバチ。

彼らがせっせと働いて集めた蜜は幼虫や巣の保存食となります。多くのハチが子供やコミュニティ全体のために尽くし利益が還元される、人間社会よりもずっとちゃんとしている。

私は人間社会で全然ちゃんとしていない…

日本原産の植物もありました。

「Flowering quince」何の植物?

調べてみたところ、東アジアに自生するバラ科ボケ属のなんかだそうです。

ペルシャ語では「日本語に」となっている訳の分からない訳され方。

多分この植物に該当する名前がペルシャ語に無く、学名を日本語に変換しようとして色々あってこのような結果になったのだと予想。

シーラーズはミカンの街、当然ここにもミカンの木が植えられている訳で、高い所には収穫され忘れた果実が残っていました。

ペルシャ式庭園の特徴である四分庭園、その庭園を4つの区画に分かつ水路。

見事に水が枯れています。

どうやらこの楽園は水不足らしい。

タコさんウィンナー?

タコさんウィンナーに似ているこちらの花。ザクロ科の植物なんですって。

どうでもいいけど、タコさんウィンナーはタコですらないくせに本物のタコを差し置いて「さん」付けして呼ばれているのが生意気。

それどころか本物のタコは人の悪口に対して使われることが多く敬称とは正反対。

観賞用ザクロ。

ペルシャ語ではバラザクロ、もしくはザクロの花。

綺麗な庭園を見て愉しむなんて風流なことは高貴な身分の人がするものとばかり思っていましたが、どうしてなかなか愉しいではありませんか?

花を見るだけで気がついいたら2時間も経過していたことにはさすがに驚き。

もしかしたら自覚がないだけで、自分は高貴で雅な人間なのかもしれない。一人称を「麻呂」にしてみるのも良いかもしれません。

もうちょっと風流な趣があれば思わず一句詠んでいたことでしょう。

基本情報

名称エラム庭園
住所Fars Province, Shiraz, District 1, Eram Blvd, JGPG+95V イラン
営業時間8:00~20:30
料金100万イランリヤル(2USD)

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