こんにちわ。わらびです。
モザンビークでは入国拒否。再び戻って来たタンザニアのムトワラ。
使った国境があまりに辺境の地過ぎるので、政府の目が届かず腐敗しきっていたというのもあります。
一応別の国境からなら入れると思うのですが、もう二度とタンザニアの地に足を踏み入れまいと決意を新たにし、次はマラウイを目指すことに。
ムトワラからムベヤへの移動
モザンビークで怒りの入国拒否から一夜。
冷静になってみると一泊8,000円はどう考えても高すぎた。何ならこの旅行中に泊った中では最高額。
その分綺麗で快適だったんですけどね。
まあいい!
気を取り直し次はマラウイへと向かうことに。私はもう二度と、モザンビークの土を踏むことはないでしょう。
マラウイに行くにはムベヤという街に行かなければならない。
そして、ムベヤに行くには一度ダルエルサラームに戻り、そこから「タンザン鉄道」に乗って行くというのがベター。
そうです。あのみんな大好きタンザン鉄道です。
タンザン鉄道は、タンザニアにある有名な鉄道路線です。正式には、タンザニア・ザンジバル鉄道(Tanzania-Zambia Railway Authority、略称: TAZARA)として知られています。この鉄道は、ザンビアとタンザニアを結ぶ国際的な鉄道路線であり、1960年代後半から1970年代初めにかけて、中華人民共和国の援助を受けて建設されました。
タンザン鉄道は、タンザニアのダルエスサラームとザンビアのコプウェ間を結び、地域の経済発展に貢献しています。また、その歴史的な背景や風景の美しさから、観光の対象としても人気があります。
ただ、もうシンプルにダルエスサラームに戻るのも面倒だったので、そのままムトワラからタンザニア南部をロールバスを使って移動することに決定。
ここからムトワラ→マサシ→ソンゲア→ムベヤというルートで3日かけて移動します。
距離は約1,100km。
こんなルートで移動する人なんてまずいないと思います。
ムトワラ→マサシ
まずは日本人の名前みたいな町、マサシを目指します。
バスターミナルに行くと、
簡単にマサシ行きのバスを発見。
車体に行き先が英語で書いてあるので分かり易くて有難い。
このバスはかつてリゾートパークともやま、ともやま美光ホテルで活躍していたみたいです。
美光ホテルとは何ぞ?
とも思いましたが、もとは観光ホテルとプリントされていたみたいです。
ちょっと日本語がおかしくなっていますが、これは新たにステッカーを貼り直しているから。
海外では、日本=高品質というイメージがあるので、変な日本語や日本の地名がプリントされたものが信頼を得ます。
漢字のフォントはしっかりしているのに平仮名がおかしくなっているのを見ると、これには中国人が関わっているみたいです。
マサシまでのバス料金は8,000TZS=480円。
道中、バオバブの木を眺めながらタンザニアの南を進みます。
マサシまでは約150km。
3時間ほどで到着しました。
宿泊したのは「Masasi Inn Lodge」という所。30,000TZS=1,800円でWiFi付き。
この日の晩御飯は焼きトウモロコシ。
醤油をかけて焼いたら香ばしいかおりがたまらないけど、ここはタンザニアの田舎。醤油なんてものは無い。
そのまま焼いたものをガリガリと食べ初日は終わり。
マサシ→ソンゲア
さあ今日も移動。
ついでに言うと明日も移動だ!
ソンゲアまでは400kmくらいの距離。
マサシから直行便は無いので途中「トゥンドゥル|Tunduru」という街を経由していきます。
まずは朝ごはんのスープとチャパティ。
鶏の足がぶっ刺さったいかにもアフリカンなスープで腹ごしらえ。ちなみに鶏足は殆ど可食部が無い。
相変わらず旅行者の荷物とは思えない袋を担いでバスに乗り込み、まずはトゥンドゥルという街へ。
マサシ→トゥンドゥル、10,000TZS=600円。
4時間後、トゥンドゥルのバススタンドに到着。
バス会社のチケットオフィスでソンゲア行のチケットを買いバスの到着を待つ。
待ち時間もあったのでここでマラウイの電子ビザも申請を済ませる。空き時間を有効活用。
自分の荷物に興味津々のタンザニアっ子。
可愛いので袋に入れて、しれっと持ち帰ろうかなとも思ったけど普通に幼児誘拐。
せめてここにいる間だけでも触れ合いたかったけど、見慣れぬ邦人を警戒してなのか近付いてきませんでした。
5時間かけて今日の目的地ソンゲアへ。
トゥンドゥル→ソンゲア、15,000TZS=900円。
ソンゲアに到着したのは20:00過ぎ。
あまりうろつきたくないので、バスを降りてすぐのところにあったホテルに宿泊。
一泊30,000TZA=1800円でWiFiなし。タンザニアで泊まった宿では一番キレイでした。
隣がバーで朝方まで爆音鳴らしていたのですが、なんやかんやで寝れてしまいましたね。人の適応力には驚かされっぱなし。
ソンゲア→ムベヤ
朝起きてホテルを出ると、そこはどこか分からなかった。
とりあえず今日はマラウイへの国境へとアクセスする前の大きな街ムベヤへと向かう。
下調べしてないしどこかわからないけど、適当にトゥクトゥクをつかまえて、バスターミナルまで向かいます。
ちなみにタンザニアの田舎ではほとんど英語が通用せず、バスターミナルという単語も通じない。スワヒリ語でバスターミナルは「バススタンディー」。
英語からの借用語には語尾にeを付けて長音にする単語が多い。
途中何を勘違いされたか病院に連れて行かれるも無事バススタンディーに到着。
まずは、ローカルなスタンディーから出ているバスで、郊外にある長距離バスの発着場まで向かいます。
バススタンディーから別のバススタンディーへの移動。
今日はこのバスで450kmの移動。
ソンゲア→ムベヤへは27,000TZS=1620円。
出発は午前10時で、ムベヤに着いたのは夜8時。
客引きに案内され、スタンド前にあった一泊15,000TZS=900円のホテルに宿泊。
ムベヤは思いのほか気温が低く、ホテルではお湯が出ないので、この日はシャワーを浴びれませんでした。
おわり
3日間観光もせず移動だけに専念。
移動と宿泊、食費合わせてかかった費用は12,000円ほど。
もしかしたら、ダルエルサラームに戻って大人しくタンザン鉄道に乗っていた方が安かったもしれません。