こんにちわ、わらびです。
エジプト最南端、超有名な遺跡があることで有名なアブ・シンベル。
青森県ほどではないにしろ、辺境の地にあるのでアクセスにそこそこ難あり。
ツアーか航空機を使ってアクセスするのが一般的なのですが、少しでも費用を安く抑えたい、ライトアップショーを見るので現地に宿泊したいという方もいるかと思います。
そんな方たちのためになるかどうかは知らんけど、今回は、アスワン⇔アブシンベル間をバスとマイクロバスを使った移動方法を紹介します。
この記事の情報は2023年8月時点でのものになります。
- カイロ
- ルクソール
- アスワン
- ダハブ、フルガダ
- シワ
もくじ
アブシンベルへのアクセス方法
世界遺産ができるきっかけとなった遺跡「アブ・シンベル神殿」。
エジプト旅行ではカイロ、ルクソール、アスワン、そして最後にアブシンベルというのが定番ルートとなっています。
しかし、最後を締めくくるアブシンベルまではアクセスが面倒。
アスワンから行くのが一般的で、アブシンベルまでの距離は約300kmほど。
鉄道は通っておらず、アクセス方法は飛行機かバス、マイクロバス。もしくはアスワン発の日帰りツアーの4通り。
言うまでも無く航空機での移動が一番早く、アスワン~アブシンベルの往復便は日帰り観光を前提としたフライトプランなのでこれが一番楽。ただし値段は高め。
ツアーは出発が午前4時前とかなり早い。起きれない。
ここでは、バスとマイクロバスを利用したアブシンベルまでアクセス方法を紹介するので、少し時間はかかりますが費用を少しでも抑えたい、夜のライトアップショーを見たいので一泊するという方は是非とも参考にしてみてください。
バス(EGBUS)
アスワン⇔アブシンベル間では「EGBUS」という会社のバスが運行されています。
バスの運行スケジュールは以下の通り。(2023年8月時点)
- アスワン→アブシンベル
- 8:00
- 17:00
- アブシンベル→アスワン
- 6:00
- 13:00
※所要時間は約4時間
スケジュールを見て分かる通り、片道4時間ほどかかるので、朝8時の便に乗っても観光すると帰りの時間に間に合いません。
日帰りしたい人は後述するマイクロバスを利用しアスワンへと戻ってくることになります。
ターミナルの場所
バスの出発場所は街の中心から北の方へ5kmほど向かった「Aswan bus station」から。
ルクソール、アブ・シンベル方面へのマイクロバスもここから出発しています。
中心部から離れていますが、アスワンの駅前から北に向かう乗り合いバンに乗れば必ずこのスタンド前を通過します。乗り合いバンの料金は3EGPほど。
チケットカウンターの場所
バスのチケットは専用のチケットカウンターで購入します。
場所はスタンド内の一番奥の端。下のマップでピンを打っているあたりです。
カウンターはこのような感じで何も案内が書かれていない建物の一角の鉄格子のある窓。場所が分からなければそこら辺にいる人たちに聞けば案内してくれます。
バスもこのカウンターの前あたりにやって来ます。
チケットは出発の30分ほど前から販売が開始され、事前予約などは出来ません。
料金
バスの料金は95EGP。何とも中途半端な額。
到着場所
アブシンベル側での到着場所は街の中心付近の「Public Bus Station」という場所。
ここからアブシンベル神殿までは約2km。歩いても充分に行ける距離です。
同じ場所からアスワンへ戻るマイクロバスも出ているので、日帰りの予定の方は観光を終えたらまた戻って来ましょう。
目印はこの簡素なカフェらしき建物。
マイクロバス(アブシンベル→アスワン)
アスワンへと戻るには来るときと同じ「EGBUS」社のバスを使う手もありますが、もうひとつマイクロバスを利用した方法もあります。
本来であればエジプトのマイクロバスは人数が集まり次第出発ですが、アブシンベルは小さい街なので定員まで達することはほとんどありません。
定員まで埋まることは無いので、だいたいの出発時間が決められ運行されています。
聞いた話では、アスワンへと戻るマイクロバスは基本的に午前と午後に1便ずつだそうです。
- 出発時間
- 午前・10時~11時
- 午後・5時
- 料金・80EGP
- 所要時間・2時間半
私はアブシンベルに一泊し、翌日の午前の便でアスワンへと戻ったので午後の便に関しては確実性は保証できません。しかし、午後5時であれば12時に到着し観光しても全然余裕だと思います。
道中には信号も何も無いのでマイクロバスは安全運転などどこ吹く風といった感じで常に時速100km以上で飛ばして走ります。
砂嵐で視界が100mほどしかなく対向車線の様子が分からずとも、平然と追い越しをかけ約300kmの距離を驚異の2時間半で到着しました。
この通り砂嵐からも簡単に脱出。
バスよりも1時間半早いので、タイミングが合えば来るときもこっちを使えばよかったかもしれません。
ただし、アスワン側のマオガフでは外国人料金を適用される可能性があるのでそこは一長一短。
到着場所はアスワンのマオガフ(バスの出発場所)になります。
飛行機(往復)
アブシンベル観光では一番便利で楽なのが飛行機。
エジプトエアーは日帰り観光を前提としたフライトプランを組んでいるため、到着後の3時間後の便に乗ってアスワンへと戻ります。
アブシンベル到着後は、エジプトエアーの無料のシャトルバスが待機しているのでそれに乗って神殿に向かい2時間ほど観光、また空港に戻ってくるという流れになっています。
- アスワン⇔アブシンベル
- 所要時間・40分
- 料金・30,000円前後
※季節や曜日によってスケジュールが変わり日曜日は減便が多い。人数が少ない場合は欠航する可能性があります。
日帰りツアー
アブシンベルへ安く日帰り観光するには割とポピュラーな方法なのがアスワン発のツアーバス。冷房の効いた快適なマイクロバスです。
予約に関してはアスワンのツーリストオフィスかホテルで手配が可能。
ホテルまでピックアップに来てくれてそこからアブシンベル神殿まで向かいます。
- 所要時間・8時間
- 料金・25~30USD
- ツアー開始・4:00前
※入場料は別
混雑し始める前に観光して帰ってくるために、ピックアップ開始時間が午前4時前とビックリするくらい早いのが難点。
私は早起きできそうな気がしなかったので利用しませんでした。
まとめ
- バスは片道4時間、マイクロバスは2時間半
- バスとマイクロバスを使えば自力でも日帰り可能
- 早起きできる方はアスワン発の日帰りツアーが一番無難