こんにちわ。わらびです。
今回は、コルカタ観光では外せない人気の観光スポット「ヴィクトリア・メモリアル」について紹介します。
ヴィクトリアメモリアルとは?
「ヴィクトリア・メモリアル」は、コルカタで多くの観光客が足を運ぶ人気のスポット。
イギリス植民地時代に、インド皇帝を兼任していた、ヴィクトリア女王を記念するものとして建てられました。
コルカタに残る、イギリス統治時代の歴史を象徴する重要な記念碑。
設計はムガル建築とゴシックリバイバル建築の要素を組み合わせたスタイルを取り入れ、洋風建築ながらタージ・マハルをモデルにしたとされています。
ヴィクトリア・メモリアル内は現在、イギリス植民地時代の歴史や美術品が展示されており、インドの歴史と文化に関心を持つ人々にとって必見の場所です。
敷地内には広大な庭園が広がり、地元の人々や観光客が散策やリラクゼーションを楽しむ場所ともなっています。
アクセス
ヴィクトリアメモリアルの最寄り駅は「Rabindra Sadan」。そこから南の入場ゲートまでは約500m。
途中、セントポールズ大聖堂もあるので、ついでに観光しておきましょう。
入場料
ヴィクトリアメモリアルの入場料は500Rs=900円。
※1Rs=1.8円
注意点
ヴィクトリアメモリアルは、コルカタで人気の観光スポットだけあり、周辺には観光客を狙った邪悪なインド人がいます。
私の場合は、「ヒジュラー」という、インドにおける男性でも女性でもない第三の性別をした、なんかそういう感じのが何人かおりまして、両肩をガッシリ掴まれ行く手を阻まれました。
それらは一応、サリーを着て女装はしているものの、声は男だし、肩を掴むその力の強さたるや…
非常に怖い思いをしました。
目的は何だったのか不明ですが、おそらく金か私の逞しい体でしょう。
観光の様子
ヒジュラーに絡まれ、ちょっと怖い思いはしましたが、無事ヴィクトリアメモリアルに到着。
ちなみに、帰りもまた絡まれますが、それは別のお話。
タージ・マハルをモデルに作られたそうで、建材の白い大理石は、遥か西のジョードプルから運ばれてきました。
全体的なシルエットもどことなく、タージ・マハルに似ています。
見比べてみるとどうなんでしょうね?
チャトリのある位置は同じで、しっかりとインドの伝統建築も取り入れています。
1階
ヴィクトリアメモリアルは2階建ての博物館。
建物の大きさに対して、展示自体はそこまで多くないので、主な見どころは限られています。
まずは、1階エントランスを入ってすぐ右側にあるロイヤルギャラリー。
超巨大なキャンバス画が御座います。
ドームの真下にあたる、クイーンズ・ホール。
巨大な吹き抜け構造になっている人気の撮影スポット。
何故か分からないけど、やたらインド人に撮影を頼まれます。
まあ、別に構いませんが。初めて折りたたみスマホ触れたし。
2階
2階部分は主に、コルカタが関連したインド独立闘争の資料展示。
見どころはなんといっても、この赤の背景に縦3列に分かれた白文字。
明らかにThe North Faithを意識したであろうこのデザイン。
これは、インド独立のためにイギリスと戦い、亡命先の日本で亡くなった「ラース・ビハーリー・ボース」。
インド独立といえば、「マハトマ・ガンディー」か「スバス・チャンドラ・ボース」ですが、こんな方もいたんですね。
旧日本軍が設立に大きく関わり、インド独立の最大の功労者とされる「インド国民軍」。
彼らは、日本軍が占領したイギリス領マレーシアで、日本軍の支援を受けたスバス・チャンドラ・ボースの呼びかけの下、英国領インド軍の捕虜を含む義勇兵で結成された部隊。
一度も足を踏み入れたことのない祖国を解放するために、インパール作戦にも参加し多くの死者を出しました。
インド国民軍は戦後、イギリスにより反逆者として裁かれることになりましたが、インド国民たちは彼らを英雄として扱い、イギリスに彼らを殺させまいと大暴動にまで発展し、これがインド独立に繋がりました。
実は、インド独立には日本が少なからず貢献しているとされているんです。
インド国民軍に関しては、彼らを主役にしたドラマもあるので、現地を訪れる前に見ておくと良いでしょう。
名前は知っていたけど、詳しくは知らない歴史の事柄。
現地で生の資料を見ることにより、深く知ることができるのは、温故知新とかそんな感じだと思います。
おわり
美しい見た目をし、かつコルカタの歴史も学べるナイスなスポットヴィクトリア・メモリアル。
観光に赴く際は、周辺にいるかも知れない、女の格好して中身は男のヒジュラーにはお気おつけて。
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