こんにちわ、わらびです。
洗濯したばかりのズボンにガムが付いてしまいました。とりあえず、レストランのテーブルの裏にガムを付けた奴は例え子供だろうと許さない。
24時間バスに揺られ、ついにやって来たイランの首都テヘラン。
コーカサスでビザ取得のため四苦八苦していたので観光するのは約20日ぶり。
どっか別の記事でも書いてたかもしれませんが、実は私はペルシャ語ができます。
「イランが好き」とか「現地の人と触れ合いたい」とかそんな高尚な理由などなく、単に
「ペルシャ語できたらかっこいいな」
という理由で覚え、別に好きな国でも何でもないけどペルシャ語できるんだしせっかくだから行ってみようみたいなノリでやってきました。
ここから40日間に渡るイラン旅行が始まります。
- テヘラン
- コム
- カーシャーン
- ヤズド
- ケルマーン
- マシュハド
- シーラーズ
- イスファハーン
- シューシュタル
- ケルマーンシャー
- ウラマナト
- アルダビール
- タブリーズ
この記事の情報は2023年4月時点でのものになります。
イラン観光本格始動!
テヘランに到着して2日目、本格的に観光開始!…、といきたいところだがいかんせん金が無え。
貧しいという意味ではなく現地の通貨が無え。
イランでは、イランの銀行で発行されたカードでしかATMは使用できないので外国人は必然的にドルを持ち込みそれを両替して使うことになります。
もしくは、旅行代理経由店でイランで使用可能なトラベラーズカードの発行も可能。
そして、アメリカの経済制裁を受けているのでVISA,mastercardなどクレジットカードも使用不可。
何だこの不便な国は?
実際は現金が無くてもペルシャ絨毯などの高額商品を扱う店ではクレジットカード決済も可能な場所もあるので現金を購入するという手段もあります。
皆さん困った際は是非お試しください。
そしてイランには公式レート、実勢レート、市民レートの3つのレートがありこれまた非常にややこしい。ここでは書きませんが。
ひとまず、両替商の集まる通りへ向かい無事現金を手に入れる。
丁度良く近くに床屋もあったので次は散髪です。
日本を出発して4ヶ月、前髪が目にかかって邪魔だし風呂上りもしばらく乾かない。
海外で髪を切るのは勇気がいりますが、両替商の「この人は先生」という言葉を信じ託すことに。
まあ、特にこだわりはないので半分くらいの長さにしてくれと頼みこうなりました。
ふむ、良いのではないでしょうか?
途中前髪が横一線に揃えられ少し焦りましたがなんとか修正してくれました。
さすがは先生。
散髪後は両替商の人たちと仲良くティータイム。
聞いた話ではイランではお酒が飲める場所があるらしい、ここテヘランでもワインがあるんだとか。イラン革命以前は普通にお酒が飲めたらしいので今だにこっそり作られているんでしょうね。
頭もすっきりしたところでいよいよ観光に出かけます。
テヘランはイランの首都ですが意外と観光する場所は少ない。
おもな見どころはバザールとゴレスタン宮殿、タビアト橋とボルディ塔の4つくらい。
まずはバザールへと行くことに。
テヘランバザール
イランといえばペルシャ絨毯。
イランの伝統工芸でどの家庭にも必ず1枚はあるそうです。
もの凄く高いイメージがありますが、お土産用の小型絨毯もあり50センチ四方で7000円ほど。
安いので危うく買ってしまいそうになりましたが…、そうですね、バックパックに入らない!
長期の旅行をしているバックパッカーが直面する問題です。
デカいから買えないとお店の人に伝えても無理やり畳んで小さくなるよみたいなアピールをするのですがそういうレベルではない。
現状バックパックはかなりパンパンなのでA4ノートくらいまで小さくならないと買えない。
お土産とか本当に小さい小物などしか買えない。あとは石鹸や食料の消耗品とか。
ですが、そんな方々に朗報です。
手のひらサイズの100%シルク製のペルシャ絨毯もあります。お値段約2万。
高え!!
結局買えない。
ちなみに、ペルシャ絨毯にはハンドメイドと機械で織ったものがあり、当然手製の方が高くなります。どうやら目が細かいほど高級になるそうです。
確かめるにはお店の人に「サナーエダスティ?」と聞いてみてください。
わざわざペルシャ語じゃなくても英語で充分伝わります。ハンドメイドという意味です。
時刻は午後4時に差し掛かろうかというところ、もうちょっと色々見てみたかったのですがどこのお店も閉店の準備中。
ラマダン期間中のためか店じまいが非常に速いです。活気がない。
仕方ないのでまだ空いてるところでピスタチオをササッと購入し帰路に着く。
100g150円。イランはピスタチオの生産量世界2位。
ラマダン中の晩御飯
私がイランに入国した時すでに断食月、ラマダンが始まっていました。
ラマダン期間中は家で食べる人が多くなるので空いているお店はテイクアウト可能なサンドウィッチなどの軽食が多くなります。
一応普通に開いているレストランもあったのでメニューを見て注文へ。
ここで問題発生、ペルシャ語読めるには読めるのですがメニュー見てもそれがどんな料理かわからない。多分日本語を勉強した外国人がきんぴらとか分かんないのと同じ。
なので適当に注文。
そして出てきたのがコチラ。
緩衝材のプチプチみたいなパンをめくると焼いたチキンが隠れていました。名前は忘れたけど美味しかったです。
結局テヘラン観光2日目は髪を切ってバザールでピスタチオを買って帰って来ただけ。
まあ髪がすぐ乾くようになったのは大きな利点、つまり濡れる髪が無い人は最強という事実が導き出されました。
了