【イマーム広場観光】イランで最も美しい「シェイフ・ロトフォッラー・モスク」

イスファハーン

こんにちは、わらびです。

金曜モスクの次にやって来たイマーム広場。

この広場こそが、「イスファハーンは世界の半分」と呼ばれる由来で、東にシェイフロトフォッラー・モスク、西にアリカプ宮殿、北にカイセリ門とグランドバザール、そして南にはシャー・モスクとイランを代表するイスラム建築がズラリ。

一歩足を踏み入れると、その圧倒的なスケールからここが世界の半分と呼ばれるのも納得。

シャー・モスク→シェイフロトフォッラーモスク→アリカプ宮殿の順番に見ていきますが、世界の半分を1日で見て周れるってなんだかお得な気分。

これは世界半周旅行に違いありません。

シェイフ・ロトフォッラー・モスク

シェイフ・ロトフォッラー・モスク」は、シャーアッバース1世により1601年~1618に建設されたモスク。王族の礼拝専用のために作られ、イランのモスクに関しては中庭もミナレットも存在しない変わった造りをしています。

中庭に関してはともかく、ミナレットがないモスクというのは見たことが無いですね。

ちょっと発音しにくいこのモスクの名前の由来は、アッバース1世の招きにより、イランへと移り住んだレバノン出身のシーア派の神学者「シェイフ・ロトフォッラー」。彼のサファヴィー朝への貢献に対して建設されました。

とある理由から「女性のモスク」と呼ばれていますが、理由は後述。

マスジェデ・シェイフ・ロトフォッラー」という名前ですが、分かりやすいのでモスクの呼び方で統一して書いていきます。

世界遺産「イスファハーンのイマーム広場」の構成資産のひとつ

入場料とおススメの時間帯

シェイフ・ロトフォッラー・モスクの入場料は2023年当時で100万イランリヤル。

※50万イランリヤル=1USD

おススメの訪問時間は夕方かオープン直後、ドームに設けられた透かし窓から入り込んでくる光が幻想的に見えるそうです。

私は直接見ていないので分かりませんので、どのような感じかは皆様にお伝えすることはできません。

その目でお確かめください。

「シェイフ」と「シェイク」どちらが正しい?

ドーム頂上の装飾がちょっぴり曲がっているこのモスク。

私は「シェイフ・ロトフォッラー」と書いていますが、調べてみるとこのモスク「シェイ”“・ロトフォッラー」と「シェイ”“・ロトフォッラー」というふたつのどちらかで書かれています。

まあこれ正しいのは前者で、ペルシャ語で「مسجد شیخ لطف ‌‌الله」、英語だと「sheikh lotfollah mosque」と表記します。そしてペルシャ語の中にある「خ」←コイツ、「シェイフ・ロトフォッラー」の「フ」に当たる部分ですね。

本来であればハ行の発音に近く、国際発音記号上では「x」として扱われていますが、何故か英語では「kh」と表記され「カ行」の発音になってしまうのです。

例えばアラビア語にも同様の事例があり、ツタンカーメンは「ツタンハーメン」だし、エジプトのリゾート地シャルム・エル・シェイクも正しくは「シャルム・エル・シェイフ」(口語では「シャルムッシェイフ」)。

英語の発音のほうも広く浸透している以上間違いという訳ではないのでしょうけど、皆さんは出来るだけ正しい方の発音を使いましょうね。

まあね、別に間違いを正したいとかではなく、ペルシャ語とかの知識を自慢したいだけ。自分の器の小ささが露呈しただけという…、

そういう話。

シェイフ・ロトフォッラー・モスク観光

さあて、時刻は午後3時、シャー・モスクで写真を撮りすぎたのでバッテリー残量も心許ないですが観光開始。

ですが早速、モスクの入り口で中国人らしき観光客とイラン人が話し込んでいて、状況的に入場料がいくらか分からない中国人がお金を騙し取られているようでした。

現在のイランの通貨単位って公式のイランリヤルと非公式のトマンが混在してて非常に分かりりにくい状態。

ただでさえ0が多く分かりにくいのにふたつも通貨単位があるとなると観光客も混乱不可避。そして今回の中国人みたいに親切に教えてあげるふりしてお金を騙し取ろうとしてくる悪い奴もいるわけです。

少なくとも、政府運営の場所では公式単位のイランリヤルの方が使われているのでお間違えの無いように。

本当にイマーム広場の周りってクズばかりで嫌になってしまうのである。

私は正規の入場料を払って入場…、の前にムカルナス!

相変わらず引くくらい美しい。

やっぱりこれ家に欲しいな。

ミナレットが無い理由

シェイフロトフォッラーモスクにはミナレットが無いのだが、その理由に関しても、ミナレットは一般市民へ礼拝時間を示すためのものであるため、王族専用のモスクには必要ないということらしい。

女性のモスクと呼ばれる由来

シェイフ・ロトフォッラー・モスクは「女性のモスク」と呼ばれているのですが、その理由として、

ミナレットが男性を象徴し、ドームが女性を象徴すると考えられているため、ミナレットの無いこのモスクが女性のモスクと呼ばれる理由なんだそう。

このモスクの構造は王族専用として作られただけあってか、ドーム内へ続く通路は1本のみ。

モスクの入り口がメッカとは全然違う方角を向いていて、ミフナーンのある礼拝堂への入り口は、必ずメッカの方角に対して作られなければならないという理由から、内部の身廊は3度方向を変え、光りも届かない非常に閉鎖的な空間になっています。

もしかしたら、このモスクが「女性のモスク」と呼ばれるのも、家の外を男の世界、家の中を女の世界と分けて考えるイスラム教特有の考えあってのものかもしれません。

モスク内部の様子

あらかたこのモスクに関する説明はし終えたので、あとはイラン一美しいモスクとの呼び声高いシェイフ・ロトフォッラー・モスクの内部の様子をご堪能あれ。

ちなみに、シャーアッバース1世はこのモスクが完成して以来、生涯一度も欠かすことなくこのモスクでお祈りし続けたそうです。そして金曜日にこの場で礼拝を撮り行っていたのは、このモスクの名前にもなっているレバノン出身の神学者「シェイフ・ロトフォッラー」さん。

情報開示終了!

以下にモスク内の美しい画像が続きます。

ドームの周りに設けられた透かし窓、朝や夕暮れになるとここから光が斜めに差し込み元素的な光景が見れるそうです。

おわり

小さいモスクで通路と礼拝用のドームしかありませんが1時間ほど観光に費やしてしまいました。

もはやカメラのバッテリー残量も皆無、この後アリカプ宮殿に行くつもりでしたが時間もないしこの日はここまで。

それにしても、入り口付近でお金を騙し取られていた中国人。ちらっと聞いた限りでは、どう考えても騙されていたので、もしあの時私にもう少し勇気があったなら止めに入れていたはず…

きっと私は電車で痴漢を目撃してもきっと声をかけることのできないタイプの人間に違いありません。

己が無力さを恥じるばかり…。

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