イマーム広場観光では必見!アッバース1世の「シャー・モスク」

イスファハーン

こんにちは、わらびです。

金曜モスクの次にやって来たイマーム広場。

この広場こそが、「イスファハーンは世界の半分」と呼ばれる由来で、東にシェイフロトフォッラー・モスク、西にアリカプ宮殿、北にカイセリ門とグランドバザール、そして南にはシャー・モスクとイランを代表するイスラム建築がズラリ。

一歩足を踏み入れると、その圧倒的なスケールからここが世界の半分と呼ばれるのも納得。

シャーモスク→シェイフロトフォッラーモスク→アリカプ宮殿の順番に見ていきますが、世界の半分を1日で見て周れるってなんだかお得な気分。

これは世界半周旅行に違いありません。

イマーム広場の「シャー・モスク」

シャー・モスク」は、サファヴィー朝第5代シャーアッバース1世により1590年~1616年に建設されたモスク。サファヴィー朝の最盛期を築いた王が作り上げたモスクは広場の中でも圧倒的な存在感を放ち、イラン・イスラム建築の最高傑作と称えられています。

1979年のイラン革命により君主制が廃止されたので広場同様名称が変更され、現在の正式名称は「イマームモスク」。

広場の最南端にあるのですが、イマーム広場自体が聖地メッカの方角とは少しずれているので、広場に対して斜めに向くようにつくられ、正面の門から奥にあるメッカの方角のイーワーンのドームも一緒に見えるようになっています。

おそらくイマーム広場では、門を正面から見たこの光景が一番有名なのではないでしょうか?

いわば、イスファハーン観光のハイライト。

世界遺産「イスファハーンのイマーム広場」の構成資産の一部

入場料とおススメの時間

シャーモスクの入場料は2023年5月当時で100万イランリヤル。

※50万イランリヤル=1USD

訪問におススメの時間は、太陽が最も高くなる正午付近。

この時間帯になると地元の人たちはあまり出歩かなくなるので観光客もほとんどいません。

ゆっくり落ち着いて見学できるうえ、音の反響するドームでは周囲を気にすることなく手を叩き鳴らし放題。

シャー・モスク観光

2本のミナレットの聳える巨大な門、客引きとかTシャツ売りとか色々いますが無視してシャー・モスク観光のはじまり。

さっそく、門の上を見上げると、そこには美しい青が散りばめられた「ムカルナス」。

私は、イスラム建築ではこの部分が一番好きなのですが、いつか自分の家を建てた暁には玄関にムカルナスを付けたい所存。

今までいくつものムカルナスを見てきたので、ムカルナスには一家言あるのですが、このモスクのは文句なしで美しい。入り口から既に圧倒的な色彩の暴力に見舞われてしまいました。

アップ

いつも思うけどこんな複雑な造形どうやって作ってるんだろう?

将来自宅の玄関にムカルナスを付けるにしても、自分じゃ作れないのでイランから職人を呼び寄せるしかないようですね。

さらにアップ

入り口から美しすぎて上ばかり見ていたため周囲の警戒がおろそかになっていたのでしょう、何やら片言の日本語を話すイラーニーのおじさんがやってきて勝手にガイドを始めるではありませんか?

普段の私であればこんな奴の接近など許すことなく殺気を放ち一蹴していたに違いない。

シャーモスクやシェイフロトフォッラーモスクの入り口付近では観光客を食い物にする悪質イラーニーがたくさんいるので注意が必要。

金を払う気はないし、後で適当に巻くとして軽く話を聞くと、

入り口の前にある2本のポール、これはポロのゴールなんだそう。

ポロといえばゴルフウェアが有名なイメージのあるラルフローレンのロゴですね。

昔のイマーム広場は今のように噴水などの障害物がないだだっ広い広場だったらしく、そこではポロなどの競技が行われていたんだそうです。

厳密には、ポロはイギリス発祥のスポーツで、ポロの原型となった馬術訓練なんですが。

まあ、この情報ひとつ得たところでご老体は用済み。トイレに行くと言って巻きました。

もしかしたら、年齢的に昔日本へ出稼ぎに行っていただけでただの親切なだけの人なのかもしれないけど、余計なトラブルを避けるためにもこれは英断だったはず。

気を取り直してモスク内へと。

シャーアッバースを称える装飾

門を抜けるとメッカの方角にあるイーワーン。

さっきおじさんを巻いたばかりだというのに、また若いイラン人に話しかけられたので話を聞くと…、

イーワーンの上のほうにある黄色い2本の帯状の装飾、これはシャーアッバース1世を称賛したとかそんな感じの特別な装飾ということを教えてくれました。

有益な情報を教えてくれた彼はただ礼拝にやってきていただけらしく、その後何を要求するでもなく颯爽と去っていく。親切なイラン人に幸あれ。

シャー・モスク観光ではあまり脚光を浴びることのないこの特殊な装飾、結構レアなものなので是非お見逃しなく。

青と黄色のコントラスト

シャー・モスクの美しい装飾の数々、これらは青をベースとし主に黄色い装飾が用いられています。

金曜モスクの方では青をベースに緑や黒、黄色など様々な色がバランスよく使われ、どれか特定の色を重点的に使うということはありませんでしたし、だいたい他のモスクも一緒。

メッカの方角を示すミフナーンにも黄色が多く使用。

ドームに散りばめられた黄色い装飾はまるで夜空に輝く星々のよう。

特殊な装飾もそうでしたが、もしかしたらシャーアッバース1世は黄色に対して並々ならぬ思い入れがあったのかもしれませんね。

関係ないけど私の好きな色は赤。ワインレッドのようなちょっと暗めの色が特に好きです。

バックパックも赤で靴も赤、よく着ているシャツも短パンも赤、終いには帽子も赤。全身赤コーデという日もさほど珍しくありません。なんなら衣類の半分くらいは赤色が入っています。

音の反響するドーム

メッカの方角にあるイーワーン、ここにはシャーアッバース1世の装飾以外にも面白い仕掛けが施されています。

細やかな装飾が施された巨大なドーム。

ドームの真下、中央部分を示すタイルはこのように黒くなっているのですが、

何とですね、もう大方予想できちゃっているかと思われますけどね…、この下で手を叩くとものすごい音が反響します。

どのくらい反響するかなんて直接この場に行った人しか分かりませんが、とにかくもの凄い反響します。

そもそも日常生活で音が反響する状況なんてほとんど無いのでどう説明したらいいのか分からないけど、少なくとも橋の下とは比にならないくらい反響します。

お昼で他に観光客がほとんどいなかったので周囲の目を気にせず、手をぱちぱち打ち鳴らしてきました。

あまりにも反響しすぎるというので、こんなものを持ち込んでしまう人もいるくらい。

おわり

シャー・モスク観光は1時間程度で終わるだろうと思っていましたが、タイルの装飾ひとつをとっても、どれもあまりにも美しすぎてまじまじと見ていたら2時間も経過していました。

さすがはイラン・イスラム建築の最高傑作と言われるだけはあります。

それにずっとカメラのシャッターを切っていたので一眼の電池残量も少ない。

この後シェイフロトフォッラーモスクとアリカプ宮殿に行く予定なんだけど時間的にもカメラの電池的にも余裕がないのではないかな?

まあ行けるとこまで行くんだけども。

サファヴィー朝の最盛期を築いたシャーアッバース1世の王のモスク。

イマーム広場観光では時間に余裕がなく全部見に行けないという事態になっても、シャー・モスクだけは絶対に訪れるべき場所。

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