こんばんは。わらびです。
最近悟りが開けそうな気がしますがおそらく無理です。
仏門については置いといて、
今回はカーシャーン近郊のノーシャーバードという村にある「ウーイーの地下都市」について。
まだまだマイナーな観光地ですが、何せ世界最大級の地下都市です。
そのポテンシャルは計り知れません!
…いや、まあ知らんけどね。
- テヘラン
- コム
- カーシャーン
- ヤズド
- ケルマーン
- マシュハド
- シーラーズ
- イスファハーン
- シューシュタル
- ケルマーンシャー
- ウラマナト
- アルダビール
- タブリーズ
この記事の情報は2023年4月時点でのものになります。
ウーイーの地下都市とは?
「ウーイーの地下都市」は、カーシャーン近郊のノウシャーバードという村にある地下都市で、2005年に自宅に井戸を掘っていた男性により偶然発見されました。
今から1500年前のササン朝ペルシアの時代にアラブ人の襲来に備えて作られたとされ、全長4km以上の広さがあり世界最大級の地下都市遺構とされています。
以降もモンゴル人や敵対勢力に備えて長い間使われてきたようで、洪水で埋まってしまい2005年の再発見に至るまで忘れられていました。
観光客の立ち入り可能なエリアは400mほどです。
まだそこまで知名度は高くはありませんが、世界最大規模ということもありこれから徐々に有名になっていくんじゃないでしょうか。
知らんけど。
アクセス方法と入場料
ウーイーの地下街はカーシャーンから7kmほど離れたノーシャーバードという村にあります。
アクセス方法はタクシーかイランの配車アプリSnappになります。
タクシーは10万イラン・リヤル(2ドル)、Snappの場合は5万イラン・リヤルになります。
入場料は100万イラン・リヤルでガイドも付いてきます。
ただし、ガイドは英語をあまり話せない場合もあります。ペルシャ語を勉強しておきましょう。
ウーイーの地下都市観光
さあ、ウーイーの地下街に行くべく宿を飛び出し大きな通りまで出てSnappを呼ぼうとしたところ、前日一緒にフィン庭園観光をしたイラン人にばったり遭遇。
そして勝手にタクシー呼び始めて、それに強制的に乗せられてしまいました。
ウーイーの地下までSnappだと1ドル、タクシーは2ドル…
本人からしたら親切のつもりなんでしょうが、こちらの事情なんて一切無視。「ああしろ、こうしろ」と一方的に意見を押し付けられて損する始末。
今思い出してもなんかムカつく。こいつ本当に大嫌い。
さてさて、タクシー代1ドル損しつつも地下都市に到着。
入り口はこのような感じになっています。
長い階段を下って行くと、
案内されたのが円形の貯水施設なんですが、実はこの貯水池は地下都市とは全くの無関係の場所。
入り口部分は500年前のサファヴィー朝時代に建設されたもので、2005年の再発見以降、地下へのアクセスを改善するために地下都市と併合されたそうです。
まあ確かに、地下都市の入り口部分に貯水池なんかあったら水没してしまいますもんね。
つまりは最初に見た入り口も貯水池へのアクセスのもので地下都市とは関係ないんです。
貯水池で手を叩いて音の反響を確かめたら今度こそ地下都市へと足を踏み入れます。
通路の高さは170~80センチ程度、横幅も狭いので服をガサガサこすりつけて歩き土だらけ。
…うむ、なにも無えな!
地下都市内は狭い通路と少し広い居住エリアがあるのみ。
特に何も残っていません。
なんせ観光客が立ち入りできる場所はわずか400mほど。全体の1割程度。
まあそれでも、地下都市というだけで冒険家の血がうずいて楽しいのですが。
別に冒険家ではないのですが。
途中ガイドさんに記念撮影してもらったりしながら20分ほど探索し
最後にやって来たのがやたら怪しいピンク色の空間。
何だろうこの空間?
ビックリするくらいライトアップのセンスがない。
で、ここにあったのがこの井戸みたいな設備。
蓋をされた井戸の真ん中に小さい穴が開いていますが、これ何かというと、地下都市内に空気を循環させる設備。
うまく説明できるか分かりませんが、地上に設けた煙突のような塔から一旦地下深くを経由して再びこの井戸まで空気が上がって来るそうです。
構造としてはU字状になっているんだそう。
詳しいことは分かりませんが、そうすることで気圧差で空気を取り込んでいるんです。
事実結構な勢いで空気が噴き出しています。
扇風機の強の風圧くらいの勢いです。
最後にガイドの人たちと談話してウーイーの地下都市観光は終了。
話を聞いてみるとみんな現政権やイランの国家体制に不満たらたら、「それ言っていいの⁉」ということまで平然と言うし、結局あれですね、イランって国は体制的にはろくでもない国なんですね。
ビックリするくらいイラン人は国家体制批判していますし、中には大分過激な国家批判している人もいます。
国によっていろいろあるんですね。
おしまい