こんにちは!わらびです。
毎日25kgの荷物を背負って歩いていますが、それでも運動不足気味ということが判明し、あまりの規格外ぶりにちょっと引いています。
それはそうと本題へ!
今回はインドにある世界遺産の階段井戸「ラニ・キ・ヴァヴ」について紹介していきますよっと。
アーメダバードに行く日本人観光客の多くがここに行くのが目的だったりする、割と有名な場所です。
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もくじ
ラニ・キ・ヴァヴの階段井戸
「ラニ・キ・ヴァヴ」は、11世紀にこの地を治めていたソランキ朝の王妃「ウダヤマティ」が亡くなった王を偲んで建設しました。
名前の「ラニ」には「女王」や「王妃」という意味があり、「女王の階段井戸」とも呼ばれています。
奥行65m、幅20m、井戸の最深部が27mの長方形型の7層構造で現存する階段井戸では最も古く規模も最大です。
グジャラート州パタンのラニキ・ヴァヴ[女王の階段井戸]として世界遺産に登録。
主に水が貴重だった西インドの酷暑地帯に作られた貯水池の一種。井戸内は涼しいため、夏季は王宮の避暑地としても利用されていました。もとは単なる貯水池でしたが、そこに宗教性や政治が関り、権力を誇示するために大きく複雑な彫刻が施された階段井戸が作られるようになりました。
アクセス方法・入場料
ラニキ・ヴァヴはアーメダバードから100kmほど離れた街にありますが、アーメダバードを起点としローカルバスでアクセスするのが一般的です。
往復6時間と結構かかりますが、ラニキ・ヴァヴの観光自体は1時間ほどしかかからないので日帰りでも充分です。
アーメダバードからラニ・キ・ヴァヴへの行き方
ラニキ・ヴァヴがあるのは、アーメダバードから100km以上離れた「パタン」という街なので、まずはパタンに行かなければなりません。
パタン行きのバスが出ているのはココ、「Ahmedabad Central Bus Station」から。
パタンまでは片道3時間、バスの値段は100ルピー。
パタンのバスターミナルからラニキ・ヴァヴまでは約3km、歩いても行けなくはありませんが、リキシャで行く場合は70~100ルピーが相場になります。
パタンにはバスターミナルが2カ所あり、アーメダバードからのバスが発着するのは駅の東側にある「Patan New Bus Station」になります。
入場料
ラニキ・ヴァヴは、世界遺産に登録されている遺跡なので入場料は600ルピー。
インドでは世界遺産の入場料は600ルピーでだいたい固定されています。
ラニ・キ・ヴァヴのみどころ
ラニ・キ・ヴァヴは、世界遺産に登録され階段井戸の中では最大規模ですが、実はそこまで見どころは多くないのでゆっくり見ても1時間ほどあれば充分です。
偶像彫刻が主な見どころなので、予めアーメダバードにあるアダラジ・ヴァヴ、ダーダ・ハリの階段井戸を見ておくことで、イスラム建築の階段井戸とどう違うのかが比較出来て面白いかもしれません。
ヒンドゥー教の彫刻群
ラニ・キ・ヴァヴはアーメダバードにある階段井戸と違い、イスラム王朝時代に作られてものではないので井戸内の装飾には人を模ったものが多く掘られています。
ヒンドゥー教について詳しくないのでよくわかりませんが見ているだけでも充分に楽しめます。
見ているだけで楽しめるってアレですね、その…、成人向け映像作品みたいですね。
ヒンドゥー教の神々を模した彫刻が壁一面に掘られ圧巻です。
パタンはそこまで大きな街ではありませんが、昔はソランキ朝の首都が置かれ歴史上最大規模の階段井戸を作るだけの人的資源も資金もあったのでしょう。
栄枯盛衰、おごれるものも久しからず…
まあ、よくわかんないんですけど、この…、なんというのか、超歴史スペクタクルみたいなのがたまらない。
保存状態が良いのは主に観光客の手の届かない範囲にある彫刻のみ。手の届く場所にあるものは観光客がみんな触っていくので擦り減ってしまっています。
望遠レンズなり双眼鏡があったほうがより楽しめます。
良好な保存状態
ラニ・キ・ヴァヴは今から1000年近く前に建てられたにもかかわらずその保存状態は非常に良好、一部はほぼ作られた当時のまま残っています。
中にはこのように、複雑で繊細な指の形までしっかりと残されています。
川の氾濫により泥の中に埋もれ、以降20世紀になるまで掘り起こされることが無かったためこのように保存状態が良いんですって。
観光客が触っていくので、手の届く範囲にある彫刻はガッツリ擦り減っていますが、手の届かない範囲にある彫刻は1000年前の物とは思えないほどくっきり形が残っています。
経年劣化よりも人の方がはるかに遺跡の天敵なんですね。
インド人と記念撮影
まあ別に見どころでも何でもありませんが、インド人は自撮りが大好き。外国人観光客と一緒に記念撮影するのも大好き。
なので観光地に行くと必ず一緒に記念撮影することになります。
当然ラニ・キ・ヴァヴでもたくさんのインド人と一緒に記念撮影をしました。たくさん人が集まってきて記念撮影待ちの列が出来るので有名人になったような気分が味わえます。
歴史的建造物を見て自尊心も満たせるので有難い。
おわり
アーメダバードへ帰るバスの中、隣の席から子供が突如として足の間に入ってきてそのままくつろぎ始める。
子供は私のことなど特に気に留める様子もなく、親も特に注意する様子も見られない。そして自分もさほど気にはしていない。
誰も特に何一つ気にしないままアーメダバードへと帰るのでした。
これがラニ・キ・ヴァヴ観光では一番印象に残った出来事。