こんにちわ、わらびです。
エジプトでは大好物のエビを食べた後に腰痛を発症し1週間ほど行動不能に。
症状が快方に向かい次にやって来たのがエチオピア。
3000年以上の独立を保ってきたため、未だ独自の文化が根強く残っており、ダナキル砂漠や少数民族ツアー、ラリベラの岩窟教会、癖の強い郷土料理やエチオピアコーヒーなどなど。
人によって好き嫌いは激しいみたいですが、数多くの魅力があるためツーリストパラダイスとも呼ばれています。
とりあえず今回は、エチオピアの玄関口であるボレ国際空港から市内(ピアッサ地区)までの行き方について紹介していきます。
- ボレ国際空港からピアッサ地区への行き方
- ピアッサでおすすめの宿
- アディスアベバの治安情報
- トラムの乗り方と注意点
この記事の情報は2023年9月時点でのものになります。
2023年8月から始まった紛争の影響で北部のアムハラ州には非常事態宣言が発令され、外務省もレベル3の渡航中止勧告を出しています。
もくじ
ボレ国際空港から市内(ピアッサ)への移動方
アディスアベバ空港は市内の中心部からは3kmくらい。そこまで離れていません。
手ごろな価格の宿が集まる「ピアッサ|Piazza」地区は北の方にあり、6kmほど離れているのでさすがに歩いて行くというのは厳しいのでバスを使っていくのが無難。
数キロ程度であれば歩いて行けると思うかもしれませんが、空港近くには路上生活者が多く集まるエリアがあり、日中でも腕を掴まれるなどそこそこ危険なエリア。
周囲に人がいるので大丈夫だろうと思っていたら突然腕を掴まれ、その時の感触の強さたるや…
おそらく夜だと普通に強盗していると思います。
乗り合いバン
空港から市内に行くには、あまり信用できないタクシーか乗り合いバンのふたつ。
乗り合いバンのほうもあまり信用できませんが、被害額が小さいので、せめて被害は最小限に抑えていきたい所存。
という訳で、ここでは乗り合いバンでのピアッサ地区へのアクセス法を紹介します。
空港から最寄りの乗り場は、到着ロビーを出て10分ほどのところにあるガソリンスタンド前。
スタンド前の道路脇には何台もハイエースが停まっているのですぐ分かります。車体に行き先などは書かれていないので「ピアッサ、ピアッサ」と連呼して探しましょう。
料金は調べてみてもイマイチ不明瞭で荷物代を取られたり取られなかったり。
数年前までは10ETBだったそうですが、2023年時点では50ETB=130円ほど。
どう考えても高い。
自分の場合はルーフ上に荷物を乗せましたが、荷物代を取られたのか取られていないのか不明。
さっそくエチオピアの洗礼を受けてしまったようです。
ピアッサでの到着場所は「テウォドロス広場」付近になります。
到着場所からホテルがある場所までは歩いて10分ほど。
途中の銀行前にはアジア人をターゲットにした付きまとい野郎がいるので注意。
アディスアベバの宿情報
アディスアベバに宿泊する場合は「ピアッサ|Piazza」地区になると思います。
以前までであれば、ピアッサ地区に泊る方が多かったようですが、最近では空港近く地区の方に安いバックパッカー向けの宿ができ始めています。
ピアッサでは以下のホテルが有名です。
- タイトゥーホテル|Itegue Taitu Hotel
- ウトマホテル|Wutma Hotel
- バロホテル|Baro Pension
自分の場合はウトマホテルに宿泊しました。
料金はシングルルーム1泊900ETB=約2400円。
エチオピアでこの価格帯のホテルでは綺麗な方ではないでしょうか?という感じ。
WiFiは室内でも使用可能。ホットシャワーも利用可。
一階部分にはレストランが併設されているので夜に出歩く必要もありません。
それとピアッサ地区以外で、アディスアベバで新たな滞在場所として人気を集めているバックパッカー向けホステル「Mad Vervet Hostel」があります。
ドミトリー1泊500ETB=約1400円。
新しめのホステルなので部屋は綺麗でキッチンもありコスパがかなり良いと思います。
断水と停電が多い地区にあるので、しょっちゅう水と電気が使えなくなっていました。
Piazza地区での注意点
ピアッサのウトマホテルがある通りの北側の交差点付近。銀行がいくつかある場所です。
そこでは、東アジア人を見つけるとどこまでもしつこく付きまとってくる現地人が交通整備員として働いています。
アジア人を見つけ次第仕事を放棄してでも付きまとい、また、観光ガイドを申し出てきますがおそらく強盗目的なので絶対について行かないように。
レストランや飲食店に逃げても平然と付いてきて勝手に注文するし、ホテルにまで付いてこようとするなどかなりしつこいので要注意。
これが中国に借金漬けにされた国の現状です。
アディスアベバの治安
アディスアベバの治安は他の東アフリカの都市に比べると凶悪犯罪は少ないとされていますが、東アジア人は犯罪のターゲットにされやすくあまり良いとは言えません。
夜になると危険なので出歩かないように注意されたりもします。
アディスアベバには物乞いの子供をはじめ、若年層の路上生活者も多く、空港から市内に至るまでの道のりにはホームレスが多く集まるエリアもあります。
日中の周囲に人がいる時間帯ですらそこを歩くと腕を掴まれるなんてことも珍しくありません。
エチオピアはアフリカの経済発展著しい国として挙げられますが、実情は中国から借金漬けにされているという危機的状況。2023年12月にはとうとうデフォルトにも陥りました。
しかし現地の人たちは、中国人=金としか捉えていないというのが現状で、彼らからすれば日本、韓国、中国人の見分けなど付くはずもなく、金目当てに付きまとってくる人も多くいます。
飲食店で食事していても無理矢理おごらせようとしてくる人も少なくありません。
前述しているように、日本人に人気の滞在先ピアッサ地区では、アジア人目当ての付きまとい行為もあるので十分注意。
トラムの乗り方と注意点
アディスアベバには中国の支援によって作られたトラムが2ライン走っています。
時間帯によっては超満員で乗れないこともありますし、本数も30分に1本であまり使い勝手も良くありません
また、セキュリティがとんでもなく厳しく世界で最も乗るのが面倒な交通機関です。
トラムにはペットボトルの持ち込みが禁止されていますが、X線検査機も無いため荷物検査は全て人の手によって行われます。
検査はカバンを開けてペットボトルが無いかの確認だけ。
しかし、要領の悪い検査官に当たるとカバンの中身をすべて取り出しその場で確認されます。
中身を出すだけならそこまで時間はかかりませんけど、どう考えてもペットボトルが入っていないと分かる手のひらサイズの袋、とりあえず気になったものは中身を取り出し徹底的に確認します。
私はバックパックの中身を全て検められ、30分近くの時間を要し、しかもトラムが超満員だったため乗ることができませんでした。
X線検査機があればこんなことにはならないでしょうけど、そもそも近代的な設備はあったところで運用はできないでしょう。
おわり
初の本格的なアフリカとなるエチオピア。
魅力的な観光地がある一方で、人が最悪など賛否両論の国。
私もこの国は嫌い。
アディスアベバ滞在初日には、バーでビールを飲んでいたところ、絡んできた女性に危うくビールを奢らされそうになり、あまりにも人を馬鹿にした態度だったので声を荒げてブチ切れました。
自分のふがいなさや情けなさに憤りを覚えても、相当なことが無い限り人に怒りをぶつけることのない私ですら一瞬でこの有様。
ナチュラルレイシストも多く差別も酷い国だし初日からこの様子。
これからどうなることやら。