エチオピアの聖地ラリベラの岩窟教会群【見どころ紹介!】

こんにちわ、わらびです。

エチオピアでは一番行きたかった場所のラリベラの岩窟教会群。

着いてみたらビックリ、まさかの紛争中。

政府も財源確保のために必死なのか、安全確保もままならない状況なのに外国人の渡航を許可…

いつ戦闘が起きるかも分からない中、偽ガイドを伴って観光をしてきました。

ラリベラの岩窟教会群

ラリベラの岩窟教会群」は12~13世紀にかけてザクウェ朝のラリベラ王によって建設されました。

当時キリストの教の聖地エルサレムはイスラム教の支配下にあり聖地への巡礼が出来なかったので、ラリベラ王はエルサレムに変わる第二の聖地としてラリベラの建設を行ったとされています。

そのため教会にはヨルダン川やベツレヘムといった聖書にちなんだ名前が付けられました。

岩窟教会という名前の通り、岩をくり抜き地表より下に作られた教会で、分かり易く説明すると巨大な彫刻なんです。

類似するものではインドにあるアジャンターやエローラのような石窟寺院があります。

ラリベラの岩窟教会群」として世界遺産に登録。
1978年に登録された12ある世界遺産第一号のひとつでもあります。

世界一高い入場料

以前から高い高いと言われてきたラリベラの入場料。

2023年6月に値上げされたことにより入場料は100USDとなりました。

入場料ではヨルダンのペトラ遺跡が世界一高い入場料として有名でしたが、ラリベラの岩窟教会群が値上げしたことにより、世界一の座を追われることになりました。

ラリベラはエチオピアの人気観光地で、ダナキル砂漠や少数民族ツアーと違い入場料が丸々政府の収入になるため、紛争地域だろうがお構いなしで外国人を渡航させてるんでしょうね。

チケットは5日間有効

ラリベラの岩窟教会群の入場チケットは購入から5日間有効。

しかし、ペトラ遺跡とは違ってそこまで広くないため、実際には1日あればすべての教会が見学可能。

ガイド料

ラリベラのガイド料金は25~30USD。

私は宿泊したオーナーの紹介でガイドを雇いましたが、その人はガイド資格のない偽ガイド。

正規のガイドは首から社員証みたいなのをぶら下げているのに対し、偽ガイドは身分証明書をガイド資格と言い張っていました。

ドル基準のETB払いのため、インターネットを使えない外国人がレートを知るのをできないのをいいことに、かなり吹っ掛けた料金を請求してきました。

国軍に対して、ファノの協力者と偽って突き出してやろうとも思いましたが、そんなことをしてしまうとこのクズと同じ。

ただ、不幸な目に遭えばいいと願うばかり。

できれば紛争に巻き込まれ悲惨な最期を遂げて欲しいものです。

岩窟教会群の見どころ

ラリベラの岩窟教会群で世界遺産に登録されているのは全部で11カ所

主な見どころ
  • マドハネ・アレム聖堂(グループ①)
    • 周囲を柱に囲まれた巨大な岩窟聖堂
  • エマヌエル教会(グループ②)
    • 教会群の中では一番美しい
  • ベツレヘム教会(グループ②)
    • 地獄をあらわした暗闇のトンネル
  • ギョルギス教会(グループ③)
    • ラリベラで最も有名な十字型の教会

教会群は3つのグループに分かれています。

一番最初は入場口の最寄りのグループ①、次にグループ②、最後が聖ギョルギス教会のあるグループ③という風に見ていきます。

グループ①

偽ガイドに先導されラリベラの岩窟教会群観光スタート。

地面を掘り下げて作られた教会のため周りを高い壁に囲まれたようなワクワクが止まらない光景。

別にそんな血は流れていないけど、冒険家としての血が疼きます。

通路を抜けそこに姿を現したのは…

キリストが磔にされた場所から名前を取った「ゴルゴダ聖堂」。

王の墓所ともされています。

教会の周囲には迷路のように彫られた地下空間。

これが教会内部を通じて変な場所に出たりアリの巣のように隣の教会のある穴へと通じていたりで面白い。

気分はさながら働きアリ(働いていない方の2割)

教会はトンネルや通路により繋がっているので、一度も地上に出ることなく移動が可能となっています。

彫られている十字架はテンプル騎士団がシンボルにしていた十字架に似ているため、テンプル騎士団が建設に関わったという都市伝説もあります。

岩窟教会とテンプル騎士団の活動時期が同じこと。旧約聖書のモーセの十戒が書かれた石板の収められた「契約の箱(失われたアーク)」もエチオピアのアクスムにあるとされ、テンプル騎士団によって持ち出されたという伝承もあるので、一概に嘘とも否定できないんだとか。

偽ガイドがいろいろ説明していましたが、彼に対し不信感が高まりつつあったので話はあまり聞いていませんでした。

英語もあまり上手ではないしそもそも言っていることが分からない。

地下通路を抜けて次に来たのが「マリア聖堂」。

教会群の中では一番最初に作られたとされています。

教会には特徴的な形の窓がいくつかあります。

左下の窓は地獄、右上が天国をあらわし、中央は三位一体だったか何だか。

以前どっかの記事で書いた記憶がありますけど、キリスト教の教えには地獄という概念はあります。しかし、仏教やイスラム教などとは違いそこまで詳しく書かれていないのでイマイチ人々に恐怖が伝わりづらかったそう。

人々を恐怖によって支配するため、14世紀のイングランドで地獄画という視覚に直接恐怖を訴える手法が確立されましたが、欧州とは別に発展したエチオピア正教ではこの地獄画という手法が用いられなかったため、こんなに悪事に手を染める人が多いのでしょうね。

地獄の沙汰も金次第とも言うけど、偽ガイドはまず間違いなく地獄に落ちるのでしょう。

横には藻が茂った池。

これは洗礼用のプールなんですが実は結構深いそうです。男女で分かれています。

マドハネ・アレム聖堂」。ラリベラでは最も大きい岩窟教会で周囲を32本の柱に囲まれています。

周囲の柱は構造的に教会を支えているものではなくただの装飾。事実半数近くが倒壊して再建されたもの。

よく見るとレンガを積みあげて再建されているのが分かるかと思います。

1954年と年らしきものも彫られています。

1954年と言えば、

そう!

第一次インドシナ紛争でベトナムがフランスに勝利した年です。

上から見ると教会が地面を彫って作られたということが分かり易い。天井の形が周囲の地形に沿うようになっています。

グループ②

続いて第2グループ。

一見すると不思議な形をしたこちらの教会。

ベツレヘム教会」と呼ばれ、イエス・キリストの誕生した聖地の名前を持ちます。

ここばかりは偽物といえどガイドを雇っていて良かったと思う場所。

この教会で有名なのが内部にから裏側へ続く暗闇のトンネル。何も知らなければライトを使って普通に通り抜けていたことでしょう。

なんせ足元が見えないと危ないのでね。

これはただの通路ではなく地獄から天国への道のりを模したトンネルなんです。

真っ暗で何も見えないトンネルの中は地獄を表現し、この中をライトも付けずに壁に手を付き歩いて行きます。

トンネル内は20mほどとそこまで長くはありませんが、本当に何一つ見えない中壁に触れた手の感覚だけを頼りに進んでいくのはそれなりの恐怖。

出口が近付くにつれ光が差し込み徐々に明るくなる様子は、長い地獄の恐怖から解放されるかのよう。

地獄なんてどうせ死んだら行けるので今ここで体験する必要もそこまでないかな。

聖エマヌエル教会」、グループ①のマリア聖堂と並んで最古の教会。

外壁部分は水平の凹凸を強調したラインが彫られ、ラリベラの教会群の中では最も美しいとされています。

この横ライン模様、どことなく東方正教会のデザインに似ているような気がします。

橋を渡った先にある「聖ガブリエル・ラファエル教会」。

ここは地面を掘り下げるというよりは壁面に掘られた教会になります。

ここの木製扉は作られた当時と同じオリジナルの扉が使われ、未だに色彩画が残っています。

この第2グループを観光中白いマントに身を包んだ少年が物乞いのエチオピア人よろしくずっとしつこく付きまとってくる。

彼は何を言うでもなくただひたすら何処までつき纏う。英語もしっかりと話せないのでガイドもできず、その内勝手に先導し始めました。

別の方向に行っても何度も何度もしつこく先導してきます。

もうこっちには偽ガイドがいるというのに…

後で金銭を要求されそうだし、いい加減しつこくて気持ちが悪いので何が欲しいか問い詰めたところ、

「ペンが欲しい」

と…

確かに金銭じゃないけど…

どこまでも付いてきて気持ちが悪いので3色のちょっといいやつをあげました。

しかし勉強するための道具とはいえ、結局やっていることは物乞い。

うーん、何だかなあ。

子供もこんな感じなんて。この国にはあまり明るい未来はなさそう。

ギョルギス教会

最後のグループ③。

グループといってもここにある教会はひとつだけ。

ラリベラでは一番最後に作られた「ギョルギス教会」。

上から見るとギリシャ十字の形をしていて、教会群の中では最も印象的な場所。いわばシンボルです。

ラリベラの岩窟教会群を紹介する写真もここの画像が使われています。

高さは15m。シンプルにデカい!

とうとう待ちわびたこの教会。

偽ガイドに「いつここに行けるのか?」と何度も質問したくらい、辛抱強い私ですらまるで我慢できなかったくらい憧れの場所。

そもそもエチオピアに来たのもこれを見たかったがため。

他の教会群とは少し離れ独立しているので、周囲からぐるっと下る道が作られています。

何を思ったかここで偽ガイドが

「コレどうやって降りると思う?ジャンプすると思う?」

と、ふざけて聞いてくる。

うるせえ。落っことすぞ。そんな空気じゃねえだろ。

ガイドに軽く殺意を抱きつつも内部に。

内部にはうっすらと色彩画が残されています。それ以外は薄暗くてあまり良く分かりませんでした。

外観の十字を見た時がピークだったようです。

おわり

観光終了後、要求されたガイド料が事前に交渉していたガイド料は大きく違う。

ドル換算のエチオピアブル払いなのですが、事前交渉では25ドル=1400ETBだったのに要求されたのは35ドル=2000ETB。

インターネットを使えないのでレートを調べれないのをいいことにぼったくりしてきやがる。

欲しければ騙す、奪うが当たり前のエチオピア。

1600ETBまで値上げしたけど、はやり国軍にファノの関係者として突き出しておけばよかったと後悔。

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