渋滞に謎の肉、インドらしさ満載!アーメダバードの観光スポット

こんにちわ、わらびです。

電車に揺られはるばるやってきた「アーメダバード」。

旧市街は世界遺産に登録されているのですが、なぜか多くの旅行者はあまり観光せずパタンにある階段井戸の方に行ってしまうようです。

そこまで観光情報も多くないし、ある理由から外国人にとって移動しにくい街です。

という訳で、今回はこの私めがアーメダバード観光の仕方について適当にチャチャっと書いていきます。

ピスタチオを食べながら。

世界遺産の街アーメダバード

アーメダバードはインドで6番目に大きい都市で、綿織物の産地として栄えています。

インドで綿といえば私は産業革命が思い浮かびますが、もう一つ有名なのがインド独立の父「マハトマ・ガンジー」が回している糸車。昔はインドの国旗にも書かれていました。

グジャラート州はガンジーの生まれ故郷で、このアーメダバードで独立思想を育んだそうです。

街の見どころとしては、インドで初めて世界遺産に登録された旧市街とそこに残る伝統的な邸宅、バザール、金曜モスク、そして市内にある二つの階段井戸。

イスラム教徒が多く住む地域でもあるのでお肉が安く食べられます。

また、ここを起点にラニキヴァヴの階段井戸にもアクセスができます。

アーメダバードの見どころ

アーメダバードの観光といえば、まずは「アーメダバード旧市街」。

グジャラート朝の首都としてアフマド・シャーにより1411年に築かれた旧市街は「アーメダバードの歴史都市」として世界遺産に登録されています。

宗教の共存性を示す貴重な都市で、ざっと挙げただけでもヒンドゥー教、イスラム教、キリスト教、仏教、ジャイナ教、ユダヤ教、ゾロアスター教などの施設が残っています。

旧市街最古の門ティーンダルワザー、バザール、金曜モスク、「ポル」と呼ばれる伝統的な邸宅が見どころになります。広場のバザールは日中は雑貨や土産物、夜は屋台がメインで最悪の渋滞や謎の肉などインドらしさ全開に振り切ったカオスさも非常に魅力的。

階段井戸

インドの階段井戸といえば、パタンという街にあるラニキヴァヴが有名ですね。アーメダバードがアクセスの起点になるので階段井戸目当てでこの街に来る人も多いのではないでしょうか?

ラニキヴァヴへの足掛かりにされがちなアーメダバードですが、実は大きな階段井戸がふたつもあるんです。

片方はダーダー・ハリの階段井戸、旧市街から近く歩いていくこともできます。

もうひとつはアダラジの階段井戸、郊外にあるのでタクシーかリキシャで行くことになりますが、旅行客が使用できない路線バスを裏技的な方法で使っていくこともできます。

どちらも保存状態が非常に良いので足を運ぶ価値は大いにあります。

サーバルマティーアーシュラム

グジャラート州はガンジーの生まれた州で、彼はこのアーメダバードで独立思想を育んだとされています。

独立運動の拠点が多く設けられたガンジーゆかりの街で、中でも「サーバルマティーアーシュラム」はイギリスの塩の専売に対する抗議活動の塩の行進の始まった場所でもあります。

まあ私は行っていないのでどんな場所か分かりませんが。

ガンジーファンの方は足を運んで彼の人生に思いを馳せてみてはいかが?

ちなみに、グジャラート州はガンジー所縁の地として彼の思想の影響を強く受けた州で、酒類の販売が禁止されています。

断酒したいそこのあなた!是非グジャラート州へおこしやす。

アーメダーバード観光の注意点

インドを旅行する際は気を付けなければいけないことがたくさんあります。

ぼったくりタクシーや悪徳インド人、よく分からないものを食べさせようとしてくる善良なインド人など。

アーメダーバードは世界遺産に登録されている観光地ではありますが、実際に行ってみて思ったのが観光のしにくい街ということ。

他の都市とは勝手が違い更に気を付けることが多くなります。

例えば屋台の食事。

なんかやたら安い肉料理があるなと思って、「これ何?」と聞いてみても相手は英語ができないので現地の言葉で返答してきて結局何なのか分からず仕舞い。

それでも美味しかったので何度か足を運びました。

安くて美味しいので連日食べていましたが何のお肉なんでしょうねコレ?

変な形でスポンジみたいに汁を吸っている、臭みもなく柔らかくて食べやすい…、教えて有識者の方

観光客は原則使用不可、アーメダバードの路線バス

アーメダバードは…、まあインドの大きな都市全般にいえることですが渋滞が酷い。特に旧市街で起きる渋滞はインドどころか世界でも最悪クラス、地獄。

そして、渋滞を回避するために考案されたのが路線バス専用レーン。

道路の中央に路線バスが走る専用の道路が設置されているんです。たまに一般車両も走っていますが。
バスに乗るには専用の停留所から乗り込むんですが、駅の改札のようになっていて専用アプリのQRコードを読み込ませ入場します。

ここで使用されているのが「Paytm」というインド独自の決済アプリ、これの引き落とし先に使用できるのはインド国内で発行されたカードのみ。

当然外から遊びに来ただけの観光客がインドのクレカやデビットカードなんて持ってませんよね?
つまり外国人観光客には使用できないって訳でございやす。無論現金払いもできません。

一応市内にはメトロも2ライン走っていますが、これはだいたい20分間隔で運行され、駅も旅行客が寄り付くような場所にはないので使うことはほぼありません。

なので、観光で長距離を移動する場合は必然的にタクシーかリキシャで渋滞に突っ込む羽目になります。これは本当に不便。

インドでは急速にキャッシュレス化が進んでいるようですが色んな不和がこれからも生じてきそうですね。

やっぱり日本のSuicaが世界最強ということです。

世界最悪の交通渋滞!?

アーメダバードの旧市街は本当に渋滞がヤバい。

厳密に言うと渋滞ではなく混雑ですが、その原因はバイクと自動車にあるのでほぼ同じようなものでしょう。

もうね、ヤバいとしか言いようがない。

インドでは何ヵ所も訪れてきましたが渋滞に関してはこのアーメダバードの旧市街が断トツでクレイジー。

どれくらいヤバいかというと、そうですね、例えば満員電車を想像してみてください。

ソレです。

日常的に発生する混雑ではおそらくイスラム教の聖地メッカに次ぐのではないのでしょうか?

旧市街は街の中心ということもありもともと人の流れが集まりやすい所ではあるんですが、そこに大量のバイクが路駐され道を狭め、観光地だけあって出店も多く人で賑わいます。

世界遺産に登録されているので路駐くらい規制してほしいものです。

広い場所で自動車が1台なんとか通るくらいの幅、狭い場所だと1mちょっとになります。そこにバイクやリキシャ、自動車までもがお構いなしに突っ込んできます。

当然こんな場所ではすれ違う事なんて不可能なのでどちらかが下がって相手に道を譲るのですが、流れが滞り人でギチギチになった場所に無理やりバックで突っ込んでくる訳です。

ヤバい時はギッチリで身動きできない群衆に鉄の塊が襲い掛かる。バイクの荷台とか太ももに当たってきてかなり痛いし、ポケットにスマホを入れておくと画面が割れます。

旧市街を通るリキシャはランプに鉄格子のような防護カバーを付けなければあっという間に壊れてしまうみたいです。

夜になると渋滞はなくなりますが、こんなヤバい場所なので日中は暴力沙汰も日常茶飯事。

旧市街で飛び交う怒号やつかみ合いの喧嘩、相手のバイクを押し倒し猛スピードで逃げ去るバイク…

ここは地獄かな?

皆さんも是非自分の目で確かめてみてください。

半日歩けば2,3回は見かけるはずです。

予約が必要なローカルバス

私のインド旅行での移動方法は、大きなバスターミナルに行き目的地へと向かうローカルバスを探し乗り込むというものでした。

ローカルバスなので満席でも隙間さえあれば基本的に乗り込めるのですが、アーメダバードでのローカルバスは一味違います。

全部がそうという訳ではありませんが、一部事前予約の必要なバスもあるので注意が必要。

これには現地の人たちも間違って乗り込んだりといろいろ混乱しているようでしたが、旅行客ならなおさらですね。

インドで経験した中では、これが一番訳が分かりませんでした。

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