こんにちわ、わらびです。
エジプトの酷暑地域アスワン。日中は気温45℃の中観光をしていきます。
初回はアスワンでは一番有名な観光スポット「イシス神殿」へと。
アブ・シンベル神殿と同じく水没から免れた歴史的に重要な神殿です。
この記事の情報は2023年8月時点でのものになります。
- カイロ
- ルクソール
- アスワン
- ダハブ、フルガダ
- シワ
ナイルの真珠「イシス神殿」
「イシス神殿」は、紀元前3~4世紀のプトレマイオス朝時代に建設された神殿で、オシリス神の妻であるイシス女神がホルス神を産んだとされるフィラエ島に作られました。
ナイルの真珠と呼ばれる美しい島に作られた神殿は、アスワンロウダムが建設された時点で既に半分水没。さらにアスワンハイダムの建設によって完全に水没する運命にありました。
そこでアブシンベル神殿同様ユネスコの協力のもと、隣のアギルキア島に1980に移設されました。
移設に際して、アギルキア島の地形を元あったフィラエ島の地形に近付け、名前もフィエラ島に改名されました。
世界遺産「アブシンベルからフィラエまでのヌビア神殿群」の構成資産。
アクセス方法
イシス神殿へのアクセスは自力で行くのはちょっと面倒。
まずは、エルサダド通りを南に向かう乗り合いバスを捕まえ南の終点で降車。そこからトゥクトゥクに乗っていくのが一般的。料金は30EGPほど。
乗合いバスの終点から真っすぐ歩いて南下することもできますが、途中通り抜ける集落は道が非常に複雑なので土地勘のない観光客では通り抜けるのは中々に難しいです。
営業時間と入場料
- 営業時間・7:00~16:00
- 入場料・300EGP
フィラエ島までのボート料金
フィラエ島までのアクセスはボートになります。
料金は一隻200EGP(島での待機時間込み)と公定料金となっており、入り口にもしっかりと注意書きがあります。船は複数人でシェアすれば安くなります。
しかしここはエジプト。公定料金が決まっていても平然とそれ以上の値段を要求してくる輩も存在します。そういう場合は入り口のスタッフにでも報告しておきましょう。
私が訪れた8月は観光のオフシーズン。いくら待てども他の観光客がやってこず、泣く泣く一人で200EGP払いました。
イシス神殿観光へ
ボート乗り場では公定料金が200EGPだというのに、平然とそれ以上の額を提示してくる輩に遭遇し、軽く暴言を吐いたのち別のボートでフィラエ島へと向かいます。
夏のオフシーズンの正午。
他に客が全く集まらないので一人で全額負担。やはり夏のエジプト観光は向いていませんね。
フィラエ島(アギルキア島)。
神殿が見えてきました。
島に着いたら運転手と話して観光時間を決めます。待機時間は1時間半が相場らしいです。
実際そこまで大きくないので30分あれば充分。
うーむ…
すでに何度も見てきた浮彫が彫られている巨大な塔門。
ルクソールではルクソール神殿、カルナック神殿、ラムセス3世葬祭殿、ホルス神殿と同じ形の神殿を既に4ヵ所見ているので飽きてきたというのは否めません。
否めない、、
というよりは完全に飽きてしまったのである。
それもそのはず、5日の内に同じタイプの神殿を観光するのはこれで5カ所目。
例えば、演じている俳優、女優が違うだけでほぼ同じ内容のドラマを連日見ることができるだろうか?
無論誰しもすぐに飽きるでしょう。
それと同じような状態。
まあ成人向けの映像作品であれば内容が同じでも演じている人が違えばその限りではありません。
イシス女真とホルス神の浮彫。
顔の部分が削られていますがこれは、キリスト教の教会として改装するにあたり他の宗教の神を否定するために削り取られてしまったそうです。
列柱郎。
細かい壁画もしっかりと顔の部分が削り取られています。
至聖所内部のレリーフは顔の部分が残されているものもあります。
ホルス神に乳を与えるイシス女神。
印象に残っているエリンギらしきものの壁画。見事なエリンギである。
イシス神殿は、ローマ帝国時代に封鎖されキリスト教施設としても利用されることもあり、ローマ帝国所縁の建造物がいくつも残されています。
上の画像はトラヤヌス帝のキオスク。キオスクとは日本で言うところの東屋のようなものらしいです。
やはり神殿観光も5カ所目ともなるとあっという間に終わってしまいます。
おわり
飽きてきたというのもありますが、いつもはひとつの神殿を観光するのに2時間くらい時間をかける私でも、ここでは尋常ではなく暑くてそれどころではなく30分ほどで撤退。
知っていますか?
気温が40℃を超える状態だとスマホには常に高温注意の警告が表示され、一眼カメラも高温になって壊れるんじゃないかと気が気ではない。
ズバリ!夏のアスワンは観光には向いていないですね。