こんにちは。わらびです。
先日、7500円相当のパキスタンルピーが紙くずと化しました。
終わり良ければ総て良しとも言いますが、これは中々のバッドエンドではないのでしょうか?
それはそうと、気を切り替えて今回は南インドで言わずと知れた人気の観光地ハンピについて。
欧米系のバックパッカーに人気の高い言わずと知れた沈没スポットです。
- デリー
- アーグラ
- ジャイプル
- ダージリン・シッキム
- ハイデラバード
- ハンピ
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- ムンバイ
- アーメダバード
- パリタナ
- ウダイプル
- ジョードプル
- ジャイサルメール
- アムリトサル
- コルカタ
- ブッダガヤ
もくじ
ハンピってどんな所?
「ハンピ」は、南インド全域に繁栄したヴィジャヤナガル王国の14~16世紀の都で、もともとは人為的に作られた都市でしたが、イスラム勢力の侵攻により廃墟と化し、巨岩群の中に突如として遺跡が現れる不思議な光景が広がっています。
広大な敷地にいくつもの遺跡が点在しているので、徒歩での移動は困難でバイクのレンタルやリキシャをチャーターするのが必須になります。
南インドのデカン高原には、巨石の転がっている地域が多く巨石信仰も生まれていますが、中でもハンピはその代表格。
巨大な岩がゴロゴロ転がる不思議な光景と、インドの喧騒から隔絶された落ち着いた空気が魅力的で長期滞在する人も多いんだそうです。
「ハンピの建造物群」として世界遺産に登録。
ハンピ観光の仕方
ハンピは広大な敷地内にいくつも遺跡が点在していますが、ハンピバザール周辺の徒歩で移動できる範囲内だけでも多くの見どころがあります。
私は2日間ハンピに滞在しましたが、1日目はハンピバザール近辺を徒歩で観光、2日目に自転車を借りて離れた場所の遺跡の観光に向かいました。
ハンピ観光のベストシーズンは11~3月の乾季。
空気は乾燥しているので日陰に入ると過ごしやすいのですが、この時期でも日中は30℃を超える気温と強烈な日差し。
長袖長ズボンはもちろん、首元にもスカーフなど巻いていかないと大変なことになります。
私はなりました。
ハンピ観光開始
ハンピには早朝に到着、ホテルにチェックインし溜まっていた洗濯物を洗濯したら観光開始。冬でも日差しが強く空気が乾燥しているのであっという間に洗濯物が乾きます。
なんと素晴らしいことなんでしょう!
初日の観光はハンピバザールから歩いていけるヴィルーパークシャ寺院とヘーマクータの丘、そして夕陽の観賞スポットとして有名なマタンガヒル。
ヴィルーパークシャ寺院観光
一番最初にやって来たのがハンピの玄関口にある巨大な寺院「ヴィルーパークシャ」寺院。
ハンピ最古の寺院で、ヴィジャヤナガル王国が栄える前からこの地にあったと言われています。
他の寺院はほとんど遺跡となっていますが、ここはバラモンのいる現役のヒンドゥー教寺院です。
等の高さは50mあり、どこからでも目立ちます。
入り口で靴を預ける必要があり2ルピーかかります。
寺院の大一回廊までは無料で入れますが、奥に行くには70ルピーの入場料が必要。
猿にご注意
さあ、入場してさっそくハプニングに見舞われます。
なんと猿にスプライトを奪われました。
この寺院では猿が観光客の持ち物を目当てにイタズラしてくるので飲み物などはしっかりカバンの中にしまっておきましょう。
奪ったスプライトを器用にペットボトルの蓋を開けて、地面の溝に流しこみ
啜る。
ペットボトルの蓋を開ける器用さがあるのならもうちょっとスマートに飲んでほしいものです。
ちなみに、猿は飲み終わってもゴミを捨てることは無いので、飲み終わるのを待ってからしっかり回収して捨てました。
自然をいたわる人間の鑑です。
ヴィルーパークシャ寺院の本殿
第一回廊では猿にスプライトを奪われたばかりですが本殿のある次の回廊に進みます。
本殿には傷んではいますが彩色された天井画があります。
凄いんでしょうけど、似たような寺院は今まで何ヵ所も見てきたのでさすがに飽きてきた…
日本を発って約1カ月、早くも感受性が死に始めてきたような気がします。
虚ろな目をした幽鬼のようにフラフラ歩いていると一人のインド人に絡まれる。観光地でインド人に絡まれるのはいつものことなのですが、今回絡んできたインド人は一味違いました。
「その一眼カメラで写真を撮ってそれを送ってくれ」
ここまでは良くあることなんですが、ブラザー、ブラザー言いながらしつこく付きまとい「次はここで写真を撮って、次はあそこで」と、まるで私のことを専属カメラマンのように扱い始めたのです。
厚かましいにもほどがあるし、最後は寺院の外にまで連れ出される始末。
それでも優しさに定評のある私は律儀に撮影した写真をすべて送ってあげたのですが、相手からはお礼の一つもなし。
さすがにこれにはイラついたので「家が火事になれ」と、今でも思い出すたびに祈っています。
人を撫でるゾウ
ヴィルーパークシャ寺院で有名なのが「ラクシュミー」というゾウ。お金を渡すと、鼻で受け取りゾウ使いに渡してから撫でてくれます。
でもお高いんでしょ?
そう思うかもしれません、私もそう思っていました。
ですが安心してください、お値段たったの10ルピーです。
ゾウの鼻で頭を撫でてもらうという貴重な体験、100ルピーくらいしてもいい気がしますが大分良心的な値段です。極度の潔癖症か臆病者でない限りはやっておいたほうが良いと思います。
しかもこのゾウさん、おそらく人種というものを理解しているのか、私を撫でる時だけ他のインド人たちの時とは違う動作をし撫でる時間もかなり長めでした。
途中で何かの汁が垂れてきたような気がしたけど気のせいかな?
とにかく、私よりもお利口でサービス精神もお持ちでらっしゃいます。
賃上げを要求する。
インド名物大麻おじさん
寺院の横に貯水槽があり、今は汚い水が溜まっているだけの場所で大した見どころでもありませんが一応足を運んでみました。
そしてここで遭遇しました!
インド名物「大麻おじさん」
この大麻おじさん要は、大麻を勧めてくる最低のクズ野郎です。死んでしまえばいい。
インドではそこらへんで大麻を吸っている人が普通にいたり、日本人旅行者で吸っている人も少なくありません。
ですが、当然ながら違法でそれなりにリスクもあります。
仮に合法になろうとまともな人間はやらないだろうし、そんなものが必要になるくらいだったら死んだほうがマシ。
別に大麻で何かトラブルがあった訳ではありませんが嫌いだしやってるやつは軽蔑しています。
ましてや売りつけてこようとする奴は論外、本気で怒鳴りつけるし常に殴り掛かる準備はしています。
なぜこんなに嫌いかは分かりませんが、おそらくなけなしの正義感と遵法精神が許さないのでしょう。
キレ気味で大麻おじさんをあしらいヴィルーパークシャ寺院観光はこれでお終い。