こんにちわ、わらびです。
エジプトでは高級食材とされる「ハト」。
そうです、「はとぽっぽ」のハトです。エジプトでは食べるんです。ハトを。
わざわざ好き好んで食べるほどのものではないかもしれませんが、せっかくエジプトに来たのだから記念に食べなければもったいない。
- カイロ
- ルクソール
- アスワン
- ダハブ、フルガダ
- シワ
もくじ
エジプトではハトを食べる!
日本では駅前などによくいて食材としてはあまり馴染みのないハト。
中国やフランス、中東地域でよく食べられ、いずれも高級食材として知られています。
エジプトでもハトはよく食べられ、御馳走として人気が高いんだそうです。
日本人からすると、あまり馴染みが無くそこらにいる鳩を想像するかもしれませんが、エジプトではしっかりと養殖されたハトが一般には食べられています。
ハト料理の名店「Farahat Grill」
ガイドブックにも載っている鳩料理の人気店「Farahat Grill」。偶然にも名前にハトと付いていますね。
場所はハーン・ハリーリバザールのすぐ近くなので、バザール観光のついでに寄るのが良いかと。
店名はアラビア語表記のみなので、読めない人は上の画像の形をしっかりと覚えていきましょう。
お店を正面に見て左側の路地の奥に入って行くと、通りにテーブルが出ています。
さらにその奥に店内席があります。
何故かお店と席が離れているので少し分かりにくい仕様。
おすすめは「ハマーム・マフシー」
ハト料理には2種類あります。
- ハマーム・マフシー|Pigeon Stuffed With Rice
- ハトのローストのご飯詰め/135EGP
- ハマーム・マシュウィー|Plain Roast Pigeon
- ハトのロースト/110EGP
どちらもハトを丸々一匹使った料理で、理由は後述しますが、おすすめは断然ハマーム・マフシーです
アラビア語で「ハマーム」はハト、「マフシー」はエジプト料理の詰め物のこと。
気になるハトの味は?
生まれて初めて食べるハトの味。
頭を切り落とした丸焼き状態で出てきましたが、全体像はこのような感じなのですね。
腕の骨がカマキリみたい。
まずは切り開いて中からお米を出す。
パリッとした皮に包まれ、濃厚なハトの脂にコーティングされた炊き込みご飯。
味は少し薄めなので、塩をかけて調節して食べると良い感じ。
続いて手羽先。
ほとんど肉がついていないので皮軽く齧った程度。
味は…、残念ながら少なすぎて分からない。
胴の部分から肉をほじくり返して今度こそハト肉をしっかりといただきます。
そうですね、味は濃くなく淡白な感じ。
ハト肉の味はレバーや赤身肉にも似ているそうですが、赤身はともかくレバーというのもなんとなく分からなくもない。
言われてみれば、微妙に食感が似ているかもという感じ。
あと全体的に脂っこいですね。
そうですね、少し脂っこい鶏肉といったところでしょうか?
特に食べれないほどの癖があるなどはありません。
ハトのスープも付いてきましたが、見た目の割に味がほとんどありませんでした。
うーむ…、もしやハトって全然味がしないのでは?
ハトはほとんど可食部が無い
ハトは高級食材ではありますが、鶏肉と比べると可食部は圧倒的に少ないので、中に何も入っていない丸焼きだと食べたところでほとんど満足感は無いかと思われます。
中にお米の詰まっているハマーム・マフシーの方がおすすめなのはこれが理由。
最も肉の多いムネ周辺でもほかぶりつけるほどの肉の量は無く、スプーンでこそぎ取って食べるくらい少なめです。
おわり
エジプトの食文化にケチをつけるようで気が引けるけど、これはあれですね…、
食べるなら断然鶏肉の方が良いですね!
味云々以前に可食部位が少なすぎるので、食べても満足感が無いし、その少なさゆえに味も分かりにくいという…
高級食材なので多少値は張りますが、それでもやっぱりエジプトに来たという記念に食べておくのも良いかもしれませんね。