ルクソールからアスワンへ鉄道よりも安く移動する方法とは!?【節約派の旅行者必見】

こんにちわ、わらびです。

エジプトではカイロからルクソール、そしてアスワンへとナイル川を南下するルートで旅行する方が多いかと思われます。

ルクソールからアスワン前のアクセスは以前までは鉄道が主流でしたが、外国人料金が導入されたことにより節約派の旅行者にとってこの区間の移動は厳しいものとなりました。

今回はルクソール~アスワン間の移動方法並びに、現状判明している最安値の交通手段について紹介していきます。

この記事で分かること
  • ルクソール~アスワン間の移動手段
  • 外国人料金が適用された交通機関
  • 最安値の移動方法

この記事の情報は2023年8月時点でのものになります。

ルクソール~アスワンの移動方法

ルクソールからアスワンのルートは、エジプト旅行では割とメジャーな移動ルートで、この区間の移動は多くの旅行者が使うのではないでしょうか?

アスワンから更に足を伸ばして、世界遺産のできるきかっけとなったアブシンベル神殿へと向かう人もいるかと思います。

従来であれば鉄道での移動方法が一般的でしたが、2022年末にエジプト国鉄が外国人料金を導入したことで事態は一変しました。

ルクソールとアスワンを結ぶ交通手段は以下の3つ。

  • 鉄道
    • 2200~3000円
  • 大型バス
    • 2500~6000円
  • ミニバス
    • 500~1000円

全て鉄道の料金を基準に外国人料金(公定ではない)が適用されています。

外国人料金の導入により起きた変化

2022年12月より、エジプト国鉄には外国人料金が導入されました。

そして、外国人観光客の移動も多いルクソールとアスワン間のみに限っては鉄道以外の交通機関も便乗し外国人料金を導入するという異常事態が起きています。

もともと大手バス会社の路線が通ってない区間なのでどこも好き勝手値上げしているのが現状。

鉄道に関しても、たった一駅の乗車にもかなり高額な料金が適用されるという問題も発生し、鉄道で日帰り旅行するのが一般的だったエドフやコム・オンボといった中流域の都市へのアクセスが困難になってしまいました。

エドフ&コム・オンボ観光
エジプトで一番保存状態の良い遺跡ホルス神殿【見どころと行き方紹介】
ポルナレフ対アヌビス神の闘いの舞台!ふたつの神を祀るコム・オンボ神殿

鉄道

ルクソールとアスワンを移動する上で、従来多くの旅行者たちが利用してきた鉄道。

エジプト国鉄は2022年末、外国人料金を導入し大幅な値上げを実施

これによりルクソールとアスワン間の列車料金は以下のようになりました。

※1USD=150円計算

ルクソール⇔アスワン値上げ前(2020年)値下げ後(2023年)
1stクラス400~700円3000円(20ドル)
2ndクラス200~400円2250円(15ドル)
3rdクラス2250円(15ドル)

値上げ後は約5倍になり、値上げ前は便により値段差がありましたが、値上げ後は全て統一。

これの何がヤバいってこれらの料金は移動距離に関わらず全て一律。

たった一駅で降車しても同じ料金が適用されるという恐ろしいものなんです。

これにより、ルクソールとアスワンの間にあるエドフやコム・オンボといった神殿に日帰りで行くことも難しくなり、もし鉄道で日帰りするのであれば最低でも30ドルという料金が必要になります。

車内はクーラーも効いているので割と快適。長距離で乗るなら、多少高くても使う価値はアリ。

大型バス

ルクソール~アスワン間では大手バス会社の路線は就航していませんが、地元のバス会社が何社かバスを運行しています。

駅周辺にいくつかのバス会社があるので値段を聞いて周りましたが、どこの会社も列車より高い料金設定になっていました。

当然これは外国人料金が適用された値段で、安いもので500EGP。一番高くて1200EGP。

これは鉄道より高くぼったくりも多いので、使う意味はありません。

最安値の移動手段「ミニバス」

ルクソールとアスワンを結ぶ移動手段で節約派の旅行者にとって主流の方法になる未来もそう遠くないと思われるのが「ミニバス」。

時速100km以上で飛ばすので列車よりも早く、ルクソールとアスワンを約2時間で移動できる最速の移動手段。

各都市に専用の「マオガフ」と呼ばれるミニバススタンドがあり、基本的に12人が定員で人数が集まり次第出発します。

最安値と言ってもミニバスにも外国人料金が設定され、ローカルプライスが50EGPに対して外国人は200EGP。

それでも鉄道の半額以下で乗ることができ、現状これが最安値。

外国人料金が適用されているのはルクソール~アスワンを行き来する便のみ。他の都市では現地人と同じ料金で利用可能。

かなり飛ばすので列車よりも早く着きます。

窮屈でクーラーも無いのでかなり暑い。

ルクソールのマオガフの場所

ルクソールのミニバススタンドは駅前の通りを北に1km向かった場所にあり、アスワン以外にもホルス神殿のあるエドフ、フルガダ行きのバスも出ています。

  • ルクソール→エドフの料金は50EGP

アスワンのマオガフの場所

アスワンのミニバススタンドは駅から4km離れているので歩いて行くのは難しいですが、駅前から大通りを北に向かう乗り合いバンに乗れば必ず前を通ります。

同じスタンド内からは、アブシンベル行きの大型バスも出ています。

コム・オンボに行く場合も、このスタンドから出ているミニバスを利用するのがおすすめ。

  • アスワン→コム・オンボの料金は10EGP
  • アスワン→アブシンベルの大型バスの料金は95EGP

ルクソールとアスワン間を最安値で移動する方法

現状、ルクソールとアスワン間を移動するミニバスには外国人料金が適用され200EGPとなっています。

ただし、外国人料金が適用されるのはルクソールかアスワンのスタンドから乗った場合のみ。

途中の街で一度バスを乗り換えることでローカルプライスに切り替えることが可能となっています。

例えば、ルクソール→アスワンへ向かう場合だと、

  • ルクソール→エドフ
    • 外国人料金50EGP
  • エドフ→アスワン
    • ローカル料金50EGP

と合計100EGPになり、そのまま直接行く場合の半額になります。

中間の街のバススタンドは外国人利用者がほとんどいないので、外国人料金が適用されていないようです(2023年8月当時)。

鉄道よりミニバスの方が安いことを知っている外国人観光客はいても、この方法を知っている人はほぼ存在しません。

超レア情報です。

待ち時間があるので多少時間は取りますが、少しでも費用を抑えたいという方は是非。

まとめ

  • ルクソール⇔アスワン間の交通機関には全て外国人料金が適用されている
  • ミニバスが一番早く最安値
  • ミニバスで外国人料金が適用されるのはルクソールとアスワンのスタンドから乗った場合のみ
  • コム・オンボ、エドフへのアクセスもミニバスがおすすめ

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です