【オルレ12日目】バスを使ってスタンプ回収、過去一番で不真面目な一日

こんばんわ、わらびです。

真夏の済州島を歩き回ったオルレも残りわずか。

といっても、残り2日で歩ききれる距離ではないので、今日はバスを使ってスタンプ回収を行います。

まずはこちら
済州オルレとは?初心者向けガイド
持ち物・準備編

オルレ12日目

10‐1 加波島コース

12日目。今日はまず、最後の離島コースである加波島のコース10-1攻略へ向かう。

加波島コースの距離はわずか4kmほど。

済州オルレ全コースの中でも最短なのだが、離島ゆえに船で渡る必要があり、往復の移動時間まで含めると3時間以上かかってしまう。

タイムパフォーマンスはすこぶる悪い。

人口は250人ほどの小さな島だが、訪れる観光客は意外と多いようだ。

春に開催される青麦祭りやドラマのロケ地として知られているほか、オルレコース開設後はさらに渡航者が増え、フェリーも増便されたらしい。

私が乗った10時発の便でも、島から戻ってきたフェリーから多くの乗客が降りてきた。

どうやら日帰りだけでなく、宿泊してゆっくり過ごす人も少なくないようである。

スタンプを押してスタート。

コースは島をぐるりと一周し、途中で中央部を横断する約4kmのルートとなっている。

この島の観光はレンタサイクルが定番らしく、港周辺には貸し自転車店が並んでいる。

実際、歩いているのは私ひとり。まあ、この猛暑の中を徒歩で観光している方がおかしいのだ。

道路はしっかり整備されているが、島の端から端まで歩いても10分程度。

個人で自動車を所有する必要性はほとんどなく、見かける車両といえば物資を運ぶトラックくらいである。

自動車より船の方が多そうな島。

これほど小さな島だと、住民同士はほとんど顔見知りなのだろう。治安も良さそうだし、なんだか時間の流れまでゆっくりしているように感じる。

他の離島もそうだが、オルレを歩かなければ一生訪れることはなかったかもしれない場所。

次の船が来るまでは2時間の余裕があるのでここはゆっくりと歩きましょうかね?

道端には鮮やかな花が咲いていた。

何という名前なのかは分からないが、いかにも南国らしい雰囲気にぴったり。

そして済州島名物、石のおじさんこと「トルハルバン」。

相変わらず何を考えているのか分からない表情をしている。

島の中央付近から周囲を見渡してみる。

見事なくらい何もない。

しかし、青森県の何もないとは少し違う。

人口は少なくても、ここには加波島の人々が長い年月をかけて紡いできた暮らしや文化、歴史が確かに息づいている。

本当に長閑な島ですね。

たった4kmということもあり、写真を撮りながらゆっくり歩いても1時間足らずで終了。

そのまま島の中央部を横切り、港へ戻る。

人口250人の島だが、小学校はちゃんとあるようだ。中学以降は島を離れ、本島で下宿生活でもするのだろうか?

コース9概要コース詳細
距離4.2km
所要時間1~2時間
難易度★☆☆
スタート地点Sangdong-pogu
ゴール地点Gapa community center

加波島へのアクセス

出発港雲津(ウンジン)港
行き9:00~15:00まで1時間おきに1本
帰り9:20~15:20まで1時間おきに1本
往復料金(2024年9月時点)15,500₩
所要時間約20分
備考身分証としてパスポート必須

コース11

本島へ戻ってきた時点で時刻は12時40分。

次はコース11、12、13を攻略しなければならないのだが、どう考えても全部まともに歩くのは無理である。

前日にコース11の中間スタンプは回収済みなので、最悪コース11は歩かなくても問題ない。

それでも残り距離は40km近くある。

ここは断腸の思いでスタンプ回収を優先したいところ。

…とは言うものの、コース11のゴールはとんでもなくアクセスが悪い。

近くを通るバスは1時間に1本程度。待っている時間すら惜しいので、結局歩いて向かうことにした。

距離にして約8km。

正規ルートではないとはいえ、昨日歩いた距離も合わせると、普通にコースを歩くのと大差ない距離を歩いている気がする。

何をやっているのだろう。

気温は30℃を軽く超え、おそらく35℃近い。

とても、とても暑い。

リュックのサイドポケットに入れていた水が、1時間もしないうちにぬるま湯になるくらいには暑い。

周囲には農地と民家が点在するのみ。日差しを遮るものはなく、水を買えるコンビニもない。

茹で上がるような状態でコース11は終了。

コース11概要コース詳細
距離17.3km
所要時間5~6時間
難易度★★☆
スタート地点Hamo Sports Park
ゴール地点Murung Farm

コース12

続いてコース12。

ここからは先を急ぐため、中間チェックポイントまで歩いてスタンプを回収し、その後はバスでゴールを目指す作戦だ。

距離は約6km。ちなみに水はもう尽きた。そして相変わらず周辺にコンビニはない。

少しだけ嫌な予感がしてきた。

暑い。とにかく暑い。

体の中の水分がどんどん失われていくのが分かる。

そんな中、目の前にはオルムが現れた。

どうやらコースはあの中へ続いているらしい。

そして嫌なことに、おそらく中間スタンプは山頂付近に設置されている。

この状況で登山である。なかなか容赦がない。

真夏でもランニングをしていたおかげか、暑さや脱水には比較的強い方だと思う。しかし、そのせいで自分の状態を正確に判断できないという欠点もある。

気付いた時には手遅れ、それが一番怖い。

登り続けるうちに視界が少し霞み始めた。眼球の水分までも失われ始めたみたい。

そろそろ本気でまずい気がするので、ここらで少しだけ死を覚悟。

考えてみれば、オルレを歩いていると定期的に死の危機に瀕している気がする。

しかし、このオルムはおかしい。

山頂付近をいくら探しても中間スタンプが見当たらない。暑い中を登ってきたのに、まさかの空振り。

いよいよ倒れてもおかしくない状態になってきた。

どうせ倒れるなら、こんな山の中ではなく誰かが発見してくれそうな場所で倒れたい。

ここは潔く諦めよう。

そう思いながらオルムを下る。

すると、そのすぐ先に学校のような建物が見えた。

そして、

なんとそこに中間スタンプがあったではありませんか!?

完全に登り損。

オルムの中にあるものとばかり思い込んでいたが、普通に麓に設置されていた。先に言ってほしい。

それにしてもこの学校、おそらく廃校。少子化の影響かな?

ちなみに、私の地元には学校すらないと言いたいところだが、それはさすがに冗談である。

もっとも、学校の統廃合が進んでいるのは事実。少子化の影響は想像以上に深刻で、地方では進学校ですら定員割れを起こすことが珍しくない。

十数年前だと、チンパンジー扱いされていたような奴が進学校に入学する始末。

私が学生だった頃なら考えられなかった話だが、時代は確実に変わっているらしい。悪い方向へと。

日本の未来は暗い。

スタンプを押した後は、大通りへ出てすぐにバスへ乗車。

車内はクーラーが効いていて快適そのもの。

ただし、脱水状態が改善されるわけではない、そもそも水を飲んでいないのだから当然である。

バスを降りたら1kmほど歩きコース12のゴールへ。

時刻は午後4時。

まだ時間には余裕があるが、もう歩く気力はない。

次のコースの中間スタンプまではバス移動しよう。

…そう思ったのだが、肝心のバス停が近くにないので、結局また歩くことになった。

無論正規ルートではなく通りを使うけど、距離的には正規ルートを歩いた場合と2kmくらいしか変わらない。

中間スタンプを回収してようやく終了。

実は以前コース14を歩き始めた際、コース13のスタンプも一緒に押していたので、これでコース13のスタンプはすべて回収済み。

ほとんど歩いていないが、もうコース13を歩く必要はない。

コース12概要コース詳細
距離17.5km
所要時間5~6時間
難易度★★☆
スタート地点Murung Farm
ゴール地点Yongus-pogu

おわり

オルレもいよいよ明日が最終日。

今日は過去一と言っていいほどバスを活用し、スタンプ回収に徹した一日でした。

今まで死にかけながらも驚くほど真面目に正規ルートを歩いてきたのだから、たまにはこういう日があってもいいだろう。

そもそも、他の参加者だって意外とまともに歩いていない気がする。

…いや、「みんなやっているから自分も」というのは良くない考え方ですね。

終わり良ければすべて良し。

韓国にそんなことわざがあるのかは知らないが、少なくとも私はそう信じている。

明日はちゃんと真面目に歩こうと思う。

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