こんにちわ。わらびです。
カンボジア南部の町カンポット。この街には世界的に知られている名産品があります。
それが「カンポットペッパー」。
普段スーパーで何気なく買っている黒胡椒とは別物と言っていいほど評価が高く、世界中の高級レストランで使用されている胡椒。
産地であるカンポットでは、農園見学が観光の定番となりつつあります。
ということで、私も胡椒作りの場を見学してきました。
この記事は2026年6月時点での情報を基に作成されています。
1,000KHR=40円
1USD=4,000KHR
カンポットペッパーとは?

カンポットペッパーは、カンポット州と隣接するケップ州の限られた地域で栽培される胡椒です。
その歴史は古く、19世紀にはすでに高品質な胡椒として知られていました。
今では世界一美味しい胡椒と称されるほどで、日本での知名度も高くなっていますよね?
現在では産地保護制度が導入されており、カンポットペッパーと名乗れるのは認定された農園で生産されたものだけ。
つまり、どこか別の場所で育てた胡椒をカンポットペッパーとして販売することはできません。
La Plantation

カンポットには、いくつか胡椒農園がありますが、今回足を運んだのは「La Plantation」。
街からは一番最寄りの農園になります。
ツアーは有料
カンポット農園の見学は、以前までは無料で行われるというのが通常でしたが、現在では有料のツアーに移行されています。
ツアーは5USDと10USDコースの2種類あり、自分は5USDの方に参加しました。
農園見学へ

さあ、カンポットファーム見学へ参りましょう。
身近に胡椒が育っている環境がないので、どのように胡椒が作られているのか分かりませんでした。
青森県民なんでリンゴなら分かるんですけどね。
なんとなく、唐辛子のような成り方を想像していたのですが、実際はまったく違う様子。

胡椒はツル性の植物で、一本一本の支柱に絡みつくようにして育っています。
遠くから見ると細い木が整列しているようにも見えますが、これは胡椒を育てるための支柱。これに這うように育っていきます。
アサガオを想像してみると分かり易いかも。

ガイドさんによると、苗を植えてから収穫できるようになるまで数年かかるとのこと。
さらに収穫後も剪定や害虫対策など手間が多く、想像以上に根気のいる作物。

この小さな実が成るまで数年。
高級品と呼ばれる理由は、単にブランドだからではなく、こうした栽培の手間にもあるのでしょう。

私はこれまで、黒胡椒や白胡椒は別々の品種だと思っていました。ところがどっこい、実際には同じ植物から作られています。
完熟した赤い実をそのまま乾燥させたものが赤胡椒。完熟した実の果皮を取り除いたものが白胡椒。
そして、最終的に完熟した実は黒くなるんですけど、これがいわゆるブラックペッパー…
ではなく、なんとまだ青い状態の実を茹でてから天日干しにすると、それが黒く変色し黒胡椒となるんです。
つまり黒だ白だと言っても、実際に違うのは収穫時期や加工方法。

実際に成っている実を見て、説明を聞くまで全然分かりませんでした。
テーブルコショウもSBのブラックペッパーも同じ実からできてるんですね。
胡椒の試食
さて、農園を見学した後はいよいよコショウの試食でございます。これが醍醐味。

リストを渡され、どの味が好みかなどをチェックし、これを参考にお土産の購入に役立てます。


4種の胡椒と5種のスパイスを試食します。
普段、胡椒はあくまでも香辛料と認識し、料理にパパっとかける程度のもの。
しかしここでは胡椒が主役。生まれて初めて胡椒と真剣に向き合う日です。
単純な刺激だけでなく、辛みを感じるタイミングの違い、柑橘類を思わせるアロマのような香り、ほのかな甘みも感じられました。
普段使っている安価な胡椒との違いは、私のような素人でもはっきり分かるレベル。世界中のシェフが評価する理由も少し理解できた気がします。
といっても、全部ガイドさんが説明してくれたので、「言われてみれば確かにそうだ」となっているだけなんですけどね。
スパイスの方も、つまみにしてお酒飲めるんじゃない?
そう思うほどしっかりとした味わい。胡椒が主役でしたが、その座を狙わんとする思わぬ伏兵ここにあり。

カンポンペッパーのプロダクトで断トツの人気を誇るのが生胡椒の塩漬け。
調理にはもちろんサラダや肉料理のトッピング、そのままつまんで食べてもOKという優れもの。

自分もこれが一番気に入ったのでお土産に50グラム購入。
日本にいる時もちょくちょく買って食べていたんですけどこれが本当に美味しいんです。
カマンベールやベビーチーズに乗っけて白ワインと共に頂くというのが大好きです。
私は常にお酒のつまみとして食べていましたが、料理にもバリバリ使えます。
Amazonでも購入できるので気になった方は是非お試しあれ。
名物の胡椒アイス

カンポットファームに来たらこれも忘れてはいけません。
名物の胡椒アイスです。
正直なところ、胡椒とアイスなんて本当に合うのだろうかと半信半疑。しかも、結構ガッツリ入っています。
しかし一口食べてみると、その印象は大きく変わります。
濃厚でなめらかなバニラアイスの甘さのあとに、カンポットペッパー特有の爽やかな香りとピリッとした刺激がふわりと広がり、想像以上に相性抜群。
辛さでアイスの味を邪魔するのではなく、むしろ甘さを引き立てているように感じました。
特に後味に残るスパイシーな余韻が印象的で、普通のバニラアイスにはない大人向けの味わい。

農園を見ながらアイスを食べる。
爽やかな風が吹き抜ける…
と思いきや、結構風が強くて、アイスの蓋が飛んでってソファーの下に入ったりてんやわんや。
少々慌ただしく農園見学は終了しました。
おわり
カンポットペッパーには日本にいる時からお世話になっていたので、実際に生産地へ足を運び農園を見学できて大満足。
私にとっては、ある種の聖地巡礼のような感じでした。
皆さんも、もしカンポットペッパーを食べる機会があったら、カンボジアの大他に思いを馳せ、感謝しながら頂いてみては如何でしょうか?






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