こんにちわ。わらびです。
プノンペン観光といえば王宮やトゥールスレン収容所がメインになりますが、歴史好きの方にぜひおすすめしたいのがプノンペン北西部にある「ウドン」です。
現在は静かな田舎町ですが、かつて約250年にわたってカンボジアの首都として栄えた場所。丘の上には歴代国王の仏塔が並び、眼下にはカンボジアの大地がどこまでも広がります。
観光客の姿も少なく、のんびりと散策を楽しめる穴場スポット。
今回はそんなウドンをご紹介します。
【プノンペン観光】
↳トゥールスレン収容所
↳チュン・エク虐殺博物館
↳プノンペン王宮
この記事は2026年6月時点での情報に基づき作成されています。
1,000KHR=40円
1USD=4,000KHR
旧王都ウドンとは?

日本が誇る麺料理の一つうどん。
まあ私は嫌いなんですけど、そんな香川県民の誇りである麺料理と同じ名前の古都「ウドン」は、プノンペンから北西へおよそ40kmの場所に位置する歴史都市です。
1618年、当時の国王が首都を移したことで王都となり、その後1866年にノロドム王が首都をプノンペンへ移転するまで、およそ250年間にわたってカンボジア王国の中心地として機能していました。
カンボジアの歴史といえばアンコール王朝の印象が強いですが、アンコール王都が放棄された後も王国は存続しています。
首都が移された理由には周辺国との戦争や政治的事情など様々な要因がありましたが、戦乱の時代が続く中、ウドンは長く安定した治世を築きカンボジア史においても重要な場所となりました。
アクセス方法
ウドンはプノンペンから日帰りで訪問できます。
①トゥクトゥク
最も手軽な方法。
プノンペン市内から往復チャーターし、観光時間込みで半日から1日利用する形になります。
料金交渉は必要ですが、大体30USD前後となっています。
②バイク
私はこの方法で行きました。
国道5号線を北上して約1時間半ほどで到着します。
プノンペン市内から出る際は交通量も比較的多いため運転には注意が必要ですが、それ以降は周辺の田園風景を楽しみながら移動できます。
③ツアー
プノンペン発の日帰りツアーもあるので、歴史解説を聞きながら観光したい方には便利な選択肢でしょう。
ウドンの見どころ

ウドンの山はそこまで高いという訳ではありませんが、丘の上へは急な階段を登らなければなりません。
僅か10分程度ですが、カンボジアの蒸し暑い気候の中でこれをやるのはかなりの重労働。
それでも、階段の先に仏塔が見えてきた時の感動は言うまでもありません。
丘の上に並ぶ仏塔群

ウドン最大の見どころは、なんといっても丘の北側に聳える4本の仏塔群。
最北の階段を上った先にあるのが一番新しい仏塔で2002年に作られました。中には高名な僧の骨と歯が収められているそうです。

新しい仏塔から南へチャイ・チェター王(在位1618~1626)、アンドゥオン王(1847~1859)、モニボン王(1927~1941年)の仏塔が並んでいます。
これらの仏塔には歴代国王や王族の遺骨が納められているものもあり、カンボジア王国の歴史そのものと言っても過言ではありません。
…いや過言かもしれませんけど、カンボジアの歴史にとって重要なものであるというのは言うまでもありません。
特に大きな仏塔は遠くからでも目立ち、ウドンのシンボルとなっています。

乾季であれば、もう少し緑が少なく山の尾根に連なる仏塔がいい感じに見られるのかもしれません。
知らんけど。
丘からの絶景

急な階段を登るのは少々大変ですが、登り切った後にはその苦労に見合う景色が待っています。
丘の頂上から見渡す景色は圧巻。
周囲には高い建物がほとんどなく、広大な田園地帯や集落が地平線まで続いています。
プノンペンの喧騒とはまるで別世界。
風も心地よく、しばらく景色を眺めているだけでも十分楽しめます。夕方に訪れれば美しい夕景も期待できるでしょう。

どこまでも続くカンボジアの平坦な大地。これだけ平坦だと、農業には適しているでしょうけど、国防面で凄い苦労しそうですね。
祠の仏像

山頂の南側には仏像の祀られた祠がいくつかあります。
薄暗い祠堂の中に祀られた金色の仏像。外から差し込む光と蠟燭に照らされれ神聖な雰囲気を醸し出す。

ここへ来る道中、山頂へ荷物を運ぶおばあちゃんが重そうな水を背負い、何度も立ち止まりながら険しい山道を登っていました。
「手伝った方がいいんじゃないか」
そんな思いが頭をよぎりました。
ですが、突然声をかけたら迷惑かもしれない。断られたら気まずい。そんな言い訳を次々と並べ、結局私は何もできないままその場を後にしてしまいました。
ところが、その後たどり着いたこの仏像の前に立った瞬間、不思議と先ほどのおばあちゃんの姿が頭から離れません。
まるで「本当にそのままでいいのか」と、自分の迷いを見透かされているような気がしたのです。
後悔するくらいなら、今からでも遅くはない。
そう思った私は、観光を中断し、急いで来た道を引き返すことにしました。
特に見返りを求めた訳でもなく自分が納得したかっただけ。
手伝った後はできればかっこよく爽やかに立ち去りたかったのですが、息も絶え絶えにその場で汗だくになりながら力尽き、今しがた運んできた水を恵んでもらいました。
まあこんなかっこ付かないところも自分らしいのではないだろうか?
おわり
ウドンはそこまで有名という訳ではないし、正直なところ、派手さだけで言えば少し地味な観光地かもしれません。
しかし、丘の上に並ぶ仏塔や広大な景色を眺めていると、かつてここが王国の中心だったことを実感できます。
また、観光客が少ないため落ち着いて見学できるのも魅力のひとつ。歴史好きな方や定番観光地以外にも足を延ばしてみたい方にはぴったりの場所でしょう。
プノンペンから日帰りで訪れることもできるので、日程に余裕があればぜひ旧王都ウドンにも足を運んでみてください。









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