こんにちわ、わらびです。
テヘランから始まった40日以上に渡るイラン旅行もいよいよ終わり。
アルダビールを後にし最後の街タブリーズにやってきました。
ちなみにアルダビールからタブリーズへのバス料金は約150円。相変わらず最後の最後まで安いイランのバスでした。
- テヘラン
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- シーラーズ
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- ケルマーンシャー
- ウラマナト
- アルダビール
- タブリーズ
この記事の情報は2023年5月時点でのものになります。
イラン旅行最後の街「タブリーズ」
とうとうこの街でイラン旅行もお終い。
物価が全体的に安くバス代なんて今まで行った国の中では断トツで安い。料理も美味しい。
良いところがたくさん。
インターネット規制が厳しく速度も遅い、両替商はぼったくりだらけ、拒否を許さない親切の押し付けなどなど悪いところもたくさん。
この街ではほとんど観光するつもりはないし、そもそもタブリーズの観光名所はそこまで多くはありません。市内には世界最古で世界遺産にも登録されているタブリーズバザールと青のモスク、歴史的邸宅。
近郊にはカッパドキアのように風化してできた岩石の集落「カンドヴァン」があり、2日もあれば充分に見て周ることが可能。
自分の場合は3日滞在しましたが、観光したのはタブリーズバザールと青のモスクの2カ所のみ。
ひとつの国に長く滞在すると、いつも最後の街ではダレて観光しなくなるんですよね。
不思議。
タブリーズ観光の注意点
タブリーズを観光する上で忘れていけないのが、この地域はイランの中でも治安が悪いということ。
どのくらい悪いかというとタブリーズ、もしくはアルダビールに行くとイラン人に伝えると「悪い人間がたくさんいるから気を付けて」と結構な頻度で注意喚起されるくらいには治安が悪い。
普通に街を歩いてても、親切なイラン人から気を付けてと注意を受けることがあります。
何がどう悪いかというと、この地域には多くのトルコ系住民が住み、彼らがぼったくりや強引な客引きといった悪事を働きまくっているというのがとにかく有名。
幸いタブリーズでは何もありませんでしたが、アルダビールではトルコ人が経営するレストランで高額な請求をされたり、無理やり腕を引っ張られ店に連れていかれたりしました。
宿泊したホテル
私がタブリーズで宿泊したのが「Darya hostel & gesthouse」
市内では比較的安い人気のバックパッカー宿。日本人もよく来るのか日本語の書かれた看板もありました。
- シングル1泊1000円(バス・トイレ付)
- バス・トレイ別は700円
- WiFiはそこそこ使える
イランのあとはヨーロッパに渡り、フランスからスペインまで1600kmくらい歩く予定なので、軽く観光してそれ以外はずっとこの部屋で寝て過ごしていました。
働かずとも英気を養う必要あり。
タブリーズのグルメ
タブリーズで最も有名な郷土料理と言えばミートボール。
ミートボールと言えば隣国トルコ発祥の料理。普通は一口サイズで一皿に何個も入っているのが普通ですよね?
しかし、タブリーズのミートボールはコロコロと可愛げのあるサイズではありません。
こちら、見てお分かりの通りとにかくデカイ!
まさかのミートボール(単体)
子供がふざけて作ったかのようなサイズ感ですが、こんな感じのそれなりに良いお店で提供されています。
だいたいソフトボールくらいのサイズ。
上にゼレシュクとフライしたタマネギが乗り、一応スープに浸っています。
ミートボールに限らず単体でこのサイズで提供された料理なんて今まで見たことが無い。そしていくら大きかろうと、確かにミートボールなので表現的には間違っていないし否定のしようもありません。
その圧倒的なサイズによりミートボールの固定概念をぶち壊す。
使われている材料は挽肉、タマネギ、香味野菜、クルミ、そしてお米が混ざっているのが特徴的。
肉にターメリックやクミンが入っているのでほんのりカレー風味。
これだけ大きいにも関わらずフォークで簡単に崩れるので食べやすい。普通だったらつなぎとかでガチガチに固めないと調理中に崩れそうなものですが。
中にゆで卵などが入っている場合もあるらしいけど、これには何にも入っていませんでした。
サラダ、スープ、パンが付いてきて約700円。
お店によってサイズは変わると思われますが、このバカでかいミートボールを食べることができるのは「Tabriz Modern Restaurant」というちょっと高めのレストラン。
タブリーズ観光
中東最古で世界遺産に登録されている「タブリーズバザール」。
中東最古と言っているけど、バザール自体中東にしか無いので世界最古のバザールになります。
タブリーズはイランで最大のペルシャ絨毯の取引規模を誇るそうです。
バザールの広場に大量の絨毯が集積されるエリアもいくつかありました。
タブリーズ市内の観光スポットのひとつ「青のモスク」。
ぱっと見全然青くありませんが、どこが青なのかというと…
入り口周辺に残っている青いタイル、これが青のモスクと呼ばれる由来。
まあなんていうか、こんな感じでね…
中にも入れません。
ほとんど剥がれているしこれで青のモスクなんて呼んでいたら、イランの大半のモスクは何と呼ばれることになるのやら?
おわり
ダレて寝てばかりだったタブリーズ。
大きな街ではあるけども、イスファハーンやシーラーズと比べると観光名所も少ないし、あまり観光向けの場所ではないんじゃないかと思いました。
あとは陸路でトルコへ向かい、さらにフランスへと飛んで2ヶ月に渡るスペイン巡礼が始まります。
イラン旅行おしまい。