こんにちわ、わらびです。
今回はスペイン巡礼45~47日目、「フランス人の道」の記録になります。
もくじ
巡礼45~47日目の出来事
45日目、コウノトリ
巡礼45日目。
今日は久しぶりに巡礼路の様子でも紹介してみようと思う。
と言っても、紹介するのは景色とかではなく以前から気になっていたこの鳥について。
こいつの正体は「コウノトリ」。
そう!赤ちゃんを運んでくる鳥ですね。
主な生息域がヨーロッパなので、巡礼中によく見かけていました。
鳴き声が「カンカンカン!」と建築現場のような音で非常に気になっていたので、今日はわざわざ一眼の望遠レンズを取り出して撮影しました。
教会の塔の上など見晴らしの良い場所に巣を作ります。
この教会はオランダ様式っぽいのですが、レオンの少し手前辺りから教会の建築様式がオランダ様式の物が多くなってきました。
オランダはもとはスペインの一部なので何か関係があるのでしょうが、いかんせん調べるのが怠い。
有識者の方がいたら是非ご教授ください。
折角望遠レンズを取り出したので道路を走るトラックを撮影。
後方に「MONTENEGRO」と書かれていますが、まさかお前さんモンテネグロからやって来たのかい?
モンテネグロからここまでは約3,000km。
一方私はル・ピュイ=アン=ヴレからはるばる歩いて1,200km。
だから何だという話。
さあいつも通りのビール休憩。
休憩で腰かけたベンチの目の前には何故か鶏肉が落っこちていた。不思議。
まあ巡礼路に関しては以上だ、やっぱり書くこと無えぜ!
巡礼宿にチェックインしたら自炊開始。
フランスで購入したオリーブオイルも残すとこあと僅か。
ほんの少し余っているけど、荷物を軽くするためキッチンの調味料置き場に置いていく。
是非とも他の方に有効活用してもらおう。
と思ったが、何だか変な中国人巡礼者がいるようで、キッチンの調味用を一つ一つ手に取ってまじまじとチェックする。
この人に使われるのはなんだか癪なので多少多くても自分で使い切ることに。
この中国人巡礼者、通称「スーパーマーケットじじい」としよう。
スマホで調べればいいものを、わざわざ宿のスタッフにスーパーマーケットの場所を尋ねる。何故か他の巡礼宿にまで出向いてスタッフにスーパーマーケットの場所を尋ねる。
突然やってきて、受付の人に「スーパーマーケットはどこか?」と尋ねて帰る。相手からするとちょっとした恐怖。
これから先何度もスーパーマーケットで遭遇することになる妖怪みたいなやつ。
是が非でもこいつにだけはオリーブオイルは使わせない。
そんな強い意志で今日の晩御飯
チキンとマッシュルームのパエリアを作ってみました。
チキンではあまり味が出ないので、もう少し味を濃い目にした方が良かったなと。
移動距離
レオン→オスピタル・デ・オルビゴ:31.8km
総移動距離:1,247.2km
巡礼宿情報
宿情報 | |
名前 | Albergue Parroquial Karl Leisner |
住所 | de Vega, C. Álvarez Vega, 32, 24286 Hospital de Órbigo, León, スペイン |
料金 | 9ユーロ |
設備 | WiFi、自炊可能なキッチン(1ユーロ) |
46日目、コシード・マラガト
巡礼46日目。
無論今日もいつも通り道のりについては特筆すべきことは無し!
なんか歩くそういうやつなのにね。何もないというよりは感受性が死んでしまっているのでしょうね。
どうも、心が道半ばで死んだ男です。
まあ、私の心云々は置いといて、今日は以前から楽しみにしていた「コシード・マラガト」というスペイン料理を食べに行ってきました。
このコシード・マラガトは、スペイン北西部、レオン近辺の伝統料理で肉と野菜、ひよこ豆の煮込み料理。日本を出る前からスペイン巡礼の際は絶対に食べようと楽しみにしていたものです。
どうでもいいがこの日の歩行距離は過去最短の15.6km。
あまりにも短い、歩いた気がしない。
相変わらず肩の痛みは酷いものだが、最近連日20kmくらいしか歩いていないので運動不足気味。
軍隊の訓練並にハードなことしても運動不足とはこれいかに?
移動距離
オスピタル・デ・オルビゴ→アストルガ:15.6km
総移動距離:1,262.8km
巡礼宿情報
宿情報 | |
名前 | Albergue de peregrinos de Astorga |
住所 | Plaza San Francisco, 3, 24700 Astorga, León, スペイン |
料金 | 7ユーロ |
設備 | WiFi、自炊可能なキッチン |
47日目、真面目に歩く日
巡礼47日目。
まだ日も登らぬアストルガの街を眺め朝食を
今日は朝から赤ワインとトルティージャを頂きます。
どうでしょう?
フォークでオシャレに切り分けられたトルティージャ。私は盛り付けにもこだわる巡礼者なのである。
トルティージャはともかく、ワインもセット。何故こんな阿呆な事をしているのか?
それは言うまでもなく私が阿呆だからである。
というのもあるけど、前日コシード・マラガトをたくさん食べてお腹いっぱいになったので、晩御飯のトルティージャとワインを残してしまったのです。
フードロスに真摯に向き合う自分としては廃棄するという選択肢は無い。また、最近あまりにも肩が痛すぎて荷物を増やすという選択肢も無い。
そもそも美味しくて高品質、かつ安価なワインを人々に届けてくれている生産者に対する礼儀として、朝だろうが夜だろうが時間など関係なく最後の一滴まで飲み干すのが礼儀ではないだろうか?
別に働いている訳ではないので別に朝から酒を飲んでいても問題ないのだ。
それはそうと、歩く前に飲むのはさすがにちょっと異常。
でもちょうどいい痛み止めになっていいのではないかな?
もはや痛み止め無しでは歩くのもキツクなってきた今日この頃。
コップ2杯ほど飲み干して出発。
「信仰は健康の泉」
…ほう?
巡礼宿の張り紙など、レオンあたりから日本語の表記が多くなってきた。
今日も今日とていつも通り平坦な道。
途中お酒を買えるような場所も無いので真面目に歩いて12時頃には歩き終わる。
巡礼宿でくつろいでいたところ2日前に邂逅したスーパーマーケットじじいがやって来て、宿のスタッフにスーパーマーケットの場所を訪ねて帰っていった。
自分の泊っている宿で聞けばいいのに何故別の宿に聞きに来るのか?
怖い。
移動距離
アストルガ→ラバナル・デル・カミーノ:19.8km
総移動距離:1,282.6km
巡礼宿情報
宿情報 | |
名前 | Albergue Nuestra Señora del Pilar |
住所 | Plaza Jerónimo Morán Alonso, LE-142, s/n, 24722 Rabanal del Camino, León, スペイン |
料金 | 10ユーロ |
設備 | WiFi |