こんばんは。
久しぶりにズボンを洗濯しました。わらびです。
今回は、ガントクからダージリンまでの乗り合いジープでの行き方について紹介します。
ジープに乗るだけなんて別に簡単なことに思えるかもしれませんが、これが地元のルールを知らない外国人観光客ともなると一気に難易度が跳ね上がります。
実際私の場合は寒空のもと7時間も待つことになりました。
私のように悲惨な目に合わないため、ぜひ参考にしてみてください。
- デリー
- アーグラ
- ジャイプル
- ダージリン・シッキム
- ハイデラバード
- ハンピ
- バダミ
- オーランガーバード
- ムンバイ
- アーメダバード
- パリタナ
- ウダイプル
- ジョードプル
- ジャイサルメール
- アムリトサル
- コルカタ
- ブッダガヤ
この記事の情報は2022年12月時点でのものになります。
もくじ
ガントクからダージリンへの行き方
ガントクからダージリンに行くには乗り合いジープかタクシーになります。
タクシーのチャーターは一台当たり7000円ほどするので、基本的には乗り合いジープを使うことになると思います。
ただし、乗り合いジープは利用者に対し本数がかなり少なく予約もできません。チケットのシステムも外国人にはわかりにくく不親切で本当に難易度が高いです。
少し時間とお金がかかるが、一度シリグリまで戻り、そこからダージリンを目指す方法もあります。ガントクから直接ダージリンに行くよりもこちらのほうが確実。
それでもガントクからダージリンへ直接乗り合いジープで行きたい方は以下の方法を参考にしてみてください。
スタンドの場所
ダージリン行きのジープスタンドは、中心地から2kmくらい坂を下った場所にある「デオラリ(Deorali)」という場所にあります。
分かりにくい場所にあり急な坂を下るので、大きな荷物がある場合はタクシーを推奨します。
ここからは、シルグリ行きのバスも運行されています。
チケットの買い方
ジープスタンドに着いたら、まず一番最初にすることはチケットを購入すること。
ガントクの乗り合いジープは直接ジープのもとへ行くのではなく、まずはチケットを購入してからという方式をとっています。
それと、一般的な乗り合いジープでは定員が集まり次第出発しますが、ここでは時間になり次第出発します。
スタンド前にあるチケットカウンターは3つ窓口がありますが、乗り合いジープのものは左の2か所。一番右はタクシーのものになります。
朝9時にスタンドに行きましたが、次発は12時半。次発のチケットを購入したいと言うも、まだ売れないと断られました。
ガントクからダージリンへと向かうジープは2、3時間に一本と非常に少なく人気も高いので販売が開始されると瞬く間に売り切れてしまいます。
販売するタイミングは完全にカウンターの人次第なので、チケットカウンターの前に張り付いて待機するのがおススメです。
この時は11時ごろに販売が開始されました。
ダージリンまでの値段は400ルピー。面倒な値段交渉やぼったくりの心配が無いのがチケット方式の利点でしょうか?
チケット購入後にすること
さあ、何とかチケットを買えたのであとはジープを待つだけ…
と、いいたいところですが実はこのチケットではまだジープに乗ることは出来ません。
購入したチケットを見てみると「Veh. No(車両番号)」というところが空欄です。
ガントクでは、目的地へ向かうジープがスタンドに到着したら連絡が入り、乗る車両が確定するので、再びチケットカウンターに行って車両番号を書いてもらわなければならないんです。
その時呼ばれる番号が「Seat No」のところに書かれている⑨という数字。
車両が確定するとカウンターの人がこの番号と行き先をアナウンスするので、この時カウンターに行って車両番号をチケットに書いてもらいます。
このチケットの場合は「ダージリン、ウェイティング9‼」みたいな感じで呼んでいました。
結局チケット購入後もカウンターのすぐ近くでずっと待っている必要があります。
何なんでしょう、この初見殺しのようなシステムは?
ダージリン行きのジープは2階から出発
そして更に、チケットの買い方のみならずこれまたややこしいのが、ダージリン行きのジープはスタンドの2階から出発しているということ。
スタンドはこのような感じで1階に多くのジープが停まっていて、何台ものジープが出入りするのですが、まさかのダージリン行きは2階から。
ほどんどのジープは1階から発着していますが、何故かダージリンを含めわずかな便は2階から出発します。
入り口の看板にも下を指す矢印がちゃんと書かれているというのに…
ジープが見つからず探し回っていましたが、誰に聞いてもダージリンのジープが2階から出ているとは教えてくれませんでした。
おかげで一本乗り過ごしまた次発まで待つことになりました。
本当にガントクのジープスタンドのルールは難解なものばかり。
今度こそジープに乗り込むだけ…
とうとう、車両番号も書いてもらい2階でジープも発見!
ここまで5時間待ちました。あとは乗り込むだけ…
なんですが、またもトラブル。
なんと乗り込むはずだったジープが急遽行き先変更、そしてこの日のダージリン行きのジープはこれでお終いだそう。
5時間以上待ってこの顛末。ここに来るまで信じられないくらいの不運の連続で本当に何もかもどうでもよくなってしまいました。
腸閉塞も患っているのであわよくば死ねるかなと思いスタンドで野宿するつもりでした。
けど全く具合は悪くないんです。
5時間以上荷物を持ったままスタンド近辺をうろうろして結構な脱水状態のはずなんですが…
冗談抜きで普通の人間なら確実に倒れているであろう状況、うまく死ねないものです。
最終的に代わりのジープが出発することになりましたが、スタンドを出たのは16時。7時間も待っていました。
とうとうダージリンへ…
午後4時とうとうガントクを出発です。
途中検問所に差し掛かるも相も変わらず当然のようにスルーするドライバー。
不法入国に続き不法出国も果たす。どちらの履歴も残っていないから逆に問題のないパターン。
せっかく申請したシッキム州の入境許可書は一度も使われることなくカバンの奥にしまわれたまま。
インドでありながらインドとは別の国のような雰囲気のあるシッキム州。
書類はしっかり申請しなければならないけど、その後の処理はビックリするほど雑なのでやはりここはインドだと再認識します。
何度か休憩を挟みダージリンには9時半に到着。
あれおかしいな?
シルグリからガントクまでは渋滞込みで4時間半、それより短いダージリンまでの道のりはすいすい飛ばして5時間半。
分からん…
シッキムって空間の歪む魔境なのかな?
ダージリンではトイトレインの出発する駅前につきます。
朝から12時間以上、そういえばまだホテル予約してないし、もう疲れた…多分?
(もう一歩も動けないよう…)
そんな弱気な心とは裏腹に、踏み出した一歩の力強さたるや。
メンタルはボロボロだけど体は正直。全然余裕でした。
この時ばかりは自分のタフさに普通に引きました。
ひと先ずホテルを探すべくしっかりとした足取りでダージリンの坂道を登っていくのでした。
まとめ
ガントクからダージリンまで乗り合いジープで一応行けるには行けますが、チケットのシステムや出発場所、事前に何も知らずに行くとかなり難しいです。
場合によってはシルグリに戻りそれからダージリンに向かうという方法も念頭に入れておくと良いかもしれませんね。
とりあえず、普通の人は腸閉塞になってしまったら移動なんかせず安静にしているのが一番です。