スペイン巡礼の巡礼証明書を発行する方法【事務所の場所、料金、おすすめの時間帯】

こんにちわ、わらびです。

フランスのル・ピュイ・アン・ヴレから57日間かけ歩き到着したサンティアゴ・デ・コンポステーラ。

巡礼はフィステーラまでまだちょっとだけ続きますが、ここで一区切り。

この記事では、巡礼を終えた証「巡礼証明書」の発行方法について説明します。

巡礼証明書の発行方法

巡礼の終着点となるサンティアゴ・デ・コンポステーラ。

この街に着いた巡礼者がまずやらなければならないことが、巡礼を終えたことの証である「巡礼証明書」の発行。

この証明書を発行する目的で歩いたわけではありませんけど、せっかく何百キロも歩いてきたので記念に貰っておきたいところ。

まさかここまで来て発行しないなんて人はいませんよね?

発行条件

巡礼証明書が発行される条件は以下の通り

  • 徒歩・100km以上
  • 自転車・200km以上

歩いた距離は、クレデンシャルに押されたスタンプによって判断されます。

フランス人の道では「サリア」という街から歩くのが最短ルート。

他にもロバや車いす、小舟の場合も100km以上の移動で発行可能。

巡礼事務所の行き方

巡礼事務所は大聖堂から歩いて数分のところにあり、ここでは大聖堂前のオブラドイロ広場からの行き方を説明します。

まずは広場から坂を下り、階段の先の十字路に出たら右に曲がります。

あとは真っすぐ100mほど進むと、左側の建物に「33」と書かれた入り口があるのでそこが巡礼事務所になります。

7、8月のハイシーズンであれば、バックパックにホタテ貝をぶら下げた巡礼者が何人も向かっているので簡単に分かります。

おすすめの時間帯

ハイシーズンの7,8月には毎日1000人以上の巡礼者たちが到着するので、事務所も大混雑。場合によっては自分の番が来るまでかなりの待ち時間になります。

いずれも昼過ぎ以降に到着する巡礼者が多いので、あまり待ちたくないのであれば午前中に到着するようにしましょう。

自分の場合は、7月末の11時頃に行き待ち時間は10分ほどでした。

サンティアゴデコンポステーラに到着したらまず事務所に行き証明書を発行、それから大聖堂に行くというのが一番時間がかかりません。

発行の手順

巡礼事務所に入るとすぐに機械端末があるので言語を選んで氏名や年齢など必要事項を入力。

ここで以下の項目で注意点があります。

  • 歩いたルート
  • 出発した街
  • 巡礼を開始した日

選択できるのはフランス人の道や北の道、銀の道といったスペイン側にある巡礼路のみ。

フランス側の巡礼路は選択肢にありません。

自分の場合、フランスのル・ピュイ・アン・ヴレから巡礼を開始しましたが、選択肢には無かったのでサンジャンピエドポー発のフランス人の道となりました。

巡礼開始日もフランス人の道を歩き始めた日付になります。

全項目を入力したら番号札を発行し、モニターに自分の番号が表示されるのを待ちます。

あとは、自分の番号が表示されたら指定された番号のデスクのに行き、巡礼手帳を渡して証明書を発行してもらうだけ。

発行手数料は3ユーロ。

巡礼証明書はスペイン語とラテン語で書かれた2枚が発行されます。

証明書のサイズはA4用紙より少し大きくてクリアファイルには収まりきりません。

カバンの中で折れ曲がったりするのが嫌な場合、売店で巡礼証明書を入れる専用の筒も売っているのでそちらをお買い求めください

かなり頑丈なので雑に扱っても大丈夫そうです。

料金
  • 巡礼証明書:3ユーロ
  • 証明書用の筒:2ユーロ

フィステーラ・ムシアの道の巡礼手帳

多くの巡礼者はサンティアゴで巡礼を終えますが、中にはその先のフィステーラまで向かう人もいるかと思います。

フィステーラ・ムシアの道では新たに別の巡礼手帳が必要になり、巡礼事務所と同じ建物内にあるインフォメーションオフィスで無料で発行してもらうことが可能です。

インフォメーションオフィスの場所は、巡礼証明書を発行してもらったカウンターから中庭を挟んだ向こう側にあります。

サンティアゴからムシアを経由しフィステーラまでは4日ほど。

長い長い巡礼の道のりもあと4日で本当に終わり。気張らずに、ビールでも飲みながら歩くとしましょう。

まとめ

  • 巡礼事務所はオブラドイロ広場から歩いてすぐ
  • 7,8月のハイシーズンは混むので午前中に行くのがおすすめ
  • 発行手数料3ユーロ
  • フィステーラ・ムシアの道の巡礼手帳が無料で貰える

現在ではオフラインによる申請も可能になっているので、ネットに強い方はそちらも活用してみてください。

巡礼証明書オンライン申請ページ

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