こんにちわ、わらびです。
約4週間に渡って歩き続けてきたル・ピュイの道はサン・ジャン・ピエ・ド・ポーで終了。
そしてこの街から新たにフランス人の道が始まります。
今回はサン・ジャン・ピエ・ド・ポーの街を軽く観光した時の話。
巡礼の中継地サン・ジャン・ピエ・ド・ポー
フランスとスペインの国境近く、フランス側にある街「サン・ジャン・ピエ・ド・ポー|Saint-Jean-Pied-de-Port」。
12世紀の終わりに作られた要塞から始まり、交通の要所、聖地巡礼の宿場町として栄えた歴史があり、フランスにある最後の巡礼宿ということもあり、巡礼者にとっては象徴的な場所。
ル・ピュイ・アン・ヴレから始まったル・ピュイの道はここで終了し、聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラまで至るフランス人の道はここから始まり、ピレネー山脈を越えてスペインに入ります。
観光の見どころ
ナバラの伝統的な街並み
久しぶりに観光地らしい街にやって来たので観光へと出かけます。
白壁と赤い窓枠というのがナバラ州の伝統的な家屋で、メインストリートには石畳と伝統家屋が続く美しい街並みが続きます。
ここで出会った日本人の巡礼者がこのことを丁寧に教えてくれました。なんでも巡礼自体は3度目なんだそう。
巡礼の大先輩に出会ったので、ここで心配事について軽く質問。
明日から始まるフランス人の道難所のピレネー山脈。25kgの荷物を背負って山脈を越えるなんてさすがに心配だったので、大丈夫か聞いてみたら、
ル・ピュイの道を歩いて来た人であればそこまでキツイものではない。ただし、大荷物抱えて歩く人なんて見たことがない。
だそうです。
前代未聞ではないが、あまり前例のないことにチャレンジする。
一体どうなることやら?
スペイン巡礼「フランス人の道」の出発点として有名な街ですが、ナバラ州各地への観光起点にもなっているので一般の観光客も多い。
むしろ一般の観光客の方が多いかも。
フランスには数多くの有名な観光地がありますが、巡礼をしなければ訪れることが無かった場所。
ハイキングや巡礼の起点でもあるのでアウトドア用品店も充実している。
靴もだいぶすり減っているので、ここで新調していこうかなとも思いましたが…、うーん、高いなあ。
せっかく買った27000円の靴を1月せずに買い替えるというのも勿体ないので続投決定。
これからは擦り減っている部分をなるべく使わずに歩いて行くことにします。25kgのバックパックを担いでね。
登山用スティックもたくさん。
フランス人の道はそこまで険しいものではないので必要性は低く、むしろここからはル・ピュイの道ではネタ装備として扱われてきた木の杖が良く使われるようになるみたいです。
ノートルダム門
メインストリートにあるシンボリックな時計塔、「ノートルダム門」。
街には入場料のかかるようなスポットが無く、歩きながら見て歩くだけで楽しい。金を掛けずに観光できる、ヨーロッパの旧市街の醍醐味ですね。
門を潜り抜けると川。
前日に大雨が降っていたこともあって茶色く濁っている。山の近くということもあるので、本来であれば綺麗な清流なのでしょう。
別の場所から見たノートルダム門。
展望台
街を一通り観光した後、宿への道を歩ていたところ、前日のオスタバの巡礼宿で絡んできたペルー人女性が前から歩いてくるではないか。
ここで遭遇したら飲みに連れていかれてしまう。
今日はすでにお酒とおつまみを買っていてこれから帰って晩酌しようとしていたというのに、ここで自分の楽しみを邪魔される訳にはいきません。
ということがあり、単純に関わりたくはなかったのですぐさま脇道に逸れる。とりあえず、何があるか分からないけど小さい道を登って逃げます。
逃亡中。
ペルー人女性の何が悪いという訳ではない。ただ単に気が合わないだけなのです。
ペルー人女性から逃れる過程でたどり着いた街の展望台。思いがけず綺麗な景色を見ることができました。
感謝。
今日泊まる巡礼宿もよく見える。
展望台にある立派な城壁。
12世紀に作られ、ここからサン・ジャン・ピエ・ド・ポールの街が広がっていきました。ここも入場料がかからないナイスなスポット。
おわり
宿に戻った後は晩酌。
最近よく食べるカマンベールチーズとビールから開始。
スペインに入ったらそこまで安くは無いのでチーズとはここでお別れ。スペイン側でのおつまみは生ハムがメインになるのかな?
飲みながらもう既に次の酒のことを考えている、頭の中は酒のことしかない。
さあ次、白ワインとカマンベールチーズ、今度はブラックペッパーをまぶして。
さすがに明日はピレネー山脈を越えるということもあって、ビール2本とワイン1本だけに控えておきます。
全然控えてないけど。
最後にミルクをベシャベシャにこぼしながら飲むネコ。
いよいよ翌日からフランス人の道が始まります。