こんにちは。
デリー、アーグラ、ジャイプールの3カ所を周り、お次の目的地は紅茶で有名なダージリン!
…と、その前に「シッキム」という地名をご存じだろうか?
もともとは紅茶を買いにダージリンだけに行く予定でしたが、ダージリンから意外と近いし簡単に行けそう。
何より最近まで外国人の立ち入りが制限されていた地域だけあって情報もあまりなく面白そう!
てなわけで、急遽シッキムの州都ガントクにも行く運びとなりました。
もともと深く考えていないので思い付きでパッと行動できる、そんなフットワークの軽い旅行スタイルです。
- デリー
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- ハイデラバード
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- オーランガーバード
- ムンバイ
- アーメダバード
- パリタナ
- ウダイプル
- ジョードプル
- ジャイサルメール
- アムリトサル
- コルカタ
- ブッダガヤ
この記事の情報は2022年12月時点でのものになります。
未知の地域シッキム州
インド北東部に位置する「シッキム州」、かつてここには300年ほど続いたチベット系の独立王朝がありましたが、1975年に行われた住民投票でインドに併合され22番目の州として再スタートを切ることに。
チベットとブータン、ネパールといった周辺の仏教国の影響を強く受けているため、インドでありながらインドらしからぬ空気感漂う不思議な地域。
最近まで外国人の立ち入りが制限されていた地域で、昔々のバックパッカー達も訪れることは出来なかったため旅行情報もあまりありません。
街を歩く人々の顔立ちは東アジア人とそっくりで、何なら「あら、もしかして日本人!?」という人もしょっちゅう見かけます。
食文化もネパールやチベット様式がほとんどで優しい味付けのものが多くインドの過激なスパイスで火照った体を休めるにはちょうどいいかと。
入域許可証の取りかた
外国人がシッキム州に行く場合は「入域許可証(パーミッション)」が必要になります。
入域許可証と聞くとビザのように面倒な手続きを想像するかもしれませんが、複雑な手続きはなく簡単に取得できます。
私は、「一番簡単で時間がかからない」とガイドブックに書いてあったのでシリグリの「SNTバスターミナル」で取得しました。
バスターミナルに入るとすぐ左側にチケット売り場があり、同じ建物内にある観光局内で発行できます。
入域許可証の発行に必要なものは以下の4つになります。
- パスポート
- パスポートの顔写真のページのコピー
- 証明写真
- インドビザのコピー
約15分ほどで発行でき、料金はかかりません。営業時間は10:00~16:00です。
バグドグラ空港のロビーでも取得可能ですが、窓口がひとつだけなので人が多い場合は時間がかかります。
ダージリン経由でシッキム州へ行く場合は州境での取得も可能。
私はデリーからシリグリへ向かい、その日のうちに入境許可証を取得しガントクまで向かう予定でした。
でも飛行機が2時間遅延し、途中何故かコルカタ空港へ着陸するというトラブルがあり4時間も遅れその日のうちに行くことは叶わず。
この日は朝からトラブル続き、飛行機の出発ターミナルの変更や白タクの悪いインド人たちとブチ切れバトル。シッキム州でもそれは続いて、最終的には並の人間であれば死んでもおかしくないレベルの事態になります。
乞うご期待。
シッキム州への行き方
シッキム州へのアクセスはシリグリが起点になり、ここではガントク行の例を紹介します。
シリグリからガントクへはバスか乗り合いジープで行きます。
バスは入境許可証を発行したSNTバスターミナルから1時間に1本ほどで200ルピー前後、所要時間は6時間と少し長め。
ジープは駅前やテンジン・ノルゲイバスターミナル~SNTバスターミナル間の通りで多く待機しています。人数が集まり次第出発しますが、ガントク行であれば頻発しているのでそこまで待つことはありません。
時間は4,5時間で途中に一度休憩あり。料金は400~500ルピーになります。
バスもジープもガントクでは同じスタンドに到着します。
スタンドから市内の中心である「MGマーグ」までは急な上り坂になるので、重い荷物がある場合、体力に自信がある人でなければタクシーを使うことをお勧めします。
シッキム入境時の注意点
シッキム州に入境する際の注意点としては、事前に自分が外国人であることを運転手に伝えましょう。
これは実体験ですが、乗っていたジープのドライバーが、私のことを現地人と思い込んでいたようで州境の検問所をスルーしてしまいました。
インド人からするとネパール系と東アジアの人の顔は区別つかないそうです。
通り過ぎてから気づいてドライバーに教えるも「ホテルで何とかして」と無責任な一言。ちなみにホテルでは入域許可証はどうしようもできません。
という訳で、なんとシッキム州に不法入国?入州?してしまいました。
後日、ガントクの観光局にこの事を話しに行ったら、「入域許可証の有効期間内であれば特に問題ない」とのことでした。
「ホントにー?」とも思いましたが、実際どうしようもないし長く滞在しないので深く考えないことにしました。
シッキムから出境の際も、ドライバーが夜遅いし急いでいるという理由から華麗に検問所をスルー。
せっかく取得した入域許可証でしたが、使われることなくカバンの奥底でクシャクシャになって眠っています。
シッキム州はインドとは違った雰囲気が漂う地域ですが、こういう適当なところを見るとやはりここがインドなんだと実感させられます。
おわり
今回は特にガントク観光については書きませんでした。次の記事からガントク観光についてになります。
といってもそこまで見どころのある場所ではないのであまり書くことはないのですが。
以上!